リクナビで転職の求人は探せない|第二新卒が使う2つのサービスと、その違い

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リクナビに転職の求人はない

※この記事で扱う各サービスの情報は、すべて運営元の公式ページを実際に開いて確認したものです。筆者はリクナビ・リクナビNEXT・リクルートエージェントの運営に関わっていません。筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、現在は古物商として買取業を営んでいます。

CONCLUSION

「リクナビ」に転職の求人は載っていません。あそこは新卒とインターンシップの情報を集めた就活サイトです。

第二新卒が行く先は、名前のよく似た別サービスです。自分で探して応募するならリクナビNEXT、担当者に付いてもらうならリクルートエージェント。しかも公式によれば、この2つは「それぞれ独自に運営」されています。

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まず確かめる。リクナビには何が載っているのか

就活のときに毎日開いていたサイトです。会社を辞めたくなって久しぶりにログインしたのに、転職の求人が一件も出てこない——ここでつまずく人は少なくありません。

これは検索の仕方が悪いのではなく、そもそも入っていないだけです。リクナビのページに書かれている自己紹介を、そのまま引きます。

ページの名前【就活ならリクナビ】インターンシップ・新卒採用の就職活動情報サイト
載っているものインターンシップ&キャリア、新卒採用情報、企業研究、自己分析、エントリーシート
ページ内の中身合同説明会、ガクチカ、就活準備スケジュール
転職の求人見当たらない

出典:リクナビ 公式サイト(ページタイトルおよびページ内に掲載されている内容/調査時点)

「就活」「インターンシップ」「新卒採用」。並んでいる言葉が全部、学生に向けたものです。リクナビは学生のためのサイトで、転職者のためのサイトではありません。だから求人が出てこないのは正常な動作です。

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VERDICT リクナビを掘り続けても、転職の求人には届きません

探す場所を変えてください。行き先は2つあり、どちらを選ぶかで進め方がまるごと変わります。次の章で並べます。

補足:リクナビの会員登録を既卒や社会人ができるかどうかについては、公式ページに明記を見つけられませんでした。この記事で書いているのは「掲載されているのは新卒採用とインターンシップの情報である」という、ページに載っている事実までです。

名前の似た3つを、1枚に並べる

ややこしいのは、どれも「リク」で始まることです。まず全体像を見てください。

リクナビ・リクナビNEXT・リクルートエージェントの違いを1枚にした図。リクナビは新卒とインターンシップの情報で転職の求人は載っておらず、第二新卒はリクナビNEXTかリクルートエージェントを使う

おもしろいのは、迷った人が行き着く先が実際に用意されていることです。リクナビのドメインで「エージェント」のページを開こうとすると、リクルートエージェントの公式サイトへそのまま転送されます。就活サイトの側にも、転職の話はここではないという線が引かれています。

補足:job.rikunabi.com/agent/ にアクセスすると www.r-agent.com に着地します。筆者が実際にたどって確認しました(調査時点)。転送先は変わることがあるので、リンクの着地は自分でも見ておいてください。

リクナビNEXTとリクルートエージェント、公式が書いている違い

この2つの違いについては、運営元自身が比較ページを出しています。都合の悪いことも含めて、そこに書かれている内容だけを並べます。

リクナビNEXTリクルートエージェント
種別転職サイト転職エージェント(人材紹介)
誰が動くか仕事選びから応募書類の作成、日程調整まですべて自分で行うキャリアアドバイザーが伴走し、応募手続き・面接設定・条件交渉まで支援
求人の性質企業から申し込まれた求人を公開。掲載期間中なら誰でも応募できる一般に公開していない非公開求人もあり、紹介してもらわないと応募できないこともある
求人数公式が「非公開」としている公開 約78万件/非公開 約28万件
登録後に起きること経歴を登録しておくと、企業や提携エージェントからオファーが届くことがある申し込み後に面談を経て、求人の紹介が始まる(面談なしで開始する場合もあり)

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出典:リクルートエージェント「リクルートエージェントとリクナビNEXTの違い」/求人件数はリクルートエージェント 公式サイトに記載の2026年7月31日時点の数字。表示件数は企業が採用を予定している人数で、時期によって変動します。

ここで見落としてほしくないのが、求人数の行です。リクナビNEXTの求人数は、公式が「非公開です」と書いています。ネット上には両者の件数を並べた比較表が出回っていますが、片方の数字は運営元が出していません。

そして公式は、こう締めています。

公式の記載:「転職エージェントと転職サイトはサービスの特性が違うため、どちらのサービスがより『転職活動に有効である』ということはありません。ご自身の条件や希望に合わせて、『向いている』と感じたサービスを利用するのがベストです。もちろん、それぞれのサービスの強みを活かして、併用するという方法もあります。」

出典:同上「リクルートエージェントとリクナビNEXTの違い」

同じ会社のサービスなのに、中でつながってはいない

ここは、第二新卒が両方に登録するかどうかを決めるときに効いてくる話です。第二新卒向けのよくある質問に、はっきり書かれています。

公式の記載:Indeed Japan株式会社が運営する『リクナビNEXT』は、企業の『公募求人広告』を集めてWeb上に掲載している求人情報サイトです。(中略)サービスについては、2つのサービスはそれぞれ独自に運営しています。」

出典:リクルートエージェント「リクルートエージェントのご利用について【第二新卒の転職でよくあるご質問】」Q7より

つまり、片方に登録しても、もう片方に情報が回るわけではありません。同じ求人が両方に載ることはあり得るとされていますが、サービスとしては別物として動いています。両方見たいなら、両方に登録する必要があります

もうひとつ、同じQ&Aから。エージェントに登録すると勝手に応募させられるのでは、という心配についてです。

  1. 紹介された求人に必ず応募する義務はない

    「応募するかどうかは自由ですので、ご自身で判断ください。ご本人が希望しないかぎり、企業に推薦を出すことはありません」と明記されています。登録=応募ではありません。

  2. 同時に複数社を受けてよく、社数の制限もない

    「複数の企業に、同時に応募することもできます。また、応募社数の制限もありません」。さらに「並行して独自の転職活動を進めることも可能」とも書かれています。エージェントと転職サイトの併用は、公式に想定されている使い方です。

  3. 今すぐ転職する気がなくても相談していい

    「転職活動をすることと、実際に転職をすることは同じではありません」というのが公式の回答です。辞めるかどうか決めきれていない段階の相談も、断られる前提ではありません。

出典:同上「第二新卒の転職でよくあるご質問」Q1・Q3・Q4

在職中に動くとき、現職にバレないのか

第二新卒でいちばん多い状況は「まだ辞めていない」です。転職サイトに経歴を登録すると、今の会社の人事に見つかるのではないかという不安が出ます。

これについてもリクナビNEXTのQ&Aに回答があります。仕組みは2段構えです。

  1. ブロック企業設定を使う

    「『ブロック企業設定』という設定であなたのレジュメを特定の企業から見られないようにすることが可能です」。現在の勤務先、取引先、関連会社を登録しておく形です。

  2. そもそも個人が特定できる情報は出ない

    「氏名、メールアドレス、生年月日、住所、電話番号、勤務先名などの個人特定につながる情報はいかなる企業にも公開されません」とされています。

出典:リクナビNEXT 転職Q&A「スカウトサービスに登録すると、現職の人事担当者にバレてしまうのでは?」/同ページに「2010/10/13時点での情報です」と記載があります。設定の名称や仕様は変わっている可能性があるため、登録時に画面で確認してください。

補足:この回答は公式ページに掲載時点が明記されている古い記事です。書かれている内容をそのまま引きましたが、いま同じ名前の設定があるかどうかまでは保証できません。登録後、最初にやることとして設定画面を確認してください。

費用の面も確認しておきます。リクナビNEXTは「会員登録から求人検索、企業への応募などすべて無料でご利用いただけます。なぜなら、企業から広告掲載料を受け取ることでサイトを運営しているから」と説明しています。リクルートエージェントの側も「サービスは全て無料です」としています。求職者が払う場面は、どちらにもありません

出典:リクナビNEXT 転職Q&A「転職サイトってお金はかかるのでしょうか?」(2019年7月25日時点の情報と記載)/リクルートエージェント「第二新卒の転職・求人もリクルートエージェント」

そもそも「第二新卒」は、どこまでを指すのか

自分が第二新卒に当てはまるのか分からないまま探している人も多いはずです。ここも公式の言葉を借ります。

公式の記載:「『第二新卒』とは、厳密な定義があるわけではありませんが、一般的には社会経験3年目くらいまでの、経験よりもポテンシャルを期待されている方のことを指すことが多いようです。」

出典:リクルートエージェント「第二新卒の転職・求人もリクルートエージェント」

「厳密な定義があるわけではない」と、業界最大手が自分で書いています。3年を1日でも過ぎたら第二新卒ではない、という線は誰も引いていません。ネットで見かける「第二新卒は3年以内」という断言は、目安が独り歩きしたものです。

そして期待されているのは経験ではなくポテンシャルだ、とも書かれています。ここは元アパレル販売員として、身に覚えがあります。

販売の現場を2年で離れたとき、自分には語れる実績が何もないと思っていました。売上の数字は店のものだし、任されていたのは在庫の並べ替えくらいだと。ところが買取の面接で聞かれたのは、数字ではなく「なぜ辞めるのか」と「次は何年いるつもりか」でした。短く辞めた人間に対して会社が知りたいのは、実績ではなく続くかどうかです。ポテンシャル採用というのは、要するにそこを見られるということでした。

REAL EXPERIENCE — アパレル販売から買取業へ移った筆者

自分はどちらに登録すべきか

ここまでの公式情報だけで判定できます。当てはまるほうを選んでください。

リクナビNEXTから始める人

  • 行きたい業界や職種がもう決まっている
  • 誰かと話す前に、まず求人を眺めたい
  • 在職中で、面談の時間を作りにくい
  • いい求人が出るまで待ってもいい

リクルートエージェントから始める人

  • 職務経歴書に何を書けばいいか分からない
  • いつまでに決めるか、期限がある
  • 面接で短期離職をどう話すか迷っている
  • 公開されていない求人も見たい

3つ以上あてはまるなら、片方だけでなく両方に登録して構いません

  • 在職中で、活動できる時間が限られている
  • 今の職種のまま会社を変えるのか、職種ごと変えるのか決まっていない
  • 選考のスケジュールを自分で組む自信がない
  • 応募したい会社が5社も思い浮かばない
  • 1社目を3年以内に辞めることになりそう

→ 公式が「併用するという方法もあります」「並行して独自の転職活動を進めることも可能」と書いている以上、両方使うのは想定内の動き方です。

VERDICT ただし、登録した数だけ進むわけではありません

エージェントは面談が入ります。転職サイトは求人を自分で読み込む時間が要ります。在職中に3つも4つも並行させると、どれも中途半端になります。まずどちらか一方を本命に決めて、足りないと感じたら足すほうが現実的です。

新卒のときと、進め方はどう違うのか

就活の感覚のまま動くと、ここでつまずきます。公式のQ&Aが、違いを3つ挙げています。

新卒の就活

  • 選考・内定・入社の時期がどの企業もほぼ同じ
  • 提出するのはエントリーシート
  • 全員が同じスケジュールで動く

第二新卒の転職

  • 選考スケジュールが企業ごとにバラバラ
  • 社会人経験を伝える職務経歴書が要る
  • 数日前に出た求人が突然止まることもある
  • 今の会社を辞めるタイミングも自分で図る

出典:リクルートエージェント「第二新卒の転職でよくあるご質問」Q8より

公式が「スケジューリングがとても大切」と結論づけているとおりです。就活のように「3月に始めて6月に決める」という共通の時計は、転職側にはありません。求人が出た瞬間から数えるしかない。だから、動くと決めたなら登録は早いほうが有利になります。

補足:リクナビNEXTには「グッドポイント診断」という無料の自己分析ツールがあります。公式によれば所要は約30分、18種類の強みのうち5つが出て、診断結果は8,568通り。受けるには会員登録(無料)が必要で、マイページ下部から受検します。職務経歴書に書くことが思い浮かばないなら、ここから手をつけるのは悪くありません。出典:リクナビNEXT「自分の強みを無料診断!自己分析ツール『グッドポイント診断』」(最終更新 2025年6月19日)

求人票では分からないところを、先に埋めておく

どちらのサービスを選んでも、求人票から読み取れることには限りがあります。給与レンジと仕事内容は載っていても、実際に何年で人が抜けていくのか、面接で何を聞かれたのかは書かれていません。1社目を短く辞めることになった人ほど、そこを外したくないはずです。

NO.1

ワンキャリア転職

企業ごとの年収・社員のクチコミ・選考体験談・転職体験談をまとめて見られる転職サイトです。「その企業へのキャリア」「その企業からのキャリア」という形で、入った人と出た人の経路が並んでいるのが特徴。求人を探す機能に加えて、選考対策やキャリア面談のページも用意されています。求人サイトで気になる会社を見つけたあと、その会社の中身を確かめる用途に向いています。会員登録は無料です。

企業の年収とクチコミを無料で見る 運営:株式会社ワンキャリア/新規会員登録は無料
補足:掲載されている企業や体験談の件数は日々変わります。自分が受けたい会社のページがあるかどうかは、登録前にサイト内の検索で確かめてください。この記事では特定の企業の体験談が載っているという確認は取っていないため、そう書いていません。

もうひとつ、経歴に自信がない場合の選択肢も挙げておきます。ただしこちらは30代の方は対象外です

第二新卒エージェントneo

第二新卒・既卒・フリーター・高卒・中卒に向けた、20代限定の就職/転職支援サービスです。公式に「20代に特化した就・転職サポートです」「20代の方限定になります」と明記されています。専任のアドバイザーが履歴書・職務経歴書の添削から未経験可の正社員求人の紹介まで担当します。大手のエージェントで紹介できる求人がないと言われた人、職務経歴書を一人で書き切れない人向けです。

20代向けの就職相談を無料で申し込む 運営:株式会社ネオキャリア/20代限定・利用は無料/電話受付 平日9:00〜19:00
補足:30歳を過ぎている方は、公式が対象を20代限定としているため申し込めません。当てはまらない場合は、年齢を限定していないリクルートエージェントなどの一般向けサービスを見てください。
この記事の情報の出どころを確認する

各サービスの説明は、運営元の公式ページを直接開いて確認したものだけを使っています。使ったページは、リクナビ(job.rikunabi.com)、リクナビNEXTの転職成功ノウハウおよび転職Q&A(next.rikunabi.com)、リクルートエージェントのサービス紹介ページ群(www.r-agent.com/service/ の「リクルートエージェントとリクナビNEXTの違い」「第二新卒の転職・求人もリクルートエージェント」「第二新卒の転職でよくあるご質問」)です。

求人件数は、リクルートエージェント公式に記載の2026年7月31日時点の数字です。表示件数は企業が採用を予定している人数で、時期によって変動します。リクナビNEXTの求人数は公式が「非公開です」としているため、この記事では数字を書いていません。

スカウトのブロック設定に関する回答には「2010/10/13時点での情報です」、利用料金に関する回答には「2019年7月25日時点での情報です」と、それぞれ公式ページに掲載時点が明記されています。現在の仕様が同じである保証はないため、登録時にご自身で画面を確認してください。

リクナビの会員登録が既卒・社会人でも可能かどうかについては、公式に明文の記載を見つけられなかったため扱っていません。第二新卒の成功率や年収アップ率も、公式に記載がないため扱っていません。推測での補完はしていません。

紹介している転職サービスの説明も、公式サイトに書かれている内容だけを使っています。

リクナビで転職の求人は探せますか?
リクナビ(job.rikunabi.com)に掲載されているのは新卒採用とインターンシップの情報です。ページタイトルも「【就活ならリクナビ】インターンシップ・新卒採用の就職活動情報サイト」となっており、転職の求人は見当たりません。社会人が転職先を探す場合は、リクナビNEXT(転職サイト)またはリクルートエージェント(転職エージェント)を使うことになります。
リクナビNEXTとリクルートエージェントは何が違いますか?
リクナビNEXTは転職サイトで、仕事選びから応募書類の作成、日程調整まですべて自分で行います。掲載期間中の求人であれば誰でも応募できます。リクルートエージェントは人材紹介で、キャリアアドバイザーが求人紹介から応募手続き、面接設定、条件交渉までを支援します。一般に公開していない非公開求人もあり、紹介を受けないと応募できないこともあります。公式は「どちらのサービスがより『転職活動に有効である』ということはありません」と説明しています。
第二新卒は何年目までを指しますか?
リクルートエージェントの公式ページは「厳密な定義があるわけではありませんが、一般的には社会経験3年目くらいまでの、経験よりもポテンシャルを期待されている方のことを指すことが多いようです」と説明しています。3年という線が制度として決まっているわけではありません。求人ごとに応募資格が異なるため、実際に応募できるかどうかは各求人の記載で確認してください。
在職中に転職サイトに登録すると、今の会社にバレますか?
リクナビNEXTのQ&Aによれば、スカウトサービスには「ブロック企業設定」があり、現在の勤務先や取引先、関連会社からレジュメを見られないようにできるとされています。また、氏名・メールアドレス・生年月日・住所・電話番号・勤務先名などの個人特定につながる情報は、いかなる企業にも公開されないとされています。ただしこの回答には「2010/10/13時点での情報です」と記載があるため、登録時に設定画面でご自身で確認してください。
リクナビNEXTとリクルートエージェントは両方登録してもいいですか?
公式は「2つのサービスはそれぞれ独自に運営しています」と説明しており、片方に登録してももう片方に情報が回るわけではありません。そのうえで「それぞれのサービスの強みを活かして、併用するという方法もあります」とも書かれています。またリクルートエージェント側は「複数の企業に、同時に応募することもできます。また、応募社数の制限もありません」「並行して独自の転職活動を進めることも可能です」としています。
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