※この記事の型番・価格・サイズ・素材は、すべてナイキ公式オンラインストア(nike.com/jp)の商品ページを実際に開いて確認できたものだけを書いています。公式で確認できなかった項目は「確認できなかった」とそのまま書き、推測で埋めていません。筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、現在も古物商としてリユースの仕事を続けています。価格は調査時点のもので、変動します。
いま新品で買えるのはエアリフトだけです。アクアリフトはナイキ公式ストアで取り扱いを確認できませんでした。
「アクアリフトとエアリフトの違い」を調べている方の本当の疑問は、たいてい「で、どっちを買えばいいのか」だと思います。先に答えを書きます。アクアリフトは公式では買えません。中古・並行輸入なら手に入りますが、値段は上がっています。この記事では、①公式で確認できた現行ラインナップ、②2つの実際の違い、③30代の男が履くならどちらか、④サイズと雨の扱い、の順でまとめました。
まず事実確認:ナイキ公式に「アクアリフト」は残っていない
ナイキ公式オンラインストアで「エアリフト」「アクアリフト」「aqua rift」の3通りで検索しました。結果、アクアリフト(AQUA RIFT)に一致する商品は1点も出てきませんでした。日本のストアでも、アメリカのストアでも同じです。つまり、アクアリフトはナイキから新品を買える状態にありません。
一方でエアリフトは、名前を変えた派生モデルまで含めて4種類が現行で売られています。しかも、そのうち1つは商品名に「メンズシューズ」と入っています。これは旧版の本記事にはなかった情報で、30代の男性が読むうえでいちばん大きい変化なので、先に表で出します。
| モデル名 | 品番 | 表示区分 | サイズ(JP) | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| ナイキ エア リフト | IW1244-010 | メンズシューズ | 23〜30cm | 12,100 |
| ナイキ エア リフト | IV6058-001 | ウィメンズシューズ | 22〜29cm | 12,100 |
| ナイキ エア リフト メッシュ | IW8074-001 | ウィメンズシューズ | 22〜29cm | 12,100 |
| ナイキ エア リフト ブリーズ | 848386-001 | ウィメンズシューズ | 22〜29cm | 12,100 |
| ナイキ アクア リフト | — | — | — | 取扱なし |
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出典:ナイキ公式オンラインストアの各商品ページ(メンズ/ウィメンズ/メッシュ/ブリーズ)。ブリーズは調査時点でセール適用中でした。
アクアリフトとエアリフトの違い
2つはどちらも、つま先が足袋のように2つに割れたスプリットトゥのシューズです。パッと見が似ているので混同されますが、成り立ちがそもそも違います。
エアリフト
¥12,100
- 1996年にランニングシューズとしてデビューした原型
- 薄く、軽く、足に沿う
- メンズ表記の品番があり23〜30cm
- 公式で新品が買える
アクアリフト
中古のみ
- エアリフトの意匠を厚底に振った派生モデル
- ソールに厚みがあり重心が高い
- 公式サイズ展開は確認できず
- 公式では買えない
エアリフトの出自は、ナイキ公式の商品説明にはっきり書かれています。「1996年に先進的なランニングシューズとしてデビュー」。つまり、いまでこそサンダル的に履かれていますが、もともとは走るための靴として設計されたものです。だから薄くて軽く、足に張り付くようなシルエットをしています。
アクアリフトはその意匠を引き継ぎつつ、ソールを厚くしてボリュームを出した派生モデルです。並べると別物に見えるほど、ソールの高さと甲の膨らみが違います。「エアリフトが細身、アクアリフトが厚底」——違いを一行で言うならこれです。
エアリフトの中身(公式で確認できた仕様)
重量は24cm片方の値。出典:ナイキ公式オンラインストア エア リフト ウィメンズシューズ商品ページ
ストラップは足の中央部とヒールの2か所にあり、どちらも面ファスナー(マジックテープ)で調節できます。クッションはヒールに内蔵されたNike Airユニットとフォームミッドソールの組み合わせ。アウトソールはラバーで、トレッド(溝)が入っています。アッパーはウィメンズ品番でエラスタン・ポリエステル・ナイロンのブレンド、メンズ品番では「複数のテキスタイルを組み合わせた、軽量で通気性の高いアッパー」と説明されています。
30代の男が履くなら、どちらを選ぶか
公式で新品が買えて、メンズ表記の品番が23〜30cmまであり、定価も明確。アクアリフトを選ぶ理由は「厚底の見た目がどうしても欲しい」以外にほぼありません。
買取の現場で長く古着を見てきた立場から言うと、この2足は合わせるパンツの丈で評価が逆転するタイプの靴です。エアリフトは細身なので、テーパードやアンクル丈のスラックスに合わせても足首から下が重くなりません。アクアリフトは厚底で存在感が出るぶん、ワイドパンツやショーツなど「足元に量が欲しい」着こなしとの相性が良くなります。
店頭に立っていた頃、スプリットトゥのシューズを「奇抜すぎませんか」と聞かれることが多かったのですが、実際に足を入れてもらうと反応が変わります。つま先の割れは、履いてしまえば遠目にはほとんど分かりません。むしろ夏場に靴下なしでスニーカーを履くよりも、見た目が締まって清潔に見えます。抵抗があるのは履く前だけ、というのが正直なところです。
評価は公式の仕様(サイズ展開・在庫状況)と、筆者のアパレル販売・買取査定の経験に基づく主観です。
サイズは「メンズ品番があるかどうか」で見る
ここが実用上いちばん大事です。エアリフトはウィメンズ表記の品番だと22〜29cmですが、メンズ表記の品番(IW1244)は23〜30cmまであります。足が28cmを超える方は、ウィメンズ品番だと選択肢がありません。買う前に品番の「メンズシューズ/ウィメンズシューズ」表記を必ず確認してください。
刻みはどちらも1cm単位です。0.5cm刻みではないので、いつも27.5cmを履いている方は27cmと28cmのどちらかを選ぶことになります。ストラップが2か所あるぶん、大きめを選んで締めて合わせるほうが失敗しにくい構造です。
雨の日に履いていいのか
「エアリフト 雨」で調べて来た方のために、公式の仕様から言えることだけ書きます。
- アウトソールはラバーで、トレッドが入っている
公式は「耐久性とトラクションを強化」と説明しています。濡れた路面でのグリップは、ビーチサンダルより明確に上です。
- アッパーは布
エラスタン・ポリエステル・ナイロンのブレンド、または複数テキスタイルの組み合わせです。公式に防水・撥水の記載はありません。濡れれば普通に水を吸います。
- ヒールにNike Airユニットが入っている
構造物が入っているぶん、長時間水に浸けてから乾かす前提の靴ではありません。
いま買うなら、実売価格はこのくらい
エアリフト(公式で買える)
定価は12,100円ですが、モールでは型落ちのカラーが定価を下回る値で出ています。サイズと品番(メンズ/ウィメンズ)だけ確認してから買ってください。
アクアリフト(中古・並行輸入のみ)
楽天市場で確認できたアクアリフトの在庫は、いずれも並行輸入・中古を扱う店舗のもので、価格帯は19,800〜30,200円でした(調査時点)。エアリフトの定価より高い水準です。安く探すならフリマアプリのほうが現実的です。
メルカリでアクアリフトを探す 出品数は日によって変わります。サイズを絞って検索してください
まとめ
- アクアリフトは公式で買えない
ナイキ公式ストア(日本・アメリカとも)で該当商品が確認できませんでした。欲しい場合は中古か並行輸入になり、19,800円〜が目安です。
- エアリフトは現行で、メンズ品番がある
IW1244は23〜30cm、12,100円。足が大きい方でもサイズがあります。
- 違いはひと言で「細身か厚底か」
細いパンツに合わせるならエアリフト、足元にボリュームが欲しいならアクアリフトです。
- どちらも水遊び用ではない
アッパーは布で、公式に防水の記載はありません。小雨までにしてください。
