※筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、現在はファッションバイヤーとして商品の表示や規格を日常的に確認しています。この記事に出てくる製品名・容量・価格・区分・使用方法は、すべて雪肌精の公式オンラインショップ(sekkisei.jp)の各商品ページを実際に開いて確認したものです。引用はすべて公式の原文のままです。価格は公式通販の税込価格で、調査時点のものです。
雪肌精に「メンズ用のオールインワン」は存在しません。公式の商品分類22個のどこにも、その言葉がないからです。ただし乳液・クリームの中に2品だけ、公式の使用方法が「洗顔後の清潔な肌に」から始まり、「これ1品で毎日の保湿ケアが完了」と書かれた製品があります。
その2品を先に見るこんな状態なら、この記事がそのまま答えになります
- 家族が使っている雪肌精を見て、自分も1本で済ませられないかと思った
- 「雪肌精 メンズ」で探したが、男性向けのページが出てこない
- 公式サイトを開いたものの、商品が多すぎてどれがオールインワンか分からない
- 化粧水と乳液を2本そろえる気はなく、1本で終わらせたい
→ 探しても出てこないのは、あなたの探し方ではなくブランドがその言葉を使っていないからです。
結論:「オールインワン」という名前の雪肌精は無い
最初に、いちばん時間を取られているところを片づけます。雪肌精の公式サイトをどれだけ探しても「オールインワン」という商品は見つかりません。売り切れているのでも、男性向けだけ別サイトにあるのでもなく、ブランドがその言葉を商品の分類に使っていないからです。
ただし、ここで話を終わらせると「じゃあ雪肌精は無理か」と誤解されます。実際には、公式の使用方法を1行目まで読むと、化粧水を前提にしていない製品が2つだけあります。読者が「オールインワン」と呼んでいるものは、この2品のことです。
雪肌精の棚にその名札はありません。代わりに見るのは公式の「使用方法」の1行目です。そこが「洗顔後の清潔な肌に」で始まる乳液・クリームが、実質1本で終わる製品です。
公式の分類22個を数えた。「オールインワン」は0個だった
思い込みで書かないために、公式オンラインショップの絞り込み項目をすべて書き出して数えました。スキンケアのカテゴリーが11個、効果で絞り込むタグが11個、合わせて22個です。
| スキンケアのカテゴリー(11個) | 効果で絞り込むタグ(11個) |
|---|---|
| 限定品 | 美白ケア |
| クレンジング | 保湿ケア |
| 洗顔 | 透明感・くすみケア |
| 化粧水 | エイジングケア |
| 乳液 | 低刺激・敏感肌ケア |
| クリーム・ジェル | 角質ケア |
| 美容液・オイル | 毛穴ケア |
| フェイスマスク | スペシャルケア |
| 日やけ止め | UVケア |
| 美容食品 | ツヤ |
| トライアル | カバー |
| 「オールインワン」なし | 「メンズ」なし |
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22個のどこにも「オールインワン」はありません。「メンズ」「MEN」という区分も同じく0個です。ニベアメンやウーノのように肌タイプや悩みで絞り込む作りにはなっておらず、雪肌精は役割(洗う・ととのえる・うるおす)で商品を分けているブランドだと分かります。

公式サイト779ページに「メンズ」は1枚も無かった
分類だけでなく、サイト全体でも確認しました。公式のサイトマップ(Sitemap_index.xml)を7本すべて取得して、載っているURLを数えた結果です。
出どころ:雪肌精公式オンラインショップ sekkisei.jp のサイトマップと商品分類(調査時点に筆者が実際に取得して集計)
シリーズは6つあります。雪肌精 BLUE/Prédia BLUE/雪肌精/雪肌精 みやび/雪肌精 クリアウェルネス/雪肌精 シュープレムです。この6つのどれも男性向けではありません。
なぜ「雪肌精 メンズ オールインワン」で探されるのか
理由は言葉のすれ違いです。読者が言う「オールインワン」は「1本で終わること」を指しています。一方メーカーにとっての「オールインワン」は商品カテゴリーの名前です。雪肌精はそのカテゴリー名を使っていないだけで、1本で終わる製品そのものは持っています。
だから探す場所を、商品名から使用方法の1行目に変えます。ここが、この記事でいちばん役に立つところです。
見分け方は「使用方法の1行目」。該当するのは2品だけ
雪肌精クリアウェルネスとシュープレムの全55品を1ページずつ開いて、公式の「使用方法」の1行目を書き出しました。保湿を担当する「乳液」「クリーム・ジェル」に分類されるのは19品です。その19品の書き出しを並べると、答えがはっきり出ます。
先に化粧水が要る
10品- 1行目が「化粧水で肌を整えたあとにお使いください。」
- リファイニング ミルク、スムージング ミルク、オーバーナイト クリームなど
- 化粧水を買わないと成立しないので、必ず2本になる
化粧水が要らない
2品- 1行目が「洗顔後の清潔な肌にお使いください。」
- 商品特徴に「これ1品で毎日の保湿ケアが完了します。」
- モイストリペア ミルクとモイストリペア クリームの2つだけ

残りの7品も触れておきます。ティント クリームは1行目が「スキンケアの最後にお使いください。」で、色を付けるための製品なので、保湿の本命ではありません。シュープレムの乳液・クリーム5品は、1行目が「1.あご先→耳の下」のように塗る順路の説明から始まる手順形式で、化粧水の要不要が1行目には書かれていません。
どちらも区分は医薬部外品で、有効成分はグリチルリチン酸ジカリウムです。違いは形(乳液かクリームか)と容量・価格だけで、使い方の前提は同じです。
モイストリペアの2品を、公式の表示で並べる
選ぶのはこの2つです。公式ページに書かれている内容をそのまま表にしました。
| 項目 | モイストリペア ミルク | モイストリペア クリーム |
|---|---|---|
| 公式のカテゴリー | 乳液 | クリーム・ジェル |
| 区分 | 医薬部外品 | 医薬部外品 |
| 容量 | 100mL | 40g |
| 公式通販の税込価格 | 2,970 | 3,520 |
| 有効成分 | グリチルリチン酸ジカリウム | グリチルリチン酸ジカリウム |
| 使用方法の1行目 | 洗顔後の清潔な肌に | 洗顔後の清潔な肌に |
| 1回に使う量 | ポンプを2回押した量 | パール粒くらいの量 |
| ボディへの使用 | 公式が可と明記 | 公式が可と明記 |
| 使用目安(日数) | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
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公式の商品特徴の書き方も、ほとんど同じ意味です。ミルクは「やわらかい肌あたりで、使い心地もしっとりやさしく、これ1品で毎日の保湿ケアが完了します」。クリームは「なめらかにのび広がるやさしい使い心地と濃密でリッチなうるおい感により、毎日の保湿ケアがこれ一品で完了します」。
つまりどちらを選んでも「1本で終わる」という前提は変わりません。違うのは質感の濃さだけです。
評価の根拠:公式の商品特徴・使用方法・容量・価格の表示のみ(使用感の個人的な感想は含みません)
顔だけでなく体にも使うなら、ミルクのほうが減りが早い
どちらも公式が「ボディにも心地よくお使いいただけます」と書いています。ただし容量は100mLと40gで、体に使えばその分早く無くなります。顔だけに使うならクリーム、体にも使うならミルク、という分け方が無難です。
公式通販の税込価格と、調査時点の楽天の実売が同じ2,970円でした。価格が崩れていない商品なので、どこで買っても大きくは変わりません。
医薬部外品だから書けていること。ひげそりのあととの関係
この2品が医薬部外品であることには、男性にとって実用的な意味があります。有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムは、甘草という植物由来の、肌あれを防ぐ目的で使われる成分です。医薬部外品は、この有効成分の働きを表示してよい区分です。
一方、同じクリアウェルネスでもピュア コンクやリファイニング ミルクは「化粧品」の区分で、有効成分の表示はありません。同じシリーズの中に2つの区分が混在しているので、パッケージの[医薬部外品]の表記で見分けてください。
| 区分 | クリアウェルネスの該当例 | 有効成分の表示 |
|---|---|---|
| 医薬部外品 | モイストリペア ミルク/モイストリペア クリーム | グリチルリチン酸ジカリウム |
| 医薬部外品 | マイルドピールケア セラム(美容液) | 公式に表示あり |
| 化粧品 | ピュア コンク/ナチュラル ドリップ(化粧水) | なし |
| 化粧品 | リファイニング ミルク/スムージング ミルク(乳液) | なし |
| 化粧品 | オーバーナイト クリーム/ホイップ シールド クリーム | なし |
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塗る順番は、公式の指示どおりで足りる
- 洗顔する
公式の使用方法が「洗顔後の清潔な肌に」から始まります。ここが出発点です。
- ひげを剃るなら、剃ってから塗る
剃ったあとの肌に塗る順番になります。公式はひげそり後の使用について特記していないので、ヒリつくときは量を控えめにして様子を見てください。
- ミルクはポンプ2回、クリームはパール粒1つ
量は公式が指定しています。多く塗っても効果が上がる書き方はされていません。
- 気になるところは重ねる
乾きやすい口まわりや頬だけ、少量を足します。1本でも部位で差をつけられます。
1本にすると、いくら安くなるのか
「1本で終わる」の価値は、手間だけでなく金額にも出ます。ここで気をつけたいのは、公式が使用目安の日数を書いている製品と、書いていない製品があることです。書いていないものは計算できないので、推測せずそのまま書きます。
| 製品 | 役割 | 容量と公式の使用目安 | 税込価格 |
|---|---|---|---|
| ピュア コンク SS | 化粧水 | 125mL・約1か月分 | 2,420 |
| ナチュラル ドリップ | 化粧水 | 125mL・約1か月分 | 2,530 |
| スムージング ミルク | 乳液 | 90mL・約1か月分 | 2,750 |
| リファイニング ミルク SS | 乳液 | 140mL・約1.5〜2か月分 | 3,960 |
| モイストリペア ミルク | これ1品で完了 | 100mL・記載なし | 2,970 |
| モイストリペア クリーム | これ1品で完了 | 40g・記載なし | 3,520 |
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2本そろえる場合の最小構成は、公式が「約1か月分」と書いている組み合わせで出せます。ピュア コンク SS 125mL(2,420円)+ スムージング ミルク 90mL(2,750円)= 5,170円。これが1か月分です。
対してモイストリペア ミルクは2,970円。価格だけなら2,200円の差になります。ただし公式が使用目安を書いていないため、これが何日もつかは分かりません。「1か月あたり」で比べられないことは、正直に書いておきます。
つめかえ用(レフィル)がある製品を見る
クリアウェルネスには、本体より安いつめかえ用が用意されている製品があります。公式通販の税込価格で、ピュア コンク SS 170mLレフィルが2,970円(本体200mL 3,740円)、ナチュラル ドリップ 170mLレフィルが3,080円(本体200mL 3,960円)、リファイニング ミルク SS 120mLレフィルが3,190円、スムージング ミルク 120mLレフィルが3,300円、ホイップ シールド クリーム 40gレフィルが4,180円(本体4,400円)です。長く使うと決めたらレフィルのある製品を選ぶと費用が下がります。ただしモイストリペアの2品には、調査時点でつめかえ用の設定がありませんでした。
「1本」と言っても、洗顔は別に要る
ここは誤解が起きやすいところです。モイストリペアの使用方法は「洗顔後の清潔な肌にお使いください。」です。つまり洗顔そのものは別に必要で、1本で終わるのは「洗ったあとの保湿」の部分です。正直に言えば、最低でも洗顔1本+モイストリペア1本の計2本になります。
それでも、化粧水・乳液・クリームを別々にそろえる3〜4本に比べれば少なく済みます。同じクリアウェルネスで洗顔側をそろえるなら、公式の税込価格はこうなっています。
| 製品 | 種類 | 容量 | 税込価格 | 1回に使う量 |
|---|---|---|---|---|
| ジェントル ウォッシュ | 泡で出る洗顔 | 160mL | 2,200 | ポンプ2回 |
| ジェントル ウォッシュ(レフィル) | 同上のつめかえ | 140mL | 1,815 | ポンプ2回 |
| パウダー ウォッシュ D・T | 泡立てるパウダー | 50g | 2,310 | 100円玉くらい |
| クレンジング ジェル | メイク落とし | 140g | 2,475 | さくらんぼ粒くらい |
| ミルク クレンザー | メイク落とし | 140g | 2,530 | さくらんぼ粒くらい |
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メイクをしないなら、下2つのクレンジングは要りません。 公式の使用方法にも「指先でファンデーションなどのメイクアップ料とよくなじませ」と書かれているとおり、メイクを落とすための製品です。日やけ止めも塗らない日が多いなら、洗顔だけで足ります。
洗顔を足した最小構成は、ジェントル ウォッシュ 2,200円 + モイストリペア ミルク 2,970円 = 5,170円。偶然ですが、化粧水と乳液を2本そろえた場合の1か月分(5,170円)と同じ金額になります。違うのは、こちらには洗顔が含まれていることです。
日やけ止めは入っていない。朝に外へ出るなら足す
モイストリペアの2品には、日やけ止めの機能はありません。公式の商品特徴にもSPFやPAの表示が無く、UVは別の製品の役割として分けられています。メンズ向けのオールインワンにはUV入りのものがありますが、雪肌精では分かれている、ということです。
| 製品 | 公式のSPF・PA表示 | 容量 | 税込価格 | 仕上がり |
|---|---|---|---|---|
| UV マイルドミルク | SPF50+ / PA+++ | 50mL | 2,310 | 色は付かない |
| UV トーンアップ | SPF35 / PA+++ | 70g | 1,980 | ラベンダー色で明るく見せる |
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男性が選ぶならUV マイルドミルクのほうが無難です。トーンアップのほうは公式が「ラベンダーカラーのジェルが…肌を自然にワントーン明るくし」と書いているとおり、色が付く製品だからです。化粧をしない人が塗ると、顔だけ色が変わって見えることがあります。
自分が買う1本を、3つの確認で決める
ここまでを、買うときの手順にまとめます。
- 「1本で終わらせたい」のかを確かめる
そうならモイストリペアの2品だけが候補です。化粧水を別に買う気があるなら、選択肢はクリアウェルネス全体に広がります。
- 顔だけか、体にも使うかを決める
体にも使うなら100mLのミルク。顔だけなら40gのクリームで足ります。どちらも公式がボディ可と明記しています。
- 肌あれを防ぐ表示が要るかを見る
ひげそりで荒れやすいなら、有効成分の表示がある医薬部外品のほうが前提は合います。モイストリペアの2品はどちらも該当します。
雪肌精で1本にするのが向いている人
- すでに家族が雪肌精を使っていて、香りや質感を知っている
- 顔も体も同じ1本で済ませたい
- 肌あれを防ぐ表示のあるものを選びたい
- 3,000円前後まで出せる
雪肌精以外を見たほうがいい人
- UV(日やけ止め)まで1本に入れたい
- テカリを抑える役割も1本に求めている
- 1本を1,000円台に抑えたい
- 何日もつかを買う前に知っておきたい
右側に当てはまった人は、メンズ向けに作られたオールインワンのほうが条件に合います。UV入りか、テカリ対策かで選び方が変わるので、役の数で比べた記事を用意しています。雪肌精にこだわらないなら、そちらのほうが早く決まります。
公式で確認できなかったこと
推測で埋めないために、調べて分からなかったことをそのまま残します。
- モイストリペア ミルク・クリームの使用目安(何日・何か月分か)。公式の商品ページに記載がありません
- ひげそり後の使用可否。推奨も禁止も書かれていません
- 男性の使用を想定しているかどうか。性別に触れた記述が公式にありません
- 雪肌精 BLUE・Prédia BLUE・みやびの3シリーズについては、商品ページを1点ずつ開く確認を全品には行っていません。この記事の「2品だけ」はクリアウェルネスとシュープレムの範囲での結果です
