※この記事の手数料・料金は、各社の公式発表とアプリの公式説明を実際に開いて確認した記載です(調査時点のもので、条件は変わることがあります)。筆者は東京在住・30代。平日夜も週末も、外食よりデリバリーを選ぶ回数のほうが多い立場から書いています。どの店がどのサービスに入っているかは、3社とも公式に加盟店一覧を出していないため、この記事では店名の比較表を作っていません。
ラーメンはデリバリーでいちばん手数料負けしやすいジャンルです。1杯900円に手数料が乗ると、比率が跳ね上がります。
だから選ぶ基準は「店の数」ではなく「手数料が0円になるか」のひとつです。月額を払わずに送料もサービス料も0円だと公式に書いているのは、主要3社でロケットナウだけでした。
ラーメンは、手数料をいちばん取り返しにくい
デリバリーの手数料は、たいてい「1回いくら」か「月額いくら」で決まります。商品が高いか安いかで変わりません。つまり単価が安いジャンルほど、同じ手数料が重くのしかかります。
Uber Eatsで手数料を0円にするには、月額698円のUber Oneに入る必要があります。月に2回頼む人なら、1回あたり349円の固定費です。これを商品代金と並べてみます。

同じ349円でも、ラーメンだと4割近く、焼肉なら1割強。ピザや寿司を家族で頼むなら手数料は誤差になりますが、ラーメン1杯を1人で頼むときは誤差になりません。900円のつもりが1,300円になる、という感覚です。
3社の手数料を、公式の記載だけで並べる
感想を混ぜずに、各社が公式に書いている条件だけを並べます。
| ロケットナウ | Uber Eats | 出前館 | |
|---|---|---|---|
| 送料 | 0円 | Uber One会員は0円 | 「出前館がお届け」の店は0円 |
| サービス料 | 0円 | Uber One会員は0円 | あり(商品代金に応じて変動) |
| 月額 | なし | 698円(学生298円) | なし |
| 会員登録 | 不要 | — | — |
| 現金払いの手数料 | — | — | 110円 |
| 店頭と同じ値段 | 「お店と同価格」1万店超 | — | 「お店価格」対象店あり |
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出典:CP One Japan合同会社「Rocket Nowが累計800万ダウンロードを記録」(2026年9月3日)/Uber ニュースルーム「Uber One、メンバー特典を拡充・新料金を適用」(2026年7月28日)/出前館「料金体系の変更について」(2026年2月27日)
ラーメンのように単価が安いものを頼むとき、いちばん効くのは2行目のサービス料です。送料0円は3社とも条件付きで実現していますが、サービス料まで無条件で0円だと公式に書いているのはロケットナウだけでした。
ロケットナウ:月額なしで0円。ジャンルに「ラーメン」がある
公式の説明にはこう書かれています。
送料・サービス料が無料で会員登録も不要という、シンプルで透明性の高い仕組み
アプリの公式説明には、扱うジャンルとして和食・洋食・中華料理・韓国料理・イタリアン・定食・ラーメン・カレー・焼肉・弁当・寿司などが挙げられています。「ラーメン」はジャンルとして公式に名前が出ています。
そして「お店と同価格」バッジの店では、メニューの値段そのものが店頭と同じです。デリバリー用に上乗せされた価格で買わされることがない、ということ。ラーメンのように元の値段が安いものほど、この上乗せの有無が効いてきます。
出典:App Store「Rocket Now : 出前/フードデリバリーアプリ」(提供元 CP One Japan G.K./アプリ説明の更新日 2026.07.28)
チェーン店は頼める?公式に名前が出ているのはこの範囲
デリバリーで頼むものの多くはチェーン店です。そこで、ロケットナウのアプリ公式説明に名前が挙がっているチェーンを、麺類・丼もの・中華に絞って並べます。
| ジャンル | 公式に名前が出ているチェーン |
|---|---|
| ラーメン専門 | 1つも挙がっていない |
| 中華 | 大阪王将 |
| うどん | はなまるうどん |
| 丼もの・定食 | 吉野家/大戸屋/伝説のすた丼屋/どんまつ/牛たんねぎし |
| カレー | ゴーゴーカレー/もうやんカレー/日乃屋カレー/ターリー屋 |
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出典:App Store「Rocket Now : 出前/フードデリバリーアプリ」(提供元 CP One Japan G.K./アプリ説明の更新日 2026.07.28)。公式の表記は「など」なので、ここに無い店が入っていることもあります。
ここは正直に書きます。公式が例として挙げている29のチェーンの中に、ラーメン専門チェーンは1つもありません。いちばん近いのが中華の大阪王将です。
いっぽうで、アプリの扱うジャンルには「ラーメン」がはっきり入っています。つまりラーメンは、全国チェーンではなく地域の店や個人店で探すジャンルだということです。チェーンの名前で選べないぶん、自分の住所で検索してみるまで分からないということでもあります。
Uber Eats:ラーメン何杯でUber Oneの元が取れるか
Uber Eatsの強みは店の数です。ただし手数料を0円にするには月額698円のUber Oneが要ります。これは2026年7月28日に498円から上がった金額です(同じ日に学生プランは349円から298円へ下がりました)。
会員になると、配達手数料とサービス料が何度でも0円になります(最低注文金額以上の対象レストランでの注文が条件)。問題は、それを何回の注文で取り返せるかです。
- 月2回なら1回349円
ラーメン1杯900円に対して39%。ここは明確に払い損です。
- 月5回なら1回140円
900円に対して16%。1回ごとに手数料を払うより安くなる可能性が出てきます。
- 月10回なら1回70円
900円に対して8%。ここまで頼むなら、店の数を取ってUber Oneに入る判断は合理的です。
同居人と分けられるなら、家族1名を追加料金なしで追加できて実質349円になります。2人で週1ずつ頼むなら、そのほうが早く元が取れます。
出典:Uber ニュースルーム「Uber One、メンバー特典を拡充・新料金を適用」(2026年7月28日)
出前館:現金だけは避ける
出前館は2026年3月1日に、料金体系を「商品代金+サービス料+送料」の形に変えました。同じ日に「出前館がお届け」の店で送料無料も始めています。
現金支払いの場合のみ、別途手数料110円が発生します
ラーメン1杯に110円は、それだけで12%です。カードかコード決済にするだけで消える出費なので、出前館を使うなら現金は選ばないでください。
ただし出前館は、ピザ・寿司・釜飯といった昔から出前をやっているチェーンに強く、他に入っていない店が普通にあります。ラーメンが主目的でなくなったときに効いてきます。
結局、ラーメンはどれで頼むか
あてはまる数で決まります
- デリバリーは月に1〜3回しか頼まない
- 頼むのはたいてい1人分
- 1,000円前後のものを頼むことが多い
- 会計の最後に手数料が乗るのが嫌い
→ 2つ以上ならロケットナウが合います。月額なしで送料もサービス料も0円なのは、3社でここだけです。
逆に週2回以上頼む・家族で分けられる・店の数を最優先するなら、Uber Oneに入って店の幅を取るほうが満足度は高くなります。頼む回数が少ない人ほど、固定費のないほうが有利という、それだけの話です。
- アプリをダウンロードする
下のボタンからRocket Nowのアプリを入れます。ここではまだ注文しないでください。
- クーポンパックを受け取る
アプリを入れたあと、2つめのリンクを開くとクーポンが届きます。「お友達ウェルカム」という名前のクーポンが発行されます。
- 自分の住所でラーメンを検索する
近所の店が入っているかは、ここで初めて分かります。送料・サービス料はもともと0円なので、そこにクーポン分が乗ります。
① まずアプリをダウンロードする 送料・サービス料は無料/会員登録も不要と公式に案内されています ② アプリを入れたあと、ここでクーポンを受け取る 条件を満たすと「お友達ウェルカム」クーポンが発行されます
よくある質問
ラーメンのデリバリーはどこがいちばん安いですか?
なぜラーメンだと手数料が高く感じるのですか?
出前館でラーメンを頼むと手数料はいくらですか?
Uber Oneは月に何回頼めば元が取れますか?
まとめ
ラーメンのデリバリーで損をするかどうかは、店選びではなく手数料の構造で決まります。1杯900円という単価は、デリバリーのジャンルの中では安いほうです。だから同じ手数料でも比率が重くなる。
月に1〜3回、1人分を頼む——それがいちばん多い頼み方だと思いますが、その使い方なら固定費のないサービスを選ぶのがいちばん素直です。月額を払わずに送料もサービス料も0円だと公式に書いているのは、主要3社でロケットナウだけでした。
そのうえで、近所の店が入っているかどうかは自分で確かめてください。そこだけは、どの記事にも書けません。
