※この記事には商品の紹介リンクを含みます。製品の仕様・使い方・価格表示は、すべてメーカー公式ページで確認したものだけを載せています。筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、現在はブランド古着の買取業を営んでいます。
眉の白髪に、頭の白髪染めは使えません。使うのは眉マスカラです。
市販の白髪染めには「眉毛、まつ毛に使用しないでください」という注意書きが入っています。これは商品ごとの都合ではなく、染毛剤という区分そのものに付いている表示です。代わりに何を使えばいいのかを、公式表示を見ながら順に決めていきます。
まず使ってはいけない理由を見る頭の白髪染めを眉に使ってはいけない
30代で眉に白い毛が混じりはじめると、まず思いつくのが「洗面所にある白髪染めを、少しだけ眉にも塗る」という方法です。ここだけ先に否定させてください。これは、メーカーが明確に禁止している使い方です。
日本ヘアカラー工業会が公開している「使用上の注意」には、酸化染毛剤・非酸化染毛剤・脱色剤・脱染剤のいずれについても「眉毛、まつ毛に使用しないでください。薬液が目に入るおそれがあります。」と書かれています。理由は色移りではなく、目に入ることです。
この注意書きは、特定のメーカーが自社製品に付けているものではありません。染毛剤という区分の全体に共通して付いている表示です。同じページには、してはいけないこととして「頭髪以外への使用」そのものが挙げられています。
眉は目との距離が数センチしかありません。頭皮に塗るときは垂れても額で止まりますが、眉に塗ると逃げ場がありません。「ほんの少しだけ」「綿棒で慎重に」という但し書きが付けられる場所ではない、というのがメーカー側の判断です。
出典:日本ヘアカラー工業会「使用上の注意」(2026年9月1日に確認)
「染毛剤」と「染毛料」は別物。どちらも眉用ではない
ここで、ひとつ紛らわしい話を片付けておきます。ドラッグストアの白髪染めコーナーには、区分の違う製品が混ざって並んでいます。「これは医薬部外品じゃないから大丈夫では」と考える人がいるので、先に整理します。
| 区分 | 製品の例 | 法律上の扱い | 色持ち |
|---|---|---|---|
| 永久染毛剤(酸化染毛剤) | いわゆる白髪染め・ヘアカラー | 医薬部外品 | 2〜3か月 |
| 永久染毛剤(非酸化染毛剤) | 白髪用の部分染めなど | 医薬部外品 | 約1か月 |
| 半永久染毛料 | ヘアマニキュア・カラートリートメント | 化粧品 | 約2〜4週間 |
| 一時染毛料 | スプレー・スティックなど | 化粧品 | 1回で落ちる |
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区分は4つに分かれていて、化粧品扱いのものもあります。ただし、どれも「頭髪用」として作られている点は同じです。化粧品だから眉に使ってよい、ということにはなりません。
出典:日本ヘアカラー工業会「ヘアカラーの分類」(2026年9月1日に確認)
眉の白髪に使うのは「眉マスカラ」
では何を使うか。答えは、頭髪用の売り場ではなく、メイクの売り場にあります。眉マスカラです。眉に使うことを前提に作られた化粧品で、毛にブラシで色をのせます。
ここで、多くの人が最初に買ってしまうアイブロウペンシルとの違いをはっきりさせておきます。両者は道具として役割が違い、白髪という悩みに対しては結果がまったく変わります。

ペンシルは、毛と毛のすき間の地肌に線を足して、形と濃さを整える道具です。ウーノの公式ページに載っている使い方も「眉山から眉尻に向かって1本1本軽いタッチで描き足す」「足りない部分を描く」という表現になっています。地肌に描くので、白い毛はそのまま残ります。黒い線の中に白い毛が光る、という状態になりやすいのはこのためです。
一方、眉マスカラは毛そのものにブラシで色をのせます。ヘビーローテーションの公式ページに載っている使い方は「毛並みに逆らうように、眉山から眉頭に向かって塗る」→「毛並みを整えながら、眉頭から眉尻に向かってとかすように塗る」。逆方向から入るのは、毛の裏側にも色を回すためです。白い毛が混じっているなら、こちらが本命になります。
まず買うならこれ
メンズ売り場の商品ではありませんが、眉マスカラは男女で構造が変わるものではありません。むしろ選ぶ色数が多いほうが、自分の髪色に寄せやすくなります。公式に記載のある特長は「ふんわり仕上がる薄膜処方」「地肌につきにくいコンパクトブラシ」「汗・水・皮脂・こすれに強いマルチプルーフ処方」。地肌につきにくいという設計は、眉が濃く塗りつぶされて不自然になるのを避けたい男性にとって、そのまま利点になります。
出典:伊勢半「キスミー ヘビーローテーション カラーリングアイブロウEX」公式ページ(2026年9月1日に確認)
色は「髪より明るめ」から試す
- 毛並みに逆らって、眉山から眉頭へ塗る
公式の手順どおり、まず逆方向から入ります。毛の裏側に色を回す工程なので、ここを飛ばすと白い毛が下から覗きます。
- 毛並みを整えながら、眉頭から眉尻へとかす
今度は順方向。毛の向きをそろえながら余分を落とします。公式には2度塗りで発色するとあります。
- 鏡から一度離れて、正面から見る
近くで見ると足りない気がして塗り足しがちです。人が見るのは1メートル先からの眉です。
形も気になるなら、ペンシルは「足りない所を描く」役で足す
白い毛を隠したうえで、眉そのものが薄い・形が左右で違う、という悩みが残る人もいます。その場合だけ、ペンシルを2本目として足します。順番は、マスカラが先で、ペンシルは後です。役割が違うので、いきなりペンシルから買うと白髪の問題は解決しません。
ウーノの男性用アイブロウで、内容量は0.3g。公式の説明は「眉バランスを速攻補正。カンタン理想眉に。」で、ブラシが付いています。公式ページに価格の記載がないため、上に出しているのは楽天市場の調査時点の実売価格だけです。
使い方も公式に手順が出ています。ブラシで毛流れを整える → 芯を1〜2mm繰り出す → 眉山から眉尻へ1本1本描き足す → 眉頭から眉山へ足りない部分を描く → ブラシでぼかして左右のバランスを取る、という5段階です。芯を1〜2mmしか出さないのがポイントで、出しすぎると線が太くなり、描いた感が出ます。
出典:ウーノ「バランスクリエイター f」公式ページ(2026年9月1日に確認)
「抜く」「切る」で対処できるのはどこまでか
買い物の前に、道具を使わない選択肢も見ておきます。白い毛が数本しかないなら、そもそも塗る必要がないこともあります。
切る・抜くで足りる人
- 白い毛が眉全体で3〜5本くらい
- 1本だけ長く飛び出しているのが気になる
- 毎朝の手間を増やしたくない
眉マスカラにしたほうがいい人
- 数えるのが面倒なくらい混ざっている
- 眉頭など、抜くと目立つ場所に集まっている
- 抜いても2週間で元に戻っている
境目は「数えられるかどうか」です。数えられるうちは抜くほうが早く、数えられなくなったら塗るほうが早い。抜くのをやめるタイミングが分からないと、抜きすぎて眉が薄くなり、今度は形の悩みが増えます。これは白髪より戻すのに時間がかかります。
よくある質問
眉毛用の白髪染めという商品はありますか?
眉マスカラは何日くらい持ちますか?
眉マスカラは女性用しか売っていないのでは?
色は黒を選べばいいですか?
まとめ:売り場を変えれば、答えは1本で出る
眉の白髪でつまずくのは、探す売り場を間違えているからです。白髪染めのコーナーには眉に使える製品がありません。区分そのものに「眉毛、まつ毛に使用しないでください」と書かれているからです。
行くのはメイクのコーナーで、買うのは眉マスカラ1本。1,000円前後で、その日から白い毛は周りとそろいます。形まで整えたくなったら、そのときペンシルを2本目として足せば十分です。
