※この記事の RingConn Gen 2 は、筆者が自分で購入して8か月使っているものです。写真・アプリの画面・注文明細は、すべて筆者の実機と実データです(個人情報の部分は伏せています)。価格や仕様は RingConn 公式サイトを実際に開いて確認した、調査時点の内容です。記事内のリンクの一部は広告リンクです。
RingConn Gen 2 は「寝ている間の自分」を知りたい人に効く。Suicaや決済を期待している人には向かない。
8か月つけっぱなしにした実データを、アプリの画面ごと全部出します。買う前にほぼ全員がつまずくサイズの話から、正直な不満まで。
スマートリングのレビューはたくさんあります。ただ、そのほとんどが「届いて1週間つけてみました」で終わっています。知りたいのはそこではないはずです。
指輪型のデバイスを、日常で本当につけ続けられるのか。そして何が分かるのか。この記事では、実際に買って8か月使った記録を、アプリの画面をそのまま出しながら書きます。
2つ以上あてはまる人は、読む価値があります
- 寝ても疲れが抜けない日が増えた
- いびきや無呼吸を家族に指摘されたことがある
- 疲れているのに気づくのが、いつも手遅れ
- スマートウォッチは寝るとき邪魔で外してしまう
- 健康診断は年1回しか受けていない
→ 2つ以上なら、「寝ている間を毎日記録する」という発想が効きます。以下は8か月ぶんの実データです。
先に「できないこと」を言います
スマートリングで検索すると、「Suica」「決済」という言葉が非常に多く並びます。ここを勘違いしたまま買うと、いちばんがっかりします。
RingConn は健康と睡眠のモニタリングに振り切ったデバイスです。指輪で支払いを済ませたいという目的なら、別の製品を探してください。
できるのは、体のデータを24時間ためることです。何が見えるようになったかは、記事の後半で全部お見せします。
いくら払ったのか(実際の注文明細)
まず値段の話をします。定価はごまかしようがないので、自分の注文画面をそのまま出します。

本体が47,520円になっているのは、購入したのがクリスマスセールの期間中で、Gen 2 が10%オフだったからです。公式の通常価格は52,800円なので、ちょうど1割引きです。

RingConnの3モデルの価格帯(公式・調査時点)
いまの価格とセール状況を公式で確認する 価格は変動します。上の金額は調査時点のもの

全員が止まる「サイズが分からない」問題
ここが最初の関門です。筆者も分からず、注文画面で「サイズが分からない」という選択肢をそのまま選びました。
これは投げやりな選択ではなく、公式が用意している正規の買い方です。公式サイトにはこう書かれています。
出典:RingConn公式「RingConn 第2世代 スマートリング」(調査時点)
つまり、手持ちの結婚指輪の号数を当てはめると失敗します。流れはこうなります。
- 「サイズが分からない」を選んで注文する
色だけ決めれば注文できます。値段は通常と同じで、サイジングキットは無料です。
- 無料のサイズ確認キットが届く
公式によると3〜8日で到着します(お届け先の地域により異なります)。
- 実際に指にはめてサイズを決める
公式が推奨しているのは人差し指・中指・薬指です。この3本のどれかで選びます。
- 公式サイトの「マイオーダー」でサイズを登録する
ここで初めて本体が発送されます。届くまでが二段構えになるので、急ぎの人は注意してください。
サイズ確認キットの中身


この写真を見てもらうのがいちばん早いと思います。実物と同じ形のダミーリングが9個入っているので、迷いようがありません。素材は樹脂なので軽いですが、幅と厚みは本体と同じです。



無料のサイズ確認キットだけ先に取り寄せる
いきなり本体のサイズを決める必要はありません。注文画面で「サイズが分からない」を選べば、上の写真のキット(6〜14の9サイズ)が無料で先に届きます。指にはめて決めてから本体が発送されるので、サイズで失敗する余地がありません。迷っているならここから始めるのが確実です。
サイズ確認キットを無料で申し込む キット・送料ともに無料 / サイズを登録してから本体が発送されます
届いた本体と、つけ心地の変化

ここは大事なところで、仕事中につけていても、まず気づかれません。腕時計型のスマートウォッチのように「健康管理してます」という主張が出ないのは、指輪型の大きな利点です。
最初は大きくて、かなり違和感がありました。指輪をつけ慣れていないわけではないのに、明らかに「異物がある」という感覚です。ところが1週間ほどつけっぱなしにしたら、もうなじんでしまって、まったく気にならなくなりました。
この「最初の1週間」が、買った人がいちばん脱落しやすいところだと思います。違和感があるのは正常で、そこを越えると意識から消えます。数日で判断しないでください。


出典:RingConn公式「RingConn 第2世代 スマートリング」(素材は航空宇宙グレードチタン合金 × 医療グレードエポキシ樹脂。調査時点)
細かい仕様と、買う前に見ておく条件
- 素材:航空宇宙グレードチタン合金 × 医療グレードエポキシ樹脂
- サイズ:6〜14の9段階。日本の一般的なリングサイズとは表記が異なる
- 推奨する指:人差し指・中指・薬指のいずれか
- バッテリー:1回の充電で10〜12日間。充電ケースで最大150日間ぶん延長
- 保証プラン(RingConn Care+):本体のみが対象。充電ケース・ケーブル・その他アクセサリーは含まれない
- 下取りプログラム:公式に用意がある
いずれも RingConn 公式サイトの記載(調査時点)です。
外したほうがいい場面が2つあります
公式に書いてあることではなく、8か月使って自分で決めたルールです。
つけたままで問題なかった
- デスクワーク・キーボード
- 就寝中(これが本命)
- 手洗い・シャワー
- 買い物・荷物の上げ下ろし
外している
- ヘアセット(ワックスを使うとき)
- スキンケアのとき
- ※どちらも「リングに製品が付くのが嫌」という理由
ワックスや化粧品が指輪の内側に入ると、落とすのが面倒です。壊れるからではなく、汚れるから外しているという感覚に近いです。ここは腕時計型にはない、指輪型ならではの気の使いどころでした。
充電は10日に1回でいい


公式値は1回の充電で10〜12日間。さらに充電ケースで最大150日間ぶん延長できるとされています。
これは地味ですが、実用上とても大きい差です。毎晩つけて寝るデバイスで「寝る前に充電」が必要だと、肝心の睡眠データが取れません。10日に1回、日中に外して充電すれば済むので、記録が途切れません。
アプリで何が見えるのか(全画面公開)
ここからが本題です。8か月ぶんの中から、実際の画面を出していきます。

睡眠:スコアと中身の両方が見られる


スコアだけ出す製品は多いのですが、その内訳まで分解して見せてくれるので、「眠りが浅かった日」が具体的に何だったのかを後から追えます。
ストレス:これがいちばん効きました

正直に言うと、買う前にいちばん期待していなかったのがストレス計測でした。数字が出たところで何になるのか、と思っていたからです。
ところが実際に使うと、ストレスを受けているときに通知が来るのが効きました。「休もう」「リラックスしよう」という切り替えのきっかけが、自分の感覚ではなく外から来ます。
30代になると、疲れていることに自分で気づけません。気づいたときには週末が潰れています。気づく前に教えてくれる装置として、これは想像以上に価値がありました。
睡眠中の呼吸まで見えるのは珍しい

数字の意味はさておき、自分が寝ている間に呼吸が止まっている回数を、家で知る手段があるというのは驚きでした。この機能を積んでいるスマートリングは、まだ多くありません。
血中酸素はその場でも測れる

寝ている間だけでなく、起きているときにも測れます。ただし、この数値がどれくらい正確なのかは、使っている側からは検証できません。パルスオキシメーターと突き合わせたわけではないので、そこは正直に書いておきます。
現実的な使い方は、絶対値を信じるのではなく、いつもの自分と比べて変化があるかを見ることだと思っています。
運動も一応記録できる

心拍のゾーン(ウォームアップ/脂肪燃焼/有酸素/無酸素/極限)まで出ます。本格的にトレーニングを管理したいならスマートウォッチのほうが上ですが、日常の運動を記録しておく程度なら十分です。
週単位で「生活の癖」が出る


1日の数字だけ見ていると気づきませんが、週でならすと自分の生活の癖が出ます。「運動の規則性:無規則性」は、言われてみればそのとおりで、耳が痛い指摘でした。
続けさせる仕掛け


ウィジェットに出しておくのがいちばん効く


健康系のデバイスが続かない理由は、たいてい「アプリを開くのが面倒」だからです。ホーム画面に3つの数字が出ているだけ、という設計はよくできています。グラフを読み解く必要がありません。
8か月使った評価
5段階は筆者の主観です。睡眠まわりとバッテリーは文句なし、アプリだけがまだ追いついていない、というのが8か月使った実感です。
8か月で、数字はこう動きました
ここが、1週間レビューでは絶対に書けない部分です。使い始めた頃と、いまの睡眠時呼吸の記録を並べます。


左が使い始めた頃、右が8か月後。どちらも筆者の端末の実画面です。
| 項目 | 使い始めた頃 | 8か月後 |
|---|---|---|
| 睡眠時呼吸スコア | 軽度の疑い | 軽い疑い |
| AHI | 9 | 5.6 |
| 無呼吸の合計回数 | 45 | 29 |
| 最低血中酸素 | 87% | 84% |
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AHIは9から5.6に、無呼吸の回数は45回から29回に下がっています。一方で、最低血中酸素は87%から84%へ下がっています。
それでも、この比較ができること自体が、8か月つけ続けた価値だと思っています。健康診断は年に1回ですが、これは毎晩です。
正直な不満点
良いところだけ書いても参考になりません。8か月使って気になった点を挙げます。
- たまに繋がらないことがある
頻繁ではありませんが、アプリとリングの接続が上手くいかない場面がありました。致命的ではないものの、毎日使うものなので気にはなります。
- 数値の正確さは検証できない
血中酸素にしても睡眠にしても、正確さがどの程度なのかは利用者側では分かりません。医療機器ではない以上、参考値として付き合うのが正しい距離感だと思います。
- アプリのUI・UXに改善の余地がある
使えないほどではありませんが、洗練されているとは言えません。画面によっては翻訳しきれていない箇所も残っています。ここは今後に期待しています。
- つけ忘れると、そもそも点数が出ない
下の画面がその例です。装着時間が足りない週は、スコアの更新自体が止まります。

裏を返すと、ちゃんとつけていないと意味がないということです。買っただけでは何も起きません。
他の人の評価はどうか
ここまでは筆者ひとりの話なので、公式サイトに出ている購入者の評価も置いておきます。
出典:RingConn公式「RingConn 第2世代 スマートリング」の商品ページに掲載されている集計値(調査時点)。個々のレビュー本文は引用していません。
日本語のサポートは通じます
検索でよく見かけるのが「RingConn どこの国」という不安です。海外メーカーの製品なので、困ったときに連絡が取れるのかは気になるところだと思います。
結論から言うと、日本語で問い合わせて、日本語で返ってきました。

回答の中身も具体的でした。VO2maxはアプリの「アクティビティ」→「心肺フィットネスレベル」で見られること、自動測定には1.61km以上・10分以上・平均心拍が最大心拍の70%以上という条件があること、結果は翌日に反映されること。テンプレート返信ではありません。
メールのサポート時間は月〜金 10:30〜19:30と記載されていました。この点で不安を持っている人は、心配しなくていいと思います。
Gen 2 / Gen 3 / Gen 2 Air、どれを買うか
筆者が買ったときは Gen 2 と Gen 2 Air しかありませんでした。いまは Gen 3 が加わって3モデルになっています。
| モデル | 価格 | バッテリー | 重さ・厚さ |
|---|---|---|---|
| RingConn Gen 3 | 59,800〜61,800 | 14日間 | — |
| RingConn Gen 2 | 52,800 | 10〜12日間 | 2g・2mm |
| RingConn Gen 2 Air | 34,800 | 10日間 | 2.5g・2mm |
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出典:RingConn公式サイトの各製品ページ(調査時点。Gen 2 のローズゴールドのみ ¥79,800)
Gen 2 でいい人
- 睡眠と呼吸のデータが目的
- 最新である必要はない
- 7,000円の差を機能で正当化できないと感じる
- セールを待てる
Gen 3 を選ぶべき人
- これから長く使うので最新がいい
- 充電の回数をさらに減らしたい
- 価格差より鮮度を優先する
Gen 2 Air は、価格が18,000円安い代わりに軽量・簡素なモデルです。まずスマートリングというものを試してみたい、という入り口なら現実的な選択肢になります。
タイプで選ぶ
迷うのは Gen 2 と Gen 3 の二択です
いま買うならこれで足りる
¥52,800
- 睡眠時の呼吸まで測れる
- バッテリー10〜12日
- 2g・2mm
- セールで1割引くことがある
最新を長く使いたいなら
¥59,800〜
- バッテリー14日
- 価格差は7,000円以上
- 発売から日が浅い
- 実機での長期データはまだ出ていない
筆者の結論は「睡眠のデータが目的なら Gen 2 で足りる」です。8か月使って、機能が足りないと感じた場面がありませんでした。7,000円の差を充電回数だけで埋められるかは、使う人次第です。
3モデルの在庫と価格を公式で見る サイズが決まっていなければ「サイズが分からない」を選べます
30代の男性に向いているか
体力で押し切れた20代と違い、30代は無理が後から来ます。自分の感覚より先に数字が教えてくれる仕組みは、この年代でこそ効きます。8か月つけて、いまも外していません。
逆に、次のような人にはすすめません。
- Suicaや決済を期待している人/RingConnは対応していません
- 今週すぐ使いたい人/サイズ確認キットを挟むので、届くまでに時間がかかります
- 正確な医療データが欲しい人/医療機器ではありません。病院の検査の代わりにはなりません
- 毎日つける自信がない人/装着日数が足りないとスコアが出ません
逆に言えば、ここを理解したうえで「寝ている間の自分」を知りたいなら、指輪型は腕時計型より確実に快適です。寝返りでも邪魔にならず、10日に1回の充電で済む。この2点が8か月続いた理由です。
RingConn Gen 2
睡眠と睡眠中の呼吸、ストレス、活動量を24時間記録するスマートリング。重さ2g・厚さ2mmで、つけたまま眠れます。サイズが分からない場合は、注文時に「サイズが分からない」を選ぶと、無料のサイズ確認キットが先に届きます。
RingConn公式サイトで見る サイズ確認キットは無料 / 価格は調査時点のもの
