筆者は現役のファッションバイヤーで、古物商としてブランド品の買取・販売も行っています。タグの写真は筆者が実物を撮影したものです。品番の表記についてはナイキ公式のオンラインストアで実際に確認しました(確認日 2026年9月9日)。
ナイキの品番は「6桁-3桁」。前がモデル、うしろ3桁が色です。公式サイトでは「スタイル」という名前で載っています。
タグのどこを見ればいいか、そして数字のどこが何を意味しているか。シューズと服では場所が違うので、実物の写真で分けて説明します。
結論:品番は「6桁-3桁」で、うしろ3桁は色
ナイキの品番は、公式のオンラインストアで「スタイル」という項目名で表示されています。「品番」とは書かれていないので、探しても見つからないと感じる人が多いところです。
実際に同じモデルの2色を公式ページで確認すると、こうなっていました。
| 商品 | スタイル | 色 | 価格 |
|---|---|---|---|
| ナイキ エア フォース 1 ’07 メンズ | CW2288-111 | ホワイト | 16,500円 |
| ナイキ エア フォース 1 ’07 メンズ | CW2288-001 | ブラック/ブラック | 16,500円 |
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前半の6桁(CW2288)が同じで、うしろの3桁だけが違います。つまり前半がモデルを、うしろ3桁が配色を表しています。フリマや古着屋で「同じ型の別色」を探すときは、前半6桁だけで検索すれば全色が出てきます。
ナイキ公式オンラインストア(nike.com/jp)の商品ページを2026年9月9日に閲覧して確認。価格は税込・確認時点のものです。
シューズ:品番と製造時期は内側の白いタグにある
スニーカーは、履き口の内側(ベロの裏や、内側の側面)に白い品質表示タグが縫い付けられています。ここに必要な情報がすべて載っています。

- 内側の白いタグを探す
ベロの裏か、かかと寄りの内側にあります。サイズが国別に縦に並んでいるタグです。
- サイズ表記のまわりを見る
「US 8.5 / UK 7.5 / EUR 42」のように並んでいます。品番はこの並びのすぐ下か横にあります。
- 6桁-3桁の数字を読む
写真のタグでは「315122-111」。これが品番です。この数字をそのまま検索すれば、どのモデルの何色かが特定できます。
- 日付の並びを読む
「06/05/19 07/23/19」のように2つの日付が並んでいます。これは製造期間です。写真の例なら2019年6月5日から7月23日のあいだに作られたことを示します。
服:サイズ表記の上にある英数字が季節と年を示す
アパレルはシューズと場所が違います。裾や脇の内側についている、いちばん後ろの小さな品質表示タグを見てください。

- いちばん奥の白いタグを探す
洗濯表示が書かれた細長いタグの束のうち、いちばん後ろにある小さいものです。
- サイズ表記の上を見る
「L」などのサイズが書かれた、そのすぐ上に英字2文字から始まる英数字があります。
- 英字2文字で季節が分かる
写真の例は「FA190204」。頭のFAが季節を表します。
- 続く数字で年と日付が分かる
FAのあとの「19」が年、「0204」が日付です。つまり2019年の秋物ということになります。
| 頭2文字 | 読み | 季節 |
|---|---|---|
| SP | Spring | 春物 |
| SU | Summer | 夏物 |
| FA | Fall | 秋物 |
| HO | Holiday | 冬物 |
年代を調べる2つの方法と、それぞれの限界
- 品番で調べる(確実)
6桁-3桁をそのまま検索します。モデル名と配色が特定できるので、発売時期までたどりやすいのが利点です。ただし同じ品番で復刻される場合があり、「その個体がいつ作られたか」までは分かりません。
- タグの日付で調べる(個体が分かる)
製造期間の日付を読めば、その1足がいつ作られたかが分かります。復刻品と初期の個体を見分けたいときはこちらです。ただしタグが薄れて読めない古い個体では使えません。
古着屋やフリマで判断するなら、まず品番でモデルを特定し、そのうえでタグの日付を見るのが確実です。順番を逆にすると、復刻品を初期物と勘違いします。
古着屋の店頭で、30秒で判断する順番
実際に店頭で手に取ったときは、この順番で見ると迷いません。値札を見る前にやるのがコツです。
- 先にタグを探す
デザインを見るより先です。タグが無い、あるいは読めない個体は、そもそも相場の判断ができません。ここで無ければ買わない、という基準を持っておくと失敗が減ります。
- 品番の6桁だけをメモする
うしろ3桁は色なので、モデルを知りたい段階では不要です。6桁で検索すれば型が特定できます。
- その場で相場を見る
取引履歴が見えるサービスで6桁を検索します。目の前の値札が相場より上か下かは、これで判断できます。
- 最後に製造期間を見る
復刻品かどうかを気にする場合だけです。普段履きで買うなら、ここは気にしなくて構いません。
査定でいちばん困るのは、タグが切り取られている個体です。状態が良くても、モデルと年式が確定できないと「一番安い前提」で値を付けるしかありません。持ち主にとっては損なので、売る予定があるなら、洗濯タグは切らないでほしいというのが本音です。
品番が読めないときにできること
古い個体ほどタグの印字が薄れます。読めないときの手順です。
- 光を斜めから当てる
印字は擦れても凹凸が残っていることがあります。真上からではなく、斜めから光を当てると読めることがあります。スマホのライトで十分です。
- 箱のラベルを見る
シューズの箱の側面には、品番・サイズ・色名が印字されたラベルが貼られています。本体のタグより残っていることが多い場所です。
- モデル名と配色から絞り込む
タグも箱も無い場合は、見た目から特定するしかありません。この場合は「たぶんこのモデル」までしか分からないので、高い買い物はしないほうが無難です。
年代が分かると、買うときも売るときも損をしにくい
品番と年代が読めるようになると、価格の判断ができるようになります。「なんとなく高い気がする」で買うことがなくなります。
スニーカーダンク
品番やモデル名で検索すると、実際に取引された価格が並びます。目の前の1足が相場に対して高いのか安いのかを、買う前に確認できます。
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逆に、着なくなったナイキを手放すときも品番が効きます。出品や査定の申し込みで品番を伝えられると、話が早く、値も付きやすくなります。「ナイキのパーカー」より「ナイキ FA19のテックフリース」のほうが、査定する側は正確に評価できるからです。
売るときは、品番を書くだけで結果が変わる
フリマに出すときも、宅配買取に申し込むときも、商品説明に品番を1行入れておくだけで反応が変わります。買う側は品番で検索しているからです。「ナイキ スウェット」で出品されている同じ品が、品番付きの出品より安く終わることは珍しくありません。
フクウロ
他店で断られた品でも相談できるのが特徴の宅配買取です。ナイキのような数が出るブランドは1点ずつ売ると手間ばかりかかるので、着なくなった服をまとめて箱に詰めて出すほうが現実的です。
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この読み方は、他のブランドでも通用する
タグを先に見るという習慣は、ナイキ以外でも効きます。ブランドによって書式は違いますが、「品番」「製造時期」「生産国」の3つは、たいてい内側のタグに集約されているからです。
とくに中古で買うときは、タグの情報が真贋や年式の判断材料になります。ブランドによってはタグの書式そのものが判定の手がかりになるので、狙っているブランドがあるなら、正規品のタグを一度じっくり見ておくと役に立ちます。
