第二新卒で二回目の転職は不利か|面接官が見ているのは回数ではなく「線」

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二回目の転職は不利か

※この記事で紹介する「ワンキャリア転職」(運営:ONE CAREER Inc.)と「第二新卒エージェントneo」(運営:株式会社ネオキャリア)は、いずれも当メディアとは別の会社が運営する第三者のサービスです。サービス内容は各社の公式サイトを実際に開いて確認した記載にもとづきます(情報の時点は記事末に記載)。統計は厚生労働省の公表資料から引用し、出典を都度示しています。筆者は新卒で入ったアパレル会社を8ヶ月で退職し、ブランド古着のECベンチャーを経て、いまは古物商として独立しています。人事の専門家ではなく、短期離職から実際に動いた側の立場で書いています。

CONCLUSION

2回目そのものは、落とされる理由になりません。落ちるのは「2回とも同じ理由で辞めている」と読まれたときです。

「第二新卒で二回目の転職」と検索する人が本当に知りたいのは、回数の相場ではなく自分がまだ通用するのかだと思います。結論から言うと、面接官は回数を数えてはいますが、そこで合否を決めてはいません。決めているのは、2回の退職理由が一本の線としてつながって見えるかどうかです。この記事では、そう言い切れる根拠と、線をつくるために今日できる準備を順番に置きます。

「線」の作り方から読む

次のうち3つ以上あてはまるなら、この記事の対象です

  • 新卒で入った会社を数ヶ月〜数年で辞めて、いま2社目にいる
  • 2社目も合っていない気がしているが、口に出せていない
  • 「2回目はさすがに不利」「ジョブホッパーと思われる」が怖くて動けない
  • 職務経歴書を、まだ一度も最後まで書き上げたことがない
  • 前回の転職で何を基準に会社を選んだか、自分でも説明できない

→ 3つ以上あてはまるなら、いま足りないのは求人情報ではなく、2回の理由を1本にまとめる材料です。

まず前提:短く辞めているのは、あなただけではない

回数の話をする前に、事実を1つ置きます。厚生労働省が5年に一度ほど行っている「転職者実態調査」では、転職した人が直前の会社にどれくらい在籍していたかを集計しています。令和2年の結果はこうでした。

転職した人が前の会社にいた期間の分布。6か月未満7.8%、6か月〜1年9.9%、1年〜2年17.1%で、勤続2年未満が合計34.8%

直前の会社の勤続が2年未満34.8%転職者のおよそ3人に1人
同じく6か月未満7.8%1年未満まで広げると17.7%
10年以上いた人19.7%長く勤めてから動く人は少数派

出典:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」個人調査・表12「直前の勤め先の通算勤務期間階級別転職者割合」(令和2年10月1日現在・総数/「不明」0.8%は図から省略)

実際に転職した人のうち、3人に1人は前の会社に2年もいなかったということです。短期で辞めた人は、採用の現場では珍しい存在ではありません。1社目を短く辞めて2社目も短い、という経歴は、統計の上ではまったく例外ではないわけです。

補足:この調査は不定期で、実施されたのは平成18年・平成27年・令和2年の3回です。次の令和7年調査の結果公表は令和8年9月ごろの予定と厚生労働省が案内しているため、本記事の時点で最新の確報は令和2年調査になります。

面接官が見ているのは、回数ではなく「線」

では回数はまったく関係ないのか。そうではありません。回数は質問の量を増やします。合否を分けるのは、その質問に答えたときに、2回の退職がひとつづきの動きに見えるか、バラバラの点に見えるかです。

同じ2回の転職でも、退職理由がバラバラなら点、つながっていれば線として読まれることを示した比較図

POINTS

点として読まれる説明

再現性なし
  • 1社目は人間関係、2社目は残業、と理由が毎回違う
  • どちらも「相手が悪かった」で終わっている
  • 次に何をしたいかが、辞めた理由とつながっていない
  • →「次も同じことが起きるのでは」と読まれる
A LINE

線として読まれる説明

再現性あり
  • 2回とも、同じ方向に近づこうとして動いている
  • 「そこには無かった」という事実で説明できている
  • 次の会社を選ぶ基準が、その線の延長にある
  • →「うちで続く理由」が面接官の側で組み立てられる

大事なのは、職歴そのものは書き換えられなくても、並べ方と説明の仕方は準備で変えられるということです。同じ2回の転職が、点の集まりにも一本の線にも見えます。そしてほとんどの人は、この準備をしないまま面接に行きます。

準備をしている人は、3割しかいない

同じ調査に、転職者が転職するにあたって何か準備をしたかを聞いた項目があります。ここが、2回目の転職でいちばん差がつくところです。

特に何もしていない66.1%転職者のおよそ3人に2人
転職準備活動を行った30.9%準備している人は3割
キャリアコンサルティングを受けた16.0%準備した人の中での割合

出典:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」個人調査・表18「転職準備活動の内容別転職者割合」(複数回答。「キャリアコンサルティングを受けた」16.0%は準備活動を行った人を100とした内訳。情報時点 2026年8月)

準備をした人の中でいちばん多かったのは「産業・職業に関する情報等の収集をした」で42.9%。要するに調べた人です。裏を返せば、3人に2人は調べもせずに次の会社を決めています。

1回目の転職なら、それでも勢いで通ることがあります。ですが2回目は「なぜ2回とも短いのか」を必ず聞かれるので、その場で考えた答えでは足りません。2回目は、準備しているかどうかが表に出るのです。

補足:転職活動そのものの方法は「求人サイト・求人情報専門誌・新聞・チラシ等」が39.4%、「ハローワーク等の公的機関」が34.3%、「縁故(知人、友人等)」が26.8%、「民間の職業紹介機関」が14.8%です(同調査・表17/複数回答)。エージェントを使う人は、実は少数派です。

2回目で必ず聞かれる3つの質問と、答えの作り方

質問は毎回ほぼ同じです。答えを事前に作っておけば、それだけで上位の3割に入れます。

  1. 「1社目はなぜ辞めたのですか」

    ここで会社の悪口を言うと、その時点で点になります。「何を期待して入り、それが無かった」という事実の形にします。「残業が多かった」ではなく「実務を早く覚えたくて入ったが、実際は担当範囲が固定で覚える機会がなかった」。前者は不満、後者は判断です。

  2. 「2社目もなぜ辞めるのですか」

    いちばん見られるのはここです。1社目と同じ動機で動いていることを、あえて示すのが安全です。「1社目で足りなかったものを求めて2社目に入り、そこでは半分は満たされた。残りの半分をやるには次が必要」——この形にできると、2回が1本の線になります。逆に、1社目と関係のない新しい不満を持ち出すと、その瞬間に点に戻ります。

  3. 「うちでは続くと言える根拠は何ですか」

    意欲では答えになりません。2回の経験から、自分が続く条件と続かない条件がわかったという形にします。そのうえで、応募先がその条件を満たしていることを、求人票ではなく実際に働いている人の話を根拠にして言えると強い。ここが、次の章で「調べる」ことが効いてくる理由です。

注意:2回の理由を1本にするのは、経歴を作り変えることではありません。事実として起きたことの中から、共通している動機を見つけて前に出すという作業です。実際には無かった志望動機を後から足すと、深掘りされた瞬間に崩れます。崩れ方は、正直に不満を話すよりずっと悪くなります。

正直な話、2回目で年収は上がるのか

同じ調査に、転職で賃金がどう変わったかの集計があります。期待を持たせすぎないように、そのまま書きます。

増加した39.0%
変わらない20.2%
減少した40.1%
D.I.(増加−減少)-1.1pt

出典:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」個人調査・表13「転職による労働条件(賃金)の変化別転職者割合」(総数/「不明」0.7%を含むため合計は100%になりません。情報時点 2026年8月)

全体では、増えた人と減った人がほぼ同じです。「転職すれば給料が上がる」は、統計上は正しくありません。ただし、この調査は年齢階級別の数字も出していて、20歳以上49歳以下の年齢階級ではD.I.がプラス——つまり増えた人のほうが多くなっています。若いうちに動くほうが賃金面では有利、という傾向は数字にも出ています。

VERDICT 年収目当てだけの2回目は、賭けになります

全体で見れば増えるか減るかは五分五分です。一方で、転職者が現在の会社を選んだ理由は「仕事の内容・職種に満足がいくから」41.0%、「自分の技能・能力が活かせるから」36.0%が上位で、「賃金が高いから」は12.2%にとどまります(同調査・表21-1/3つまでの複数回答)。実際に動いた人も、賃金を一番の理由にはしていません。

では、何を準備するか——道具は2つでいい

やることは2つです。①他人が実際に通った線を見る ②自分の線を、人に説明できる形にする。それぞれに向いた道具を1つずつ挙げます。どちらも登録は無料です。

① 他人の「線」を実例で見る — ワンキャリア転職

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ワンキャリア転職(運営:ONE CAREER Inc.)

企業ごとの転職体験談・選考体験談・社員クチコミ・年収情報を集めた転職サイトです。公式サイトの説明は「企業ごとのキャリアパスを掲載しています。その企業へのキャリア・その企業からのキャリア・社員クチコミ・選考対策情報を見ることができます」。2回目の転職で必要なのは、まさにこの「その企業へのキャリア」——どんな経歴の人が、どこから、なぜその会社に移ったのかという実例です。会員登録は無料で、求人・イベント・キャリア面談・転職体験談・選考対策がひととおり揃っています。

ワンキャリア転職に無料登録して転職体験談を見る 会員登録は無料 / 応募する前に「その会社に入った人の経路」を確認できます

転職体験談は、年代・性別・職種・前職の企業名・転職先の企業名・役職・転職を考えた理由がセットで載っています。「30代|男性/プロダクトマネジメント/ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ → アマゾンジャパン」といった具合です。選考体験談のほうは、企業名・面接の段階・受験年月・結果・面接で聞かれた質問まで載ります。

これを何十本か読むと、自分と似た経路の人が、その経歴をどう言葉にしているかがわかります。前の章の「3つの質問」に自分で答えを作るとき、ゼロから考えるより、実例を先に浴びたほうが早いし、独りよがりになりません。「特に何もしていない」66.1%から抜けるいちばん安い方法が、これです。

補足:ワンキャリア転職には、目的から選ぶ「キャリア面談」もあります。公式サイトに用意されているのは「企業選び・企業探し」「転職時期の検討」「今の自分の市場価値を知る」「キャリアの棚卸しをする」の4つで、いずれも所要15〜30分と表示されています。2回目で迷っている人に効くのは「キャリアの棚卸しをする」——2回の退職理由を第三者の前で言葉にする作業そのものだからです。

② 書類から一緒に作ってほしいなら — 第二新卒エージェントneo(20代限定)

自分で調べて自分で書ける人は、①だけで足ります。職務経歴書を最後まで書き上げたことがない人は、人に付いてもらったほうが早い。ただし対象年齢に制限があるので、そこだけ先に確認してください。

20代のみ

第二新卒エージェントneo(運営:株式会社ネオキャリア)

公式サイトに「20代に特化した就・転職サポート」「20代の方限定になります」と明記されているエージェントです。対象は第二新卒・既卒・フリーター・高卒・中卒。流れは5ステップで、登録(カンタン30秒登録)→ キャリアカウンセリング → 選考・面接対策(書類添削、自己PR・志望動機の作成、人事目線での模擬面接)→ 選考(担当者が実際に訪問した企業のみ紹介・面接のフィードバックあり)→ 内定(入社日や条件の交渉を代行)。公式の記載では履歴書添削から面接対策まで専任アドバイザーが無料でサポートします。

第二新卒エージェントneoに無料で相談する 公式に「20代の方限定」と明記 / 相談・書類添削・面接対策は無料
面談の形場所最寄り
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出典:第二新卒エージェントneo 公式サイト(面談予約画面/2026年8月確認)

2つの使い分け

ワンキャリア転職が向いている

  • 30歳を超えている(neoは20代限定のため)
  • まず自分で調べて考えたい
  • 行きたい会社が、ぼんやりでも決まっている
  • 担当者から連絡が来るのが煩わしい
  • 面接で聞かれることを先に知っておきたい

第二新卒エージェントneoが向いている

  • 20代である(公式に20代限定と明記)
  • 職務経歴書を書き上げたことがない
  • 2回の退職理由を、人と話しながら整理したい
  • 模擬面接で一度練習してから受けたい
  • 何から手をつけるかが決められていない

両方使ってもかまいませんが、順番は①で調べてから②に行くほうが得です。何も持たずに面談に行くと、担当者の提案をそのまま受け取ることになります。転職体験談を20本も読んでから行けば、「この経路に近いことをやりたい」と自分から言えます。同じ無料でも、引き出せるものが変わります。

新卒で入ったアパレルを8ヶ月で辞めたとき、いちばん怖かったのは「次も続かなかったらどうしよう」でした。実際には、続かなかった理由がはっきりしていたので、次はその条件だけを外して選びました。結果、移った先のECベンチャーは自分に合っていて、そこでの経験がいまの独立につながっています。振り返って思うのは、怖いのは回数ではなく自分がなぜ辞めたかを言葉にできていないことのほうだった、ということです。

REAL EXPERIENCE — 筆者。新卒で入った中堅アパレルを8ヶ月で退職 → ブランド古着ECのベンチャー → 独立

2回目でやってはいけない3つ

  1. 辞めてから探す

    2回目は書類で止まることが1回目より増えるので、活動が長引きやすい。在職中に始めれば、条件が合わなければ断れます。無職の期間が長いほど、次の面接で説明する項目がもう1つ増えます。

  2. 回数を隠す

    職歴は雇用保険や年金の記録から把握されます。書かないという選択肢はありません。隠すより、聞かれる前提で答えを用意するほうが安全です。

  3. 「とりあえず受かるところ」に決める

    これが3回目を呼びます。転職者が実際に会社を選んだ理由の1位は「仕事の内容・職種に満足がいくから」41.0%でした。受かりやすさではなく、続く条件で選んだ人が多数派です。

よくある質問

2回目の転職だと、書類で落とされやすくなりますか?
回数が増えると質問される項目は増えます。ただし短期離職そのものは珍しくなく、厚生労働省の令和2年転職者実態調査では、転職した人の34.8%が直前の会社に2年未満しかいませんでした。落とされる原因になりやすいのは回数そのものより、2回の退職理由がつながって見えないことです。応募前に、2回とも同じ動機で動いたと説明できる形にしておいてください。
2回目の転職で年収は上がりますか?
統計では五分五分です。厚生労働省の令和2年転職者実態調査によると、転職で賃金が「増加した」39.0%、「減少した」40.1%、「変わらない」20.2%で、D.I.(増加−減少)は総数で-1.1ポイントでした。ただし20歳以上49歳以下の年齢階級ではD.I.がプラスで、若い年代ほど増えた人のほうが多くなっています。
30歳を過ぎていても第二新卒エージェントneoは使えますか?
使えません。公式サイトに「20代に特化した就・転職サポート」「20代の方限定になります」と明記されています。30歳以上の方は、企業ごとの転職体験談・選考体験談・クチコミを無料で読めるワンキャリア転職から始めてください。年齢の線引きは各社で変わる可能性があるため、登録前に公式サイトの最新の記載もご確認ください。
2回目の転職活動は、何から始めればいいですか?
求人を探す前に、2回の退職理由を紙に書き出すところからです。厚生労働省の令和2年転職者実態調査では、転職者の66.1%が「特に何もしていない」と回答しており、準備をした人は30.9%にとどまります。準備の中身として最も多いのは「産業・職業に関する情報等の収集」42.9%。まず調べる、が最短です。

もう一度、答え

2回目という事実は変えられません。変えられるのは、その2回をどう並べて説明するかです。準備をしている人は3割しかいないので、実例を読んで、自分の線を言葉にするだけで上位に入れます。まずはワンキャリア転職に無料登録して、自分と似た経歴の人がどこへ移ったのかを20本ほど読んでみてください。それだけで、面接で聞かれる3つの質問の答えが見えてきます。

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情報の時点:2026年8月27日。統計は厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」(概況のページ/個人調査 表12・表13表17・表18・表21-1)を実際に開いて確認しました。サービス内容は ワンキャリア転職公式サイトおよび 第二新卒エージェントneo公式サイトの記載にもとづきます。対象年齢・サービス内容・拠点は更新される可能性があるため、登録前に公式サイトの最新の記載もご確認ください。

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