筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、現在は古物商として衣料とブランド品を扱っています。脱毛サロンの運営とは利害関係がありません。この記事の料金は、2026年11月1日に各社の公式サイトを実際に開いて書き写した税込価格です。料金・プランは変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
メンズ脱毛の料金表が比べられないのは、あなたのせいではありません。3社とも数える単位が違うからです。先に決めるのは店ではなく「どの単位で買うか」。
RINXは「部位×回数」、RBLは「セットだけ」、MEN’S TBCは「毛1本いくら」。この3つを並べても意味がありません。公式サイトの料金表を全部書き写し、同じ条件に置き直しました。
なぜ比べられないのかを見る出典:MEN’S TBC 公式「スーパー脱毛 価格表」/RINX 公式「料金・プランについて」/MEN’S TBC 公式「メンバーとビジターについて」(いずれも2026年11月1日に開いて確認)
メンズ脱毛の料金表が読めないのは、単位がそろっていないから
「メンズ脱毛 料金表」で検索して、各社のページを3つ4つ開いた人なら、たぶん同じところで手が止まっています。片方には「1本143円」と書いてあり、もう片方には「5回70,800円」とある。さらに別のところには「6部位3回42,000円」。この3つは、どれが安いのか判断しようがありません。
比べられないのは当然です。単位が違うものを横に並べているからです。長さをメートルで書いた表と、重さをキロで書いた表を並べて「どっちが大きいか」を考えているのと同じ状態になっています。

実際に公式サイトの料金表をそのまま書き出すと、こうなります。
| サロン | 料金表の単位 | 総額が事前に分かるか | 部位別の価格 |
|---|---|---|---|
| RINX | 部位 × 回数 | 分かる(全プランを掲載) | 24箇所を公開 |
| RBL | セットのみ | 掲載の3プランのみ分かる | 公開していない |
| MEN’S TBC スーパー脱毛 | 毛 1本 | 分からない(本数次第) | 1本単価のみ |
| MEN’S TBC エピラッシュ | パーツ × 回数 | 分かる(回数ごとに掲載) | L/Sの2区分 |
← 横にスクロールできます
3社ぶんの料金表を全部エクセルに書き写してみて、はじめて気づきました。私が最初に知りたかったのは「どこが安いか」ではなく、「自分はいくら払い終わったら解放されるのか」だった。この答えが出るかどうかは、サロンの値段ではなく、そのサロンが料金表を何の単位で書いているかで決まります。
先に決めるのは店ではなく「どの単位で買うか」
順番を逆にすると、ここから先がすっきりします。サロンを選んでから料金を見るのではなく、自分がどの単位で買いたいかを先に決めて、その単位で売っているサロンだけを見る。これだけで候補が1〜2社に絞れます。
3つ以上あてはまる人は「部位×回数」で買うほうが向いています
- 契約する前に、支払い終わりの金額を1円まで知りたい
- 気になるのは鼻下とあご下だけで、全部はいらない
- 追加料金が後から出てくるのがいちばん嫌だ
- 途中でやめる可能性も残しておきたい
- 一度に大きな金額を決めたくない
→ 3つ以上なら、部位別の価格を公開しているサロンから見てください。公開していないサロンは、カウンセリングに行かないと総額が出ません。
RINXの料金表:部位×回数。24箇所の単価まで公開されている
3社のなかで、料金表としていちばん情報量が多いのがRINXです。公式サイトは「当サロンの脱毛プラン(料金)は、サイト内に全て記載しています。追加料金は一切なし。表示価格以外の費用は発生しません」と書いています。
よく検索される「ヒゲ」と「全身」のコースを、公式の表記のまま並べます。
| プラン | 範囲 | 3回 | 6回 |
|---|---|---|---|
| 顔ヒゲ全体 | 6部位(鼻下・あご・あご下・ほほ・もみあげ・首) | 42,000 | 84,000 |
| 顔ヒゲ選べる3部位 | 6部位から3つ | — | 48,000 |
| 全身セレクト8部位 | 顔ヒゲ除く全部位から8つ | 133,000 | 266,000 |
| ALL全身脱毛14部位 | 顔ヒゲ除く全部位 | 178,000 | 356,000 |
| ヒゲ+ALL全身セレクト | 14部位(全部位から選択) | — | 398,000 |
| VIOスッキリセレクト4部位 | Vライン・Iライン・Oライン・おしり | 78,000 | 156,000 |
← 横にスクロールできます(単位:円・税込)
この表のいちばんの価値は、縦に足し算ができることです。ヒゲ6回84,000円と全身14部位6回356,000円を見て、自分は440,000円払うのか、それともヒゲだけで終わらせるのかを、店に行く前に決められます。
部位ひとつだけの料金も公開されている(24箇所)
顔まわり(両ほほ・両もみあげ・鼻下・口下・あご・あご下首)はどれも同じ値段で、初回お試し1回1,800円、通常1回4,950円、3回プラン14,800円、6回プラン29,600円です。腕や脚は部位で変わり、両ひざ下(すね)は初回お試し9,075円、通常1回18,150円、3回54,400円、6回108,800円。両手の甲・両手の指・両足の甲・両足の指は顔と同じ3回14,800円です。胸元全体と腹部全体、VIOの各ラインはいずれも3回49,500円、6回99,000円でした。つまり「鼻下だけ3回で14,800円」という買い方ができます。
RBLの料金表:公開されているのは3プランだけ
ローランドビューティーラウンジ(RBL/運営は株式会社LadyBird)の公式サイトで公開されている料金は、「ピックアップメニュー / 料金」にある3つだけです。部位別の価格表はありません。
| プラン | 回数 | 総額 | 1回あたり | 範囲 |
|---|---|---|---|---|
| ヒゲ脱毛 | 5回 | 70,800 | 14,160 | 6部位 |
| 全身脱毛 | 3回 | 149,100 | 49,700 | 18部位(顔・VIO除く) |
| まるごと全身脱毛 | 3回 | 255,200 | 85,068 | 30部位(顔・VIO含む) |
← 横にスクロールできます(単位:円・税込。1回あたりの金額は公式サイトに「施術単価」として記載されているもの)
RBLの料金表で親切なのは、1回あたりの金額を公式が自分で割って載せているところです。ヒゲ5回70,800円に対して14,160円、全身3回149,100円に対して49,700円。この数字があるおかげで、回数の違うプランと比べるときに自分で電卓を叩かなくて済みます。
セットで買うのが向いている人
- 部位を選ぶ作業そのものが面倒
- 顔もVIOも含めて一度に片付けたい
- 1回あたりの単価で他社と比べたい
向いていない人
- 鼻下だけ、すねだけ、と部分的に頼みたい
- 契約前に部位別の値段を見て検討したい
- 予算の上限が決まっていて、そこに収まる組み合わせを探している
MEN’S TBCの料金表:毛1本いくら。そして入会金がある
MEN’S TBCは、3社のなかでいちばん料金表の構造が複雑です。脱毛の方式が2つあり、それぞれ別の単位で売られているうえ、メンバーとビジターで価格が変わります。
スーパー脱毛(美容電気脱毛)は毛1本あたりの値段
| コース | ビジター価格(1本) | メンバー価格(1本) | 差 |
|---|---|---|---|
| スーパーフラッシュ | 143 | 110 | 33 |
| ハイ-エピ | 157 | 121 | 36 |
← 横にスクロールできます(単位:円・税込)
この表の読み方で大事なのは、総額が書かれていないことです。単価は分かりますが、自分のヒゲが何本あるかは分かりません。公式サイトにも完了までの本数の目安は書かれておらず、「お客様の脱毛目安についてはご来店カウンセリング時に詳しくご説明いたします」とあります。つまりこの方式は、料金表だけでは予算が立てられません。
エピラッシュ(美容ライト脱毛)はパーツ×回数
| 回数 | Lパーツ セット価格 | Lパーツ 単価 | Sパーツ セット価格 | Sパーツ 単価 |
|---|---|---|---|---|
| 1回 | 12,100 | 12,100 | 6,050 | 6,050 |
| 3回 | 35,700 | 11,900 | 18,150 | 6,050 |
| 6回 | 70,200 | 11,700 | 35,700 | 5,950 |
| 12回 | 134,400 | 11,200 | 70,200 | 5,850 |
| 18回 | 177,120 | 9,840 | 103,500 | 5,750 |
← 横にスクロールできます(単位:円・税込。フェイスチョイスプランの価格)
ここがいちばん読み違えやすいところです。「Lパーツ6回70,200円」は、顔全体を6回まわせるという意味ではありません。顔のLパーツは額・頬・アゴ・首うしろ・フェイスライン・首の6種類あり、6回ぶんの持ち点を、そのどれに使うかは自分で配分することになります。公式サイトに「Sパーツ2回はLパーツ1回に、Lパーツ1回はSパーツ2回に交換できます」と書かれているのが、回数が持ち点であることの裏づけです。
ほとんどヒゲを剃らなくても良い状態になりとても満足しています!ヒゲ剃りで肌を傷める心配もなくなりました!
埼玉県・35歳・公務員 / MEN’S TBC公式サイト掲載のお客様の声より。公式は「継続的にご利用頂いたお客様の声の一部です。個人の感想であり、コース効果には個人差がございます」と注記しています同じ条件に置き直すと、ヒゲは7万〜8万円台に集まる
ここまでの3社の料金表を、「ヒゲまわりに最初に払う金額」という同じ軸に並べ直します。

コース本体の金額で見ると、3社とも7万円台から8万円台に収まります。RBLのヒゲ5回が70,800円、TBCのエピラッシュLパーツ6回が70,200円、RINXの顔ヒゲ全体6部位6回が84,000円。この3つは数字こそ近いのですが、冒頭に書いたとおり中身が違います。
ヒゲ脱毛 5回
¥70,800- 6部位ぜんぶを5周できる
- 1回あたり14,160円と公式が明記
- 部位を減らして安くはできない
顔ヒゲ全体6部位 6回
¥84,000- 6部位ぜんぶを6周できる
- 3部位だけなら6回48,000円に落とせる
- 1周あたりは14,000円で、RBLより160円安い
総額だけを見るとRBLが13,200円安く見えますが、1周あたりに直すとRINXのほうが160円安いという、順位が入れ替わる関係になっています。回数の違うプランを総額で比べると、こういう逆転が起きます。
ヒゲまわりのコース総額(3社の公式料金表に出ている範囲)
全身になると、金額の桁も比べ方も変わります。こちらも同じ軸に置き直しました。
| プラン | 回数 | 総額 | 1回あたり | 顔・VIO |
|---|---|---|---|---|
| RBL 全身脱毛 | 3回 | 149,100 | 49,700 | 含まない |
| RINX ALL全身14部位 | 3回 | 178,000 | 59,333 | 含まない |
| RBL まるごと全身脱毛 | 3回 | 255,200 | 85,068 | 両方含む |
| RINX ALL全身14部位 | 6回 | 356,000 | 59,333 | 含まない |
| RINX ヒゲ+ALL全身セレクト | 6回 | 398,000 | 66,333 | ヒゲのみ含む |
← 横にスクロールできます(単位:円・税込)
料金表に出てこない3つのお金
ここまでは公式の料金表に書いてある数字でした。最後に、表の外にあって総額を動かすものを3つ挙げます。カウンセリングで驚かないために、先に知っておく価値があります。
- 入会金(該当するのは1社)
MEN’S TBCのメンバー入会金17,160円と事務手数料3,300円、合わせて20,460円。有効期間は2年です。これは施術の代金ではないので、どの料金表にも出てきません。RINXは公式に「追加料金は一切なし。表示価格以外の費用は発生しません」と書いており、RBLの公開されている料金ページにも入会金の記載はありません。
- コースが終わったあとの費用
脱毛は1回で終わるものではないので、決めた回数を使い切ったときに「まだ残っている」ことが起こります。RINXはこれに備えて7回以上のコースに「アフター保証プラン」(公式表記で80%OFF、顔の単部位なら1回990円)を用意しています。この仕組みの有無は、6回を超えて続けるつもりなら総額に効いてきます。
- 月額表示の正体
RBLの「月額2,400円」もRINXの「月額1,300円〜」も、値引きではなく分割払いの目安です。RBLは36回払い(3年)での手数料込みの金額と公式に注記があり、1回目だけ4,641円になります。RINXの月定額は公式によると「お申込みの脱毛総額が3万円以上、月々1,000円以上から」で、18歳以上であれば学生やフリーターでも利用できるとされています。月額の数字は必ず、横に書いてある総額のほうで判断してください。
各社の公式サイトに掲載されている情報の範囲をもとにした編集部の判定です(2026年11月1日時点)。サロンの良し悪しではなく、「公式サイトを読むだけで支払総額にたどり着けるか」だけを見ています。
通わない場合はいくらか。家庭用の値段も並べておく
サロンの総額が7万〜8万円台と分かると、必ず頭に浮かぶのが「それなら自分でやったほうが安いのでは」という考えです。比較対象として、実売価格を並べておきます。
家庭用の光美容器は、本体がおおむねサロンのヒゲコース1本ぶんと同じ価格帯に入ります。つまり「家庭用のほうが圧倒的に安い」という前提は、この価格帯では成り立ちません。違うのは金額ではなく、手間を自分で持つか、人に渡すかのほうです。
本体7万円台とサロンのヒゲコース7万〜8万円台は、ほぼ同じ金額です。自分で当て続けられる人は家庭用、予約を入れて人にやってもらったほうが続く人はサロン、という分かれ方をします。なお家庭用の機器は顔やVIOに使えるかが製品ごとに違うので、買う前に必ずメーカーの公式ページで対応部位を確認してください。
カウンセリングに行く前にやる4つのこと
料金表を読み終えたら、次はカウンセリングです。総額が出るのはここなので、丸腰で行くと比べる材料がないまま契約することになります。順番だけ決めておけば済みます。
- やりたい部位を紙に書き出す
「ヒゲ全部」ではなく「鼻下・あご・あご下」のように名前で書きます。RINXのように部位別の単価を公開しているサロンなら、この時点で総額の当たりが付きます。
- 回数ではなく「どこまで減らしたいか」を決める
完全になくしたいのか、青みが消えればいいのか、量が減ればいいのか。RINXの料金表が3回と6回を分けているのも、ここで必要な回数が変わるからです。伝え方が曖昧だと、多いほうの見積もりが出ます。
- 無料カウンセリングか体験コースを2社で受ける
RINXはカウンセリングとパッチテストが無料。MEN’S TBCははじめての方限定でスーパー脱毛130本+カウンセリングが1,000円、エピラッシュのファーストプラン(Lパーツ1回)が通常12,100円のところ4,500円です。いずれも1人1回限りと公式に明記されています。
- その場で契約しない日を1日はさむ
総額と支払い方法を持ち帰って、分割なら手数料込みの支払い総額を自分で足します。月額の数字ではなく総額で比べると決めておけば、判断を間違えにくくなります。
RINX(リンクス)
男性専門の脱毛サロン。この記事で見てきたとおり、3社のなかで公式サイトの料金表がいちばん細かく、顔・全身・VIOのコース価格と24箇所の部位別単価がすべて公開されています。「カウンセリングに行かないと総額が分からない」状態を避けたい人に向いています。公式サイトの店舗一覧に載っているのは79店です。
無料カウンセリングを予約する カウンセリング・パッチテスト無料/公式サイトに「追加料金は一切なし」の記載あり結論:店を比べる前に、単位をそろえる
総額を自分で確定できるのは、部位と回数で値段が決まっているサロンだけです。そこで自分の金額を一度出してしまえば、セット売りのサロンも本数売りのサロンも、その金額を物差しにして比べられるようになります。逆にいうと、最初に本数売りの料金表から入ると、比べる基準が手に入りません。
この記事はヒゲ・全身・VIOを含む料金表の読み方をまとめたものです。ヒゲだけに絞って、サロン・家庭用・肌の負担軽減の3択から選びたい場合は、ヒゲ脱毛のおすすめは?30代が選ぶ前に見る料金・回数・自宅ケアの比較のほうが近い内容です。
