筆者は元アパレル販売員で、いまはブランド古着の買取業を営んでいます。統計の数字は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」で確認したものです。年齢・勤続年数以外の条件はそろえていない平均どうしの比較です。
短時間労働者の1時間あたり賃金は男1,769円・女1,418円。男女で351円ひらいています。
アパレルのバイトは女性が多い職場ですが、統計上は男性のほうが時給が高く出ます。ただしこれは職種も業種もそろえていない全体の平均です。実際にいくらもらえるかは、何をする契約かで決まります。
時給の数字を見る短時間労働者の時給は、平均1,518円
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」短時間労働者の1時間当たり賃金。2025年6月分(賞与等は2024年1月〜12月)を2025年7月に調査したもの。
アパレルのバイトで、時給が決まるもの
求人票の時給を比べても、あまり意味がありません。同じ店でも、契約の中身で変わるからです。
- 都道府県の最低賃金
下限はここで決まります。同じブランドでも、東京と地方では出発点が違います。
- 職種名(契約書に何と書かれるか)
販売なのか、バックヤードなのか、レジ専任なのか。契約書の職種名で下限が変わることがあります。
- 土日・遅番に入れるか
ここが実質的にいちばん動きます。入れる時間帯で数十円〜数百円変わります。
- 社販の扱い
時給には出てきませんが、自腹購入が前提の店だと実質の手取りが下がります。
販売員だったころ、同じ店のスタッフでも時給はバラバラでした。差がついていたのは、経験年数よりも土日に入れるかどうか。時給の話をするときは、募集要項の数字より「自分がどの枠に入るか」を見たほうが早いです。
社販は、時給から引いて考える
月2万円の社販がある場合、月80時間働くなら1時間あたり250円ぶんの目減りです。時給1,300円の店が実質1,050円になります。応募前に必ず確かめてください。
社販は制度として存在するだけの店と、買うことが前提になっている店があります。求人票には書かれないので、面接で聞いてください。
バイトから先に進むなら
時給を上げるより、雇われ方を変えるほうが金額は動きます。
| 働き方 | 誰に雇われるか | 金額の動き方 |
|---|---|---|
| アルバイト | その店の会社 | 時給。土日と時間帯で決まる |
| 派遣 | 派遣会社 | 時給。契約書の職種名で下限が変わる |
| 契約社員 | その店の会社 | 月給。ただし伸びにくい |
| 正社員 | その店の会社 | 月給。20年で月11万2,200円伸びる |
同じ統計では、正社員・正職員以外は30代前半から50代前半までの20年で月6,400円しか増えません。正社員は同じ20年で11万2,200円増えます。時給を50円上げる交渉より、こちらの差のほうが大きいという話です。
いま登録できるサービス
ここまでの内容を踏まえて、実際に求人を見られるサービスを挙げます。どれも登録と相談は無料です。最新の条件は各社の公式ページでご確認ください。
アパレル派遣なび
アパレル・ファッションの販売職に特化した人材派遣・職業紹介。運営は株式会社シーエーセールススタッフ(2003年4月設立/労働者派遣 派13-040737・有料職業紹介 13-ユ-040624)。案件提供元の説明では関東・中部・関西・九州が対象エリア(2026-09-02確認)。
アパレル派遣なびで求人を見る登録・相談は無料/最新の条件は公式ページでご確認ください