筆者は現役のファッションバイヤーで、古着の買取・販売も行っています。Suchmosに関する記述は公式サイトのバイオグラフィーに記載されている内容のみを引用しています(確認日 2026年9月9日)。アディダスの公式サイトは自動アクセスが制限されており、製品仕様を公式ページで確認できませんでした。価格は楽天市場の調査時点の実売価格です。
探しているのは、アディダス オリジナルスのトラックトップ。現行品と古着では、狙う形がまったく違います。
三本線のジャージは何十年も作られ続けているので、「同じもの」を探すと迷います。現行で買えるのは定番の復刻、古着で出てくるのは年代物。どちらを買うかを先に決めると、探し方が一気に絞れます。
まず現在地:Suchmosは再始動しています
この記事を最初に書いたのは、ジャージが話題になっていたころでした。その後、公式サイトのバイオグラフィーにこう記載されています。
出典:Suchmos 公式サイト BIOGRAPHY(2026年9月9日に閲覧)
ここでは公式に書かれていることだけを引きます。私生活や噂には触れません。この記事の目的は、あのジャージが何で、いまどう手に入れるかを整理することです。
あのジャージは何なのか
三本線のジャージは、アディダスの中でも「オリジナルス」というライフスタイル向けのラインから出ています。スポーツ用ではなく、街で着るためのラインです。
定番の型はいくつかあり、袖から裾までまっすぐ三本線が入り、襟が立ち上がるタイプが最も見かける形です。光沢のあるジャージ素材で、体に沿いすぎない少しゆとりのあるシルエット。ここが、スポーツ用の細身のジャージとの違いです。
いま新品で買うなら
現行で流通している定番の型を2つ挙げます。どちらもアディダス オリジナルスのトラックトップです。
三本線がはっきり出るタイプ
襟が立ち、袖の三本線がまっすぐ通る形です。いちばん「あのジャージ」に近い見え方をします。黒と白の組み合わせは合わせやすく、最初の1着に向きます。
クラシックな襟の形が好みなら
襟の形と切り替えの入り方が異なる型です。三本線が肩から入るので、上半身が少しすっきり見えます。落ち着いた印象にしたい場合はこちらです。
古着で狙うなら、見るのは3か所
年代物のトラックトップは、同じ型番でも作られた国と年代で質感が違います。買う前にここを見てください。
- 内側のタグ
ブランド表記と生産国、品番が入っています。読めない個体は年代が特定できないので、相場の判断ができません。
- 三本線の縫い付け方
プリントではなくテープが縫い付けられているかどうかで、質感がはっきり変わります。触ると分かります。
- 脇と袖口の縮み
ジャージ素材は洗濯で縮みます。袖口のゴムが伸びきっていたり、脇に不自然なつれがある個体は、着たときのシルエットが崩れます。
三本線のジャージが何度も流行る理由
買取の現場で、アディダスのトラックトップは途切れずに動きます。流行が来ると値が上がり、去っても値が付かなくならない。これは古着では珍しい部類です。理由は単純で、時代ごとに別の文脈で使われ直しているから。スポーツ、ヒップホップ、モード、バンド。そのたびに新しい層が買います。
だから「もう流行が終わったから買わない」という判断は、この一着に限っては当てはまりません。むしろ流行の谷にあるときのほうが、状態のいい個体が安く出ます。
色は3つに絞れば失敗しない
| 色 | 合わせやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|
| 黒 × 白ライン | いちばん高い | 1着目。手持ちのデニムにもスラックスにも合う |
| 紺 × 白ライン | 高い | 黒より柔らかく見せたい人。大人っぽく収まる |
| 緑・赤などの色物 | 選ぶ | 2着目以降。合わせる服を絞る覚悟が要る |
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色物は写真映えしますが、実際に着回すと出番が少なくなります。まずは黒か紺。それで物足りなくなってから色を足すほうが、結果的に着る回数は増えます。
30代がジャージを着るときの3つのルール
同じ1着でも、20代と30代では見え方が変わります。部屋着に見せないための決まりごとは3つです。
- 上下でそろえない
セットアップで着ると、どうしても部屋着か運動着に寄ります。上だけジャージにして、下はデニムかスラックスにしてください。これだけで街の服になります。
- 足元をきれいにする
上がカジュアルなぶん、靴でバランスを取ります。汚れたスニーカーだと全体がだらしなく見えるので、白のレザースニーカーか、きれいめのローテクが安全です。
- サイズを上げすぎない
大きめが流行った時期がありますが、30代でオーバーサイズにすると着られている印象になります。肩の縫い目が肩先に来るサイズを基準にしてください。
