※この記事に書いたサービスの内容・対象・数字は、マイナビ各社およびワンキャリア転職の公式ページを実際に開いて確認できたものだけです(調査時点のもので、内容は変わります)。公式に載っていない評判や体験談の要約は書いていません。筆者は新卒で入った会社を8ヶ月で辞めた経験があり、いまは元アパレル販売員・元買取査定員として、現役のファッションバイヤー兼古物商をしています。後半で転職サービスを紹介しますが、判断の材料は先に全部出します。
「マイナビ」は1つのサービス名ではありません。第二新卒が出会うのは3つの別サービスで、まず年齢で1つ消えます。
29歳以下なら「マイナビジョブ20’s」、30歳を過ぎているなら「マイナビ転職エージェント」。求人を自分で選びたい人だけが「マイナビ転職」です。この記事では、公式に書いてある対象とサービス内容だけで、この3つを切り分けます。
3つの違いを見る「マイナビ」で検索して出てくるのは、3つの別サービスです
新卒のときに使った「マイナビ」の印象で検索してくると、まずここで混乱します。転職のマイナビには、名前が似ていて中身がまったく違うサービスが3つあるからです。運営はいずれも株式会社マイナビですが、対象も、やってくれることも別物です。

| サービス | 種別 | 公式が書いている対象 | 求人の探し方 |
|---|---|---|---|
| マイナビジョブ20’s | 人材紹介(エージェント) | 20代・第二新卒・既卒 | アドバイザーが紹介 |
| マイナビ転職エージェント | 人材紹介(エージェント) | 年代を限定していない(20代・30代のページを持つ) | アドバイザーが紹介 |
| マイナビ転職 | 転職サイト | 自分で求人を探して応募する人 | 自分で検索して応募 |
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「エージェント」と「サイト」の違いがピンと来ない人のために先に書いておくと、エージェントは人が付いて代わりに動いてくれる、サイトは求人が並んでいるだけです。これはマイナビ自身が公式に整理しているので、あとで表にして出します。
まず、年齢で1つ消えます
第二新卒向けの記事はたいてい「マイナビジョブ20’sがおすすめ」で終わります。ですが、このサイトを読んでいる人の中には30歳を超えている人もいるはずなので、そこを先に書きます。
公式のよくある質問ページに「求人企業様から依頼を受けている求人も全て『20代の若手社会人』を必要としている求人となります」と書かれています。アドバイザーの相性や運の問題ではなく、紹介できる求人そのものが20代向けしかないということです。登録できたとしても、紹介が出ません。
公式が「マイナビグループ唯一の20代向け転職サービス」と書いています。20代しかいない場所なので、経歴が短いことが前提で話が進みます。「3年も続いていないのに」と切り出す必要がない、というのは想像以上に楽です。
マイナビジョブ20’s:20代なら、ここが何をしてくれるのか
公式に書かれている数字を3つだけ出します。ここから先の判断材料になるものです。
出典:マイナビジョブ20’s 公式サイト(mynavi-job20s.jp)掲載の数値。定着率は「2024/10/1〜2025/9/30に入社された方の3ヶ月の定着率」という公式注記付き(調査時点)
この3つの数字のうち、第二新卒がいちばん見るべきなのは「未経験OK求人が76%以上」のほうです。第二新卒で困るのは「経験が足りない」ではなく「経験を求められる求人しか出てこない」だからです。母集団が最初から未経験前提なら、その悩み自体が消えます。
サービスの流れは公式に5段階で書かれています。
- お申し込み
公式サイトから申し込みます。公式に「来社不要!WEB・電話でもカウンセリング実施中!」とあるので、在職中でも進められます。
- 個別カウンセリング
20代向けのアドバイザーが担当します。ここで経歴と希望を整理します。
- 求人に応募
非公開求人を含めて紹介を受けます。
- 選考・面接
希望に応じて面接対策を行います。
- 内定・入社
条件や入社日の調整を代行してもらえます。
もうひとつ、公式が押しているのが適性診断です。「世界中で年間数千万人が受検する信頼性が高い適性診断」と書かれていて、自己分析に使えます。カウンセリングも書類添削も面接対策も、公式に「サービスは全て無料」と明記されています。
向いている人
- 29歳以下で、何から手を付ければいいか分からない
- 経歴が短いことを引け目に感じている
- 未経験の職種に移りたい
- 在職中で、平日に店舗へ行けない
向いていない人
- 30歳を過ぎている(求人が出ません)
- 業界も職種も決まっていて、あとは応募するだけ
- 人と話さずに自分のペースで進めたい
マイナビ転職エージェント:30歳以上、または職種で選びたい人へ
もうひとつのエージェントが、こちらです。年代を限定していないのが最大の違いで、公式に20代向けのページと30代向けのページが別々に用意されています。
公式トップに「2026年 オリコン顧客満足度® 4年連続 総合第1位(※2026年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 第1位)」と掲載されています。順位そのものより、4年連続で続いているという点を見てください。単年の1位は入れ替わりますが、連続で取っているサービスは運用が安定していると考えてよいです。
職種別に専任のアドバイザーが分かれているのも、こちらの特徴です。公式に挙がっているのは次の分野です。
職種別の専任アドバイザーの分野(公式記載)
IT系技術職(SE、PG、社内SE、ネットワークエンジニア、プロジェクトマネージャー、システムコンサルタント)/営業職(法人営業、個人営業、代理店営業、ルートセールス)/金融系(コンサルタント、アナリストアドバイザリー)/機械・電気系技術職(機械設計、メカトロ設計、回路設計、半導体開発・設計、電気・電子設計)/クリエイティブ職(プロデューサー、プランナー、ディレクター、デザイナー)/販売・サービス系職(店長、販売スタッフ、店舗管理、スーパーバイザーエリア)/不動産・建築職(施工管理、工事管理者)/医薬・医療系職(メディカル営業〈MR、MS〉、研究、開発、分析、生産技術、生産管理)/企画・管理系職(マーケティング、経理、総務人事、法務、経営企画広報、秘書)。公式には「どこから登録してもあなたの職種に応じた専任のアドバイザーがサポートします」と書かれています。
拠点の一覧(公式の拠点案内より)
銀座オフィス(東京都中央区銀座四丁目12番15号 歌舞伎座タワー/東銀座駅 直結)/北海道支社(札幌市中央区/JR札幌駅 徒歩7分)/宮城支社(仙台市青葉区/JR仙台駅西口 徒歩5分)/名古屋支社 伏見オフィス(名古屋市中区/伏見駅 徒歩4分)/大阪支社(大阪市北区大深町 グランフロント)/福岡。いずれも運営は株式会社マイナビです。
「エージェント」と「サイト」、どちらを使うか
ここはマイナビ自身が公式ページで整理しています。他人の意見ではなく運営元の説明なので、そのまま並べます。
| 工程 | 転職サイト(マイナビ転職) | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 公式のすすめ方 | 一人でも方向性が定まっている/じっくり考えたい方に | 一人では迷ってしまう/動きづらい方に |
| 方針決め | 自分で情報収集しながら検討 | アドバイザーが面談で経歴と希望を整理 |
| 求人応募 | 自分で探して応募 | 相談内容をもとに紹介 |
| 書類・面接準備 | 自分で情報収集。日程調整も自分で企業とやり取り | 書類の添削、想定質問の共有。企業との連絡も代行 |
| 内定・条件交渉 | 入社日の調整、条件交渉を自分で行う | 年収交渉・入社日の調整も代行 |
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公式は「転職未経験(はじめての転職)」「どういう方向性で求人を探すべきかわからない」「忙しくてなかなか転職活動が進められていない」人にエージェントを勧めています。第二新卒はこの3つに全部当てはまることが多いので、迷ったらエージェント側でいいです。
特に効くのが表の下2行です。第二新卒がいちばん折れるのは「在職中で面接の日程が組めない」と「年収を自分で交渉できない」の2つで、そこを代わりにやってくれるかどうかは、精神的な負担がまるで違います。
マイナビ転職エージェント の公式サイトを見るマイナビ転職:求人を自分で見たい人だけ
3つめが転職サイトの「マイナビ転職」です。公式に「日本最大級の転職サイト」と書かれていて、調査時点の掲載求人数は59,058件、新着求人は13,725件でした(新着は毎週火曜・金曜に更新されます)。
数だけ見ると圧倒的ですが、数が多いことは第二新卒にとって必ずしも有利ではありません。選ぶ基準を持っていない状態で5万件を前にすると、条件で絞るしかなくなり、結局「年収」と「勤務地」だけで決めることになります。それが3年以内にもう一度辞める原因になります。
エージェントに紹介された求人だけだと視野が狭くなるので、相場を確認する道具として並行して見るのが現実的な使い方です。「同じ職種で他社はいくら出しているか」を知っているだけで、条件交渉のときの立ち位置が変わります。
申し込む前に、30分だけやっておくこと
ここからは、どのマイナビを選んだ人にも共通する話です。
エージェントに申し込むと、早ければ数日後にはカウンセリングが入ります。そこで「どんな会社に行きたいですか」と聞かれて、答えられずに終わる人がとても多いです。私自身、新卒で入った会社を8ヶ月で辞めたときにまったく同じ状態でした。
辞めた理由は山ほど言えるのに、次にどこへ行きたいかは一言も出てこない。面談の1時間がほとんど愚痴で終わって、紹介された求人も「まあ、それでもいいかな」くらいのものばかりでした。悪かったのはアドバイザーではなく、材料を何も持たずに座った自分のほうです。
これを防ぐのに一番効くのが、実際にその会社へ転職した人が、何を理由に動いたのかを先に読んでおくことです。求人票には絶対に書いていない部分で、ここを知っているかどうかで面談の中身が変わります。
ワンキャリア転職
企業ごとのキャリアパスを載せている転職サイトです。公式の説明どおり「その企業へのキャリア・その企業からのキャリア・社員クチコミ・選考対策情報」が見られます。実際に載っているのは、転職前の会社から転職後の会社・職種・役職までを並べた転職体験談と、いつどの面接で何を聞かれたかまで書かれた選考体験談です。「この職種の人は、次にどこへ行っているのか」が具体的に分かるので、カウンセリングで話す材料になります。登録は無料です。
ワンキャリア転職に無料登録する 会員登録は無料 / 転職体験談・選考体験談・社員クチコミ・年収を閲覧申し込む前の自己チェック
3つ以上あてはまるなら、サイトではなくエージェントを選んでください
- 転職活動をするのは今回が初めて
- 行きたい業界・職種がまだ決まっていない
- 在職中で、面接の日程を自分で組める気がしない
- 職務経歴書を書いたことがない
- 年収の交渉を自分でするのは無理だと思う
→ 3つ以上なら、求人を眺める段階ではありません。29歳以下ならマイナビジョブ20’s、30歳以上ならマイナビ転職エージェントに申し込む段階です。
マイナビが合わなかったときの、2社目の考え方
エージェントは担当者との相性で結果が変わります。1社で決めきる必要はまったくないので、合わないと感じたら2社目を足すのが普通の進め方です。
マイナビと性格が違う方向で足すなら、第二新卒に特化したエージェントが候補になります。
第二新卒エージェントneo
第二新卒・既卒・フリーターに特化した20代向けの転職エージェントです。アドバイザー全員が20代での転職経験者で、書類の添削・作成まで一緒に作るスタンスを取っているのが特徴です。相談から入社後まで費用はかかりません。マイナビのような大手の網羅性ではなく、1人にかける時間の長さで選ぶ側のサービスです。
第二新卒エージェントneoに無料相談する 相談は無料 / 20代の第二新卒・既卒・フリーター向けまとめ
もう一度だけ、順番に並べます。
- まず自分の年齢を確認する
29歳以下ならマイナビジョブ20’sが第一候補。30歳を過ぎているなら、そこは求人が出ないのでマイナビ転職エージェントへ。
- 「サイト」ではなく「エージェント」から始める
第二新卒は、マイナビ公式がエージェントを勧めている3条件(初めての転職/方向性が未定/忙しい)にほぼ全部当てはまります。
- 申し込む前に、行き先の材料をそろえる
ワンキャリア転職で転職体験談と選考体験談を読んでおくと、カウンセリングの1時間が愚痴で終わりません。
- 合わなければ2社目を足す。ただし2社まで
担当者との相性は運です。1社で判断せず、かといって増やしすぎないことです。
新卒で入った会社を数年で辞めるのは、経歴の傷ではありません。傷になるのは、次を決めないまま同じことをもう一度繰り返すことだけです。材料をそろえてから座れば、その確率はかなり下げられます。
第二新卒でもマイナビジョブ20’sに登録できますか?
マイナビ転職とマイナビ転職エージェントは何が違いますか?
在職中でも利用できますか?
エージェントは何社まで登録していいですか?
- 第二新卒の転職|3年ルールの正体と、面接で必ず聞かれる質問の答え方
- 第二新卒の転職サイトは1社でいい|「20代限定」で選ぶ理由と、書類が書けない状態から動く手順
- 新卒で入ったアパレルを8ヶ月で辞めた話|その後独立した僕が伝えたいこと
情報の時点:この記事の数値・サービス内容は、マイナビジョブ20’s(mynavi-job20s.jp)/マイナビ転職エージェント(mynavi-agent.jp)/マイナビ転職(tenshoku.mynavi.jp)/ワンキャリア転職(plus.onecareer.jp)の各公式ページを調査時点で確認したものです。求人数・掲載内容は随時変わります。
