※この記事の料金・メニュー内容は、各社の公式サイトを実際に開いて確認した調査時点の内容です。筆者は理容師でも美容師でもエステティシャンでもありません。元アパレル販売員・買取査定員で、現在はファッションバイヤーとして人の第一印象を見てきた立場から書いています。記事内のリンクの一部は広告リンクです。
「眉毛エステ」の正体は、ほとんどが眉カット+ワックス。値段は2,200円からで、10分で終わります。
いっぽうで、メンズ脱毛サロンやメンズエステの料金表を開くと、眉のメニューが無いことがあります。どの店に何を頼めるのかを、公式サイトの記載だけで整理しました。
3つの違いから読む眉を人に整えてもらう、という選択肢にたどり着いた時点で、判断としてはほぼ正解です。眉は自分で切ると必ず左右がずれます。鏡は左右反転していて、利き手はどちらか一方しか使えないからです。
ただ、「メンズ 眉毛 エステ」で検索して出てくる店は、やっていることも値段もバラバラです。ここを混ぜたまま予約すると、期待した施術が受けられません。
2つ以上あてはまるなら、一度プロに任せる価値があります
- 自分で整えたあと、写真で見ると左右が違う
- 眉が濃くて、切っても「ボサッと」感が残る
- どこまで剃っていいのか毎回迷って、結局触らない
- 眉の形をどうしたいのか、言葉で説明できない
→ 2つ以上なら、まず1回だけ店で形を作ってもらい、その形を家で維持するのがいちばん安上がりです。
「眉毛エステ」は、3つの別ものが同じ名前で呼ばれている
検索結果に並ぶ店を、公式サイトのメニュー表から分類すると3つに割れます。この3つは、やっている作業がそもそも違います。
| 呼ばれ方 | 実際にやること | 公式で確認できた料金 |
|---|---|---|
| 眉カット ヘアメイクサロンのメンズメニュー | ハサミで長さを切り、形を作る | 2,200円 / 10分 |
| 眉カット+ワックス 同じ店のオプション | 眉まわりの毛をワックスで除去する | 3,850円 / 20分 |
| 顔脱毛 メンズ脱毛サロン | 光を当てて毛を減らす(眉は対象外の店がある) | 1,800円〜 / 単部位 |
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上の2つはその日のうちに見た目が変わる施術で、いちばん下だけは何回か通って毛を減らしていくものです。目的がまるで違います。
10分・2,200円で、その場で形が決まります。脱毛サロンに行っても、眉のメニューが無いか、あっても効果が出るのは数ヶ月先です。
公式で確認できた、メンズの実料金
「相場は3,000円〜5,000円くらい」と書いてあるページは多いのですが、その数字の出どころが書かれていません。ここでは公式サイトに実際に載っている金額だけを出します。全国に店舗があり、メンズメニューを独立して掲げているアトリエはるかの記載です。

公式の説明を、そのまま並べておきます。
- メンズ眉カット|2,200円(税込)・10分
「お顔立ちや流行に合わせて、自然な眉の形を形成します」。骨格や顔立ちに合わせて眉をカットし、アイブロウメイクで希望のイメージに仕上げる、と書かれています。
- メンズ眉カット+メンズクイックワックス|3,850円(税込)・20分
「眉カットに加えて、シートワックスで眉まわりの毛を脱毛します。椅子に座ったままの施術となります」。眉まわりの産毛を除去することで、きれいな眉が長持ちする、という位置づけです。
- デザインワックスコース|4,950円(税込)・30分
眉カットメニュー側にある上位コース。「ソフトワックスで眉まわりの産毛や角質までスッキリ除去」で、こちらはベッドでの施術になります。
出典:アトリエはるか「メンズ」メニュー/同「眉カット」メニュー(いずれも税込・情報時点 2026年8月)
メンズ脱毛サロンの料金表には、眉が無いことがある
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。「メンズエステ」「メンズ脱毛」と名前が付いていても、眉を扱っているとは限りません。
実際に大手メンズ脱毛サロンの公式料金ページを開いて、顔の単部位メニューを数えてみました。並んでいるのは両ほほ・両もみあげ・鼻下・口下・あご・あご下と首の6つで、眉・眉間・額はどこにもありませんでした。顔のセットプランも「顔ヒゲ全体6部位」という括りで、内訳は同じ6か所です。
顔の単部位は初回1,800円と安く見えますが、その6部位に眉は入っていません。ヒゲや頬の毛を減らしたい人のためのメニューです。
もうひとつ、男性向けのエステとして名前の通っているダンディハウスの公式サイトも、コース一覧とフェイシャルのページを確認しました。眉に関する記載は1件もありません。フェイシャル・ダイエット・脱毛といったコース構成で、眉のデザインは扱いの外にあります。
つまり「エステ」の看板を目印にすると外します。目印にすべきなのはメニュー表に「眉カット」「アイブロウ」の文字があるかどうか、この一点だけです。
出典:RINX 料金ページ(単部位料金・FACE)/男のエステ ダンディハウス コース一覧(情報時点 2026年8月・いずれも眉の単独メニューの記載なし)
店に頼むか、自分でやるか
正直に書くと、全員が店に行くべきだとは思いません。形が決まっていて長さだけが伸びる人は、自分で切ったほうが早くて安いです。
店に頼んだほうがいい人
- 一度切りすぎて、自分でやるのが怖い
- 眉が濃くて毛量から落とす必要がある
- なりたい形が自分では決められない
- 写真撮影や式など、外せない予定が近い
自分でやったほうが早い人
- 形はもう決まっていて、伸びるだけ
- 予約を取るのが面倒で先延ばしにする
- 眉が薄めで、切る量がもともと少ない
- 月1回のペースで自分で触る習慣がある
現実的にいちばん安いのは、最初の1回だけ店で形を作ってもらい、以降は伸びた分を自分で落とすやり方です。2,200円を1回払えば、その後は道具代だけで同じ形を保てます。
予約する前に決めておく3つ
眉は「少し」の幅が人によって大きく違います。行ってから考えると、席に座った状態で決断することになります。
- カットだけか、ワックスまで頼むか
値段が1,650円変わります。眉まわりの産毛が気になっているならワックスまで、長さだけならカットで足ります。
- 「太さは変えないでください」と先に言う
眉は細くするほど老けて見えます。指定しないと細めに仕上げられることがあるので、座る前に伝えておくのが安全です。
- 大事な予定の直前は避ける
ワックスを使う施術は、当日の体調によって赤みが出る場合があると公式に注意書きがあります。本番の前日ではなく、3〜4日前に済ませてください。
販売員だったころ、面接や展示会の前に眉を切りすぎて出社した同僚を何人も見ました。共通していたのは「前日の夜にやった」ことです。眉は失敗しても翌日には直せません。伸びるのを待つしかない。だから、触るなら本番の3日以上前だと決めています。
帰ったあと、その形を保つのは自分の仕事
店で整えてもらっても、毛は2〜3週間で伸びます。その都度2,200円を払うと年間で3万円を超えます。形が決まったあとに必要なのは、長さをそろえる作業と、輪郭の外に出た毛を落とす作業の2つだけです。
- コームで毛の流れをそろえる
いきなり刃を入れません。流れをそろえると、飛び出している毛だけが見えます。
- コームから飛び出した分だけ切る
地肌に近い毛には刃を入れない。ここを守るだけで切りすぎは起きません。
- 輪郭の外に出た毛をシェーバーで落とす
触るのは下側と眉間だけ。眉の上を落とすと、店で作ってもらった形が崩れます。
この2工程に対応する道具を、公式サイトで仕様を確認したうえで2つだけ挙げます。
輪郭の外を落とす|電動の眉用シェーバー
刃が肌に直接当たらないので、カミソリのように削れません。パナソニックの「マユ&フェイスシェーバー ER-GM30」は、公式サイトの記載でマユ用刃・ウブ毛用刃・マユコーム2種が付属します。マユ用刃は刃の溝が広く太い毛にも対応し、眉のキワまで整えられる小幅の刃。ウブ毛用刃は刃先が丸い幅広の刃で、眉まわりの産毛用です。
コームは4段階で、Aが長さ約8mm/約6mm、Bが約4mm/約2mm。店で作ってもらった長さに近い段を選べば、次回からその長さを再現できます。単4形アルカリ乾電池1本で約1ヵ月(週2回・1回約5分使用の場合)、本体は高さ14.0cm・約20gです。
毛量が多い人|スキ刃の眉ハサミ
眉が濃い人が普通のハサミで長さを切ると、断面がそろって「切りました」という見た目になります。毛量そのものを減らすなら、髪のすきバサミと同じ構造のものを使います。
貝印の「眉スキハサミ」は、公式オンラインストアの記載で品番000KQ3155、刃部はステンレス刃物鋼、本体サイズ110×50×6mm。同社の説明は「眉の毛量を調整することができるスキ刃で自然な薄眉を作ることができる眉専用スキハサミ」です。1回で全部すかず、2〜3回に分けて様子を見てください。
仕様の出典:パナソニック「マユ&フェイスシェーバー ER-GM30」(価格はオープン価格のため公式に定価の記載なし)/貝印公式オンラインストア「眉スキハサミ」。カード内の価格は楽天市場の調査時点のもので、変動します/情報時点 2026年8月
よくある質問
メンズの眉毛エステは、いくらぐらいかかりますか?
メンズ脱毛サロンで眉毛を整えてもらえますか?
男が一人で行っても浮きませんか?
施術のあと、どのくらいで元に戻りますか?
まとめ
「眉毛エステ」という言葉は、実態としては眉カットとワックス脱毛を指しています。2,200円・10分で、その日のうちに形が決まります。いっぽうで、メンズ脱毛サロンやメンズエステの料金表には眉が無いことがあるので、店の看板ではなくメニュー表の文字で選んでください。
そして、1回行けば終わりではありません。形を作ってもらうのは店の仕事、その形を保つのは自分の仕事です。眉用シェーバーとスキバサミを合わせても4,000円弱で、2回目以降の施術代がまるごと浮きます。
