毛穴パックは1〜2日で元に戻る|公式が週1回と決めている鼻パックと、毎日使える4タイプ

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毛穴パックは1〜2日で戻る

筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、現在は古物商として買取業を営んでいます。この記事の製品情報・価格・使用方法は、すべてメーカー公式ページと公式の使用説明書を2026年10月24日に実際に開いて確認したものです。価格は税込、オープン価格の製品については価格を書いていません。

CONCLUSION

はがす毛穴パックの効果は1〜2日で元に戻ると、花王が公式に書いています。だから週1回。毎日やるものは別にあります。

「毛穴パック」と呼ばれているものは中身が5通りあり、メーカーが指定している使用頻度も、肌を濡らすかどうかも、洗顔の代わりに使うのか足すのかも、全部ちがいます。公式に書いてある条件だけを並べて、自分が何を月に何回使えばいいのかを決められるようにしました。

まず公式の数字を見る
パック後に元に戻るまで1〜2日花王が公式ページに明記
はがすパックの頻度週1回角栓がたまるサイクルに合わせて
毎日使える洗顔の1回あたり22円公式の価格と使用回数で計算

出典:花王 ビオレ 毛穴すっきりパック 公式ページ、ファンケル 泥ジェル洗顔 公式ページ。いずれも2026年10月24日に確認。

はがす毛穴パックが効いている時間は、公式に書いてあります

小鼻の黒ずみが気になってドラッグストアに行くと、「毛穴パック」という棚があります。はがすシート、泥のジェル、温かくなるジェル、粉の酵素。見た目も値段もばらばらで、どれを買えばいいのか分からなくなります。

そこで最初に見てほしいのが、いちばん有名なはがすタイプ、花王のビオレ 毛穴すっきりパックの公式ページです。ここに、売っている側が自分でこう書いています。

・パック後1〜2日で、汚れで開く前の毛穴の状態に戻ります。
・毛穴に角栓がたまるサイクルに合わせ、週1回のご使用をおすすめします。
(花王 ビオレ 毛穴すっきりパック 公式ページ/2026年10月24日 確認)

おすすめランキングの記事は「ごっそり取れた」で終わります。どれくらい持つのかを書いているのは、売っている側のほうでした。1〜2日で戻る。これが、この記事でいちばん先に知っておいてほしい数字です。

花王ビオレ毛穴すっきりパック公式の記述をもとにした、はがすパックの効果が続く1〜2日と週1回の使用サイクルの図
花王の公式ページにある2つの記述を、そのまま時間の軸に置いたもの。

角栓は約1週間でたまる。「週1回」はそこから来ています

公式は角栓のことを、こう説明しています。「毛穴に皮脂が溜まり、古い角質と混ざり合って固まったもの。固形物なので、落としにくい汚れです」。そして、角栓は毛穴の奥ほど大きくなる円すい形なので、洗顔だけでは取りにくいのだと書いてあります。

つまりはがすパックは、1週間かけてたまった固形物を、たまったときに取り出すための道具です。毛穴そのものを小さくする道具ではありません。取り出したあとは、また1週間かけて同じものがたまっていきます。

×
VERDICT 毎日はがすのは、公式の使い方から外れています

たまるのに約1週間かかると公式が書いている以上、2日目にはがしても取るものがありません。公式が週1回と書いているのは、回数を惜しんでいるのではなく、それがサイクルだからです。

「毛穴が小さくなる」とは、どのメーカーも公式に書いていません

ここは大事なところなので、先に線を引いておきます。今回5社の公式ページを開きましたが、「毛穴が小さくなる」「毛穴が消える」と書いているメーカーは1社もありませんでした。書いてあるのは「汚れを落とす」「角栓を取る」「詰まりを防ぐ」の3つだけです。

花王のキュレルにいたっては、顔の肌悩みの分類が8項目(肌荒れ・カサつき/皮脂・ベタつき/シミ・ソバカス・くすみ/ハリ・乾燥小じわ/目もとの乾燥/唇の荒れ・乾燥/メイクの乾燥・崩れ/肌の色ムラ)で、そもそも「毛穴」という項目を置いていません。皮脂・ベタつきまでで止めています。

補足:毛穴の「開き」や「たるみ」を化粧品で小さくすることは、公式の表示としては出てきません。落とせるのは中に詰まっているものまで、と考えておくと買い物を外しません。

まず、自分の小鼻がどの型かを決めます

買うものは、黒ずみの見た目ではなく触った感じで変わります。指の腹で小鼻をなでて、どれに当てはまるか決めてください。

3つ以上あてはまる人は、パックの前に見直すところがあります

  • はがすパックを週に2回以上やっている
  • パックのあと、化粧水も何もつけずに寝ている
  • お風呂上がりのまだ汗をかいている肌に貼っている
  • はがすとき痛くて、途中で引きちぎっている
  • 赤いニキビがあるところにも貼っている

→ 3つ以上なら、製品を変えるより先に使い方を直したほうが結果が変わります。5つ目に当てはまる人は、公式が使用を止めている状態です。

5タイプの公式データを、1枚に並べました

「パック」という言葉でひとくくりにされていますが、公式の使用方法の欄を読むと、指定されている条件がまるで違います。頻度だけでなく、肌を濡らすのか乾いたままなのか、洗顔の代わりなのか洗顔に足すのかまで分かれます。

タイプ製品(公式で確認)公式が指定する頻度肌の状態洗顔との関係
はがすシート花王 ビオレ 毛穴すっきりパック週1回貼る場所を水でたっぷり濡らす洗顔のあとに足す
泥(クレイ)ファンケル 泥ジェル洗顔洗顔は毎日/パック使いは週2〜3回手と顔を軽く濡らす洗顔そのもの
酵素パウダーファンケル ディープクリア洗顔パウダー1日1回、朝晩いずれか泡立てて使う洗顔そのもの
酵素クレンザーオルビス ミスター クレンザー週2〜3回/毎日でも問題なし乾いた肌にのせる洗顔と置き換え(W洗顔不要)
温感ジェルウーノ ホットクリアジェル f指定なし(毎日の洗顔料)水かぬるま湯で濡らしてから洗顔そのもの

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出典:花王ビオレ/ファンケル/オルビス/ファインツデイ(ウーノ)各公式の商品ページおよび使用説明書。2026年10月24日に確認。

この表で気づいてほしいのは、「週◯回」という制限が、洗顔料そのものではなく”パックという使い方”のほうに付いていることです。

ファンケルの泥ジェル洗顔は、洗顔として使う分には毎日です。公式にも「毎日使いで毛穴汚れやザラつきをすっきりオフ」と書いてあります。週2〜3回という数字が出てくるのは、多めに塗って1〜2分おく「パック」としての使い方のときだけです。同じ製品で、使い方によって頻度が変わります。

毛穴パック5タイプを、乾いた肌にのせるか濡らしてから使うか、洗顔の代わりか足すかの2軸で並べた図
縦軸も横軸も、公式の使用方法の欄に書いてある条件だけで取っています。

「酵素洗顔は週2回まで」という決まりは、公式のどこにもありません

酵素洗顔について、週に2回までにしないと肌が荒れる、という話をよく見ます。今回メーカー公式を読んだかぎり、そう書いているメーカーはありませんでした。

酵素を使う製品公式がそのまま書いている文
ファンケル ディープクリア洗顔パウダー30個入:30回分(1日1回、朝晩いずれか使用)
ファンケル ディープクリア洗顔パウダーZ1日1回、朝晩どちらかの使用がおすすめです
ロート製薬 メラノCC ディープクリア酵素洗顔「酵素洗顔を毎日使いたい」という方におすすめ
オルビス ミスター クレンザー週2〜3回のスペシャル洗顔としての使用をおすすめするが、肌の状態に合わせて毎日使っても問題ない

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出典:ファンケル公式 商品ページの【使用回数】欄(3738a/3738f)、ロート製薬公式 メラノCC ディープクリア酵素洗顔、オルビス公式 オルビス ミスター クレンザー。2026年10月24日に確認。

4つとも「毎日でいい」と読める書き方です。オルビスは週2〜3回を目安としつつ、毎日でも問題ないと公式ページに併記しています。制限が厳しいのは、酵素ではなく、はがすシートのほうでした。

オルビスのクレンザーに入っている酵素は何か(公式の表記)

公式が「リンゴ酸LP」と呼んでいる複合洗浄成分で、中身は古い角層を洗い流すリンゴ酸と、過剰な皮脂を溶かし出す脂質分解酵素のリパーゼです。ファンケルやメラノCCの酵素(プロテアーゼ=たんぱく質に働く)とは働く相手が違います。角栓は皮脂と古い角質が混ざったものなので、皮脂側に効くか、たんぱく質側に効くかという差になります。

1回あたりいくらかかるか、公式の価格と使用回数で割りました

店頭で並んでいる価格だけを見ると、どれが高いのか分かりません。容量も1回に使う量も違うからです。そこで、公式が書いている税込価格を、公式が書いている使用回数で割りました。推測は入れていません。回数が公式に書かれていない製品は、計算していません。

製品(すべてファンケル公式)内容量価格(税込)公式の使用回数1回あたり
泥ジェル洗顔120g1,320約60回分22円
アクネケア 洗顔クリーム(医薬部外品)90g1,540約60回分約26円
スキンコンディショニング洗顔90g1,694約60回分約28円
ディープクリア洗顔パウダー(酵素)30個入1,98030回分66円
ディープクリア洗顔パウダーZ(酵素)30個入2,42030回分約81円

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出典:ファンケル公式 各商品ページの価格欄と【使用回数】欄(2026年10月24日 確認)。1回あたりは税込価格を公式の使用回数で割った筆者の計算。キャンペーン価格・定期便価格は含めていません。

いちばん安いものといちばん高いもので、1回あたり3.7倍の差があります。ここに毎日という条件をかけると、差はもっと分かりやすくなります。

酵素パウダーを毎日

ディープクリア洗顔パウダー

月1,980円
  • 公式どおり1日1回で30回分=ちょうど1か月
  • 30個入1箱を毎月買うことになる
  • 角栓を分解する力は強い
泥ジェルを毎日

泥ジェル洗顔

月約660円
  • 120gで約60回分=約2か月もつ
  • 同じ1本でパックとマッサージにも使える
  • 毎日の土台にして、足りない分だけ足せる

いずれもファンケル公式の税込価格と公式の使用回数から計算(1日1回・30日で換算)。実売価格は店舗やキャンペーンで変わります。

△
VERDICT 酵素パウダーを毎日にするかは、予算で決めて構いません

公式は毎日使ってよいと書いていますが、毎日使えば月1,980円かかります。毎日の土台を安いものにして、ザラつきが戻った日だけ酵素を足す、という使い方でも公式の指示から外れません。

型別に、買うものを決めます

TYPE A 詰まり型(触るとザラザラする)

指でなでてブツブツが引っかかるなら、毛穴の中に固形物が入っています。これが公式のいう角栓です。このタイプだけが、はがすパックを使う意味がある型です。

組み立て方はこうなります。毎日の洗顔を泥か酵素にして角栓を増やさないようにし、それでも1週間でたまった分を、週1回はがして取り出す。公式が書いている頻度どおりに並べると、自然とこの形になります。

  1. 毎日:泥ジェルか酵素の洗顔にする

    1回22円の泥ジェルを土台にすると、月660円で毎日続けられます。公式の使用順序はクレンジング ⇒ 泥ジェル洗顔 ⇒ 化粧液 ⇒ エッセンス ⇒ マスク ⇒ 乳液です。

  2. 週2〜3回:同じ泥ジェルをパックとして使う

    さくらんぼ粒2個分を目と口の周りを避けて広げ、1〜2分おいて洗い流します。新しく買い足すものはありません。

  3. 週1回:はがすパックで角栓を取り出す

    洗顔したあと、化粧水をつける前に。貼る場所を水でたっぷり濡らし、硬くなるまで乾かしてからゆっくりはがします。

  4. はがした後:化粧水からいつもの手入れに戻す

    公式の使用説明書にも「化粧水で、いつものお手入れをしてください」と書かれています。取りっぱなしにしません。

毛穴すっきりパック 鼻用
KAO / ビオレ

毛穴すっきりパック 鼻用

727円

楽天市場・調査時点の価格 ★4.52(27件のレビュー)

花王公式には内容量(枚数)と価格の記載がないため、公式の数字としては書けません。上の価格は楽天市場の調査時点の実売価格です。

泥ジェル洗顔 120g
FANCL / 泥ジェル洗顔

泥ジェル洗顔 120g

1,320円

楽天市場・調査時点の価格 ★4.78(9件のレビュー)

TYPE B 黒ずみ型(黒く見えるが、触ってもザラつかない)

黒く見えるのに触っても引っかからないなら、毛穴の中に飛び出した固形物がありません。この型に、はがすパックは向いていません。取るものが出ていないのに粘着シートを貼ることになるからです。

この型で公式に書いてある言葉に近いのは「溶かす」「吸着する」のほうです。オルビスのクレンザーは、過剰な皮脂を溶かし出すリパーゼと、古い角層を洗い流すリンゴ酸を組み合わせた成分を使っていると公式が書いています。しかも乾いた肌にのせてW洗顔不要という、ほかの4タイプと真逆の使い方をします。

黒ずみ型への向き公式が書いている狙い
手間の少なさW洗顔が要らない
頻度の自由度週2〜3回でも毎日でも可
詰まり型への向き固まった角栓を抜く力

評価の根拠は、オルビス公式の商品説明と使用方法の記載(2026年10月24日 確認)。筆者の主観ではなく、公式が狙いとして書いている内容を5段階に置き換えたものです。

NO.1

オルビス ミスター(クレンザー/フォーミングウォッシュ)

男性向けのスキンケアシリーズです。クレンザーは公式が「週2〜3回のスペシャル洗顔」としつつ毎日使っても問題ないと書いている1本で、乾いた肌にのせてW洗顔なしで終わります。毎日の洗顔をフォーミングウォッシュ(医薬部外品・有効成分グリチルリチン酸2K)にすると、乾燥・ニキビ・肌荒れを防ぐ側もまとめて1シリーズに収まります。

オルビス ミスターの公式ページを見る クレンザー 100g 1,980円/フォーミングウォッシュ 120g 1,650円(いずれも公式の通常価格・税込)
オルビス ミスター クレンザー 100g
ORBIS Mr. / クレンザー

オルビス ミスター クレンザー 100g

1,980円

楽天市場・調査時点の価格

TYPE C 炎症型(赤いもの・痛むものが混ざる)

ここだけは、製品の好みの話ではありません。ビオレの使用説明書が、使ってはいけない状態として名指ししています。

注意:花王 ビオレ 毛穴すっきりパックの使用説明書には「次のような場合は使わないでください」として、日やけして肌が痛んでいる時、傷・はれもの・ニキビ・湿疹・カサつき等異常のあるところ、剃刀負けなどによる刺激に弱い方、が挙げられています。赤いニキビが混ざっている人は、その部分に貼ってはいけません。

では何をすればいいのか。ファンケルのアクネケアの公式ページに、この型の仕組みがそのまま書いてあります。肌のバリア機能が乱れると角層を大量に産み出し、それが毛穴に蓋をするように溜まって、毛穴の中でアクネ菌が増えるという説明です。公式はこれを「毛穴蓋」と呼んでいます。

つまりこの型は、詰まりの手前でバリアが崩れている状態です。上から取りにいくのではなく、詰まる原因のほうを止める製品、つまり医薬部外品のラインに替えるのが順番になります。

この型に向いていること

  • 医薬部外品のラインに替えて、ニキビと肌あれを防ぐ側から入る
  • 洗顔は強くこすらず、泡で包む
  • 赤いものが引いてから、毛穴の詰まりを見直す

この型でやってはいけないこと

  • 赤いニキビのあるところにはがすパックを貼る
  • スクラブで物理的にこすり落とそうとする
  • 取れないからと、同じ場所に何度も貼り直す

ファンケル アクネケア

ニキビと肌あれを防ぐ医薬部外品のラインです。公式が「毛穴蓋」=毛穴に蓋をするように溜まる角層に着目したと書いており、詰まりの手前を止める設計になっています。一般のニキビケアに使われる殺菌剤を使っていないことも公式に明記されています。洗顔クリームは90g(約60回分)1,540円で、1回あたり約26円です。

アクネケアの公式ページを見る 洗顔クリーム 1,540円/化粧液 1,650円/ジェル乳液 1,650円(いずれも公式価格・税込)
補足:赤みや痛みが強い、何週間も治らないという場合は、化粧品を替える前に皮膚科で相談するほうが早く片づきます。ニキビは保険の範囲で薬が出ます。

「薬用」と書いてあっても、毛穴のための表示ではありません

ドラッグストアの棚には「薬用」「医薬部外品」と書かれた洗顔が並んでいます。強そうに見えるので、毛穴目当てで手に取る人が多いところです。ロート製薬の公式を見ると、何のための「薬用」なのかがはっきり書いてあります。

製品区分公式が書いている有効成分の仕事
メンソレータムアクネス 薬用毛穴すっきり粒つぶ洗顔医薬部外品イソプロピルメチルフェノールで殺菌、グリチルリチン酸ジカリウムで炎症を抑えてニキビを防ぐ
オキシー パーフェクトウォッシュ医薬部外品殺菌と抗炎症に加え、サリチル酸が古い角質を落として毛穴づまりを防ぐ
オルビス ミスター フォーミングウォッシュ医薬部外品有効成分はグリチルリチン酸2K。効能は乾燥・ニキビ・肌荒れを防ぐこと
オキシー ディープウォッシュ化粧品超極小の炭とスクラブで毛穴の奥の汚れを落とす(洗浄の働き)

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出典:ロート製薬公式 商品情報サイト、オルビス公式 商品ページ。2026年10月24日に確認。価格は希望小売価格が公表されている粒つぶ洗顔(130g・880円)以外はオープン価格のため記載していません。

いちばん分かりやすいのが1行目です。商品名に「毛穴すっきり」と入っているのに、公式の説明は「毎日すっきり洗ってニキビ予防」で、有効成分の仕事は殺菌と抗炎症でした。毛穴の汚れを落としているのは、有効成分ではなく洗浄成分のほうです。

オキシー パーフェクトウォッシュだけはサリチル酸が入っていて、公式も毛穴づまりに触れています。ただしその文脈もニキビ予防です。「薬用だから毛穴に効く」という読み方は、公式の表記とは合いません。

買取の査定で、お客さまが持ち込んだ化粧品のセットを何度も見てきました。箱に書いてある大きな言葉と、裏の効能の欄に書いてある言葉は、ほとんどの場合そろっていません。売り文句は前に、決まりごとは後ろに書いてあります。毛穴の買い物で外すのは、だいたい前だけを読んだときです。

REAL EXPERIENCE — 元買取査定員・現古物商

公式の使用説明書が「使わないで」と書いている条件

はがすパックを使うと決めた人向けに、花王の使用説明書に書かれている条件をそのまま並べます。ここは製品の良し悪しではなく、守らないと痛い思いをするところです。

公式が止めている状況理由として書かれていること
傷・はれもの・ニキビ・湿疹・カサつきのあるところ異常のある部分には使わない
日やけして肌が痛んでいる時同上。肌が弱っている状態
剃刀負けなどによる刺激に弱い方同上
目のまわり等小鼻用のパックのため
入浴直後汗をかきやすく貼りつきにくいので、時間をおいてから使う
乾かしすぎた状態ではがすはがす時にひどい痛みを感じる。その場合は水で充分ぬらしてからゆっくりはがす

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出典:花王 ビオレ 毛穴すっきりパック 鼻用 使用説明書(公式PDF)。2026年10月24日に確認。

乾燥時間の目安も公式に数字で出ています。夏は10〜15分、春・秋・冬は5〜10分。冬に夏と同じだけ放置すると、乾かしすぎの側に入ります。

角栓をきちんととる6つのポイント(公式の使用説明書より)

ここは公式が「Point」として6つ挙げている部分です。3つ目と5つ目は、知らないとまず逆をやります。

  1. お風呂の後は、汗やほてりがひいてから使う

    湯上がりすぐは汗で貼りつきません。顔が落ち着くまで待ちます。

  2. 使用前に洗顔して、余分なアブラはとっておく

    皮脂が残っているとパックが密着しません。洗顔が先です。

  3. 貼る前に、化粧水などはつけない

    洗顔のあと、何もつけない状態で貼ります。先に化粧水をつけると貼りつきません。

  4. パックを貼るところを、水でたっぷりとぬらす

    濡らすのは鼻のほうです。乾いた鼻に貼っても密着しません。

  5. 効果が弱まるので、パックを直接水でぬらさない

    4つ目と逆に見えますが、別のことを言っています。シート自体を濡らすと効果が弱まります。

  6. パックが硬くなるまで乾かす

    やわらかいうちにはがすと角栓が残ります。ただし乾かしすぎは痛みの原因になります。

補足:4つ目と5つ目は、現物を手にすると取り違えやすいところです。水をつけるのは鼻、つけないのはシートと覚えると間違えません。

やりがちな外し方を5つ

  1. 毎日はがして「取れなくなった」と思う

    角栓がたまるのに約1週間かかると公式が書いています。2日目に取るものがないのは当たり前です。

  2. はがしたあと、何もつけずに寝る

    公式の使用説明書は「はがした後:化粧水で、いつものお手入れをしてください」で終わっています。手入れまでが使い方です。

  3. 痛いのを我慢して一気に引きちぎる

    公式は「まわりから少しずつゆっくりはがす」と書いています。乾かしすぎた場合は、水で充分ぬらしてからゆっくりはがすようにと明記されています。

  4. 「薬用」と書いてあるから毛穴に効くと考える

    医薬部外品の洗顔が掲げている有効成分の仕事は、ニキビと肌あれを防ぐことでした。毛穴の汚れを落としているのは洗浄成分のほうです。

  5. 酵素洗顔を週2回に制限する

    ファンケルは「1日1回、朝晩いずれか」、メラノCCは「酵素洗顔を毎日使いたい方におすすめ」と公式に書いています。制限の根拠は公式にはありません。

WEEKLY週1回
DAILY22円/回
ENZYME毎日可
MEDICATEDニキビ予防

よくある質問

毛穴パックは毎日やってもいいですか?
はがすタイプは週1回です。花王が公式ページに「毛穴に角栓がたまるサイクルに合わせ、週1回のご使用をおすすめします」と書いています。一方で、泥ジェルや酵素パウダーのように毎日使う前提で売られている製品もあります。同じ「パック」という言葉でも、公式が指定している頻度が違います。
毛穴パックをすると毛穴が開いて大きくなりますか?
メーカー公式には、毛穴が大きくなるという記載はありません。花王は逆に「パック後1〜2日で、汚れで開く前の毛穴の状態に戻ります」と書いています。ただし公式が使用を止めている条件(傷・はれもの・ニキビ・湿疹・カサつきのあるところ、日やけ後の肌)で使った場合や、乾かしすぎて無理にはがした場合は別です。その点は使用説明書に注意として明記されています。
酵素洗顔は週2回までにしたほうがいいですか?
そう書いているメーカーは、今回確認した範囲ではありませんでした。ファンケルのディープクリア洗顔パウダーは公式の使用回数欄が「1日1回、朝晩いずれか使用」、ロート製薬のメラノCC ディープクリア酵素洗顔は「酵素洗顔を毎日使いたいという方におすすめ」と公式に書かれています。ただし酵素パウダーを毎日使うと1か月で1箱(ファンケルの場合1,980円)かかるので、費用のほうで調整する考え方はあります。
黒ずみが取れません。どうすればいいですか?
指でなでてザラつくかどうかで分かれます。ザラつかないのに黒く見える場合は、はがすパックで取り出せるものが毛穴から出ていない状態です。公式が「溶かす」「吸着する」と書いているタイプ、たとえばオルビス ミスター クレンザー(脂質分解酵素リパーゼとリンゴ酸の複合洗浄成分)のように、落とし方そのものが違う製品に替えるほうが合います。

まとめ:決めるのは「どのパックか」ではなく「何を週に何回やるか」です

毛穴パックの棚で迷うのは、製品を横に並べて比べようとするからです。公式を読むと、そもそも土俵が違いました。

  1. はがすシートは週1回の一手

    効果は1〜2日で元に戻り、角栓は約1週間でたまる。公式が書いているとおりの間隔で使います。

  2. 毎日の土台は別に置く

    泥ジェルなら1回22円。月660円で毎日続けられます。土台があるほど、週1回の一手が効きます。

  3. 赤いものが混ざっていたら、パックは買わない

    公式が使用を止めています。詰まる手前を止める医薬部外品のラインに替えるのが順番です。

○
VERDICT 触ってザラつくなら、週1回のはがす+毎日の泥か酵素で足ります

この2つで月1,000円前後です。これで変わらないときに、はじめて別の方法を考えます。製品を増やすより、公式の頻度どおりに続けるほうが先です。

NO.1

どれか1つから始めるなら

ザラつかない黒ずみ型なら、乾いた肌にのせてW洗顔なしで終わるオルビス ミスター クレンザー。赤いニキビが混ざる炎症型なら、詰まりの手前を止めるファンケル アクネケア。触ってザラつく詰まり型なら、週1回のビオレ 毛穴すっきりパックと、毎日の泥ジェル洗顔の2本立てです。

オルビス ミスターの公式ページを見る クレンザー 100g 1,980円(公式の通常価格・税込) ファンケル アクネケアを見る
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