※この記事に出てくるセカンドストリートの規定は、すべて公式ヘルプ(help.2ndstreet.jp)を実際に開いて確認した記載です。RECLOの条件も公式サイト(kaitori.reclo.jp)で確認したものです。いずれも調査時点のもので、条件は変わることがあります。筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、いまはブランド古着買取の「オーラリアン」とG-SHOCK買取の「ShockMania」を運営しています。記事内でその2つに触れるときは、運営者であることを明記します。
バッグは店頭でも宅配でも買取対象。ただしブランドバッグには、状態とは別に「タグの国内代理店表記」という関門があります。
公式ヘルプにはバッグ専用のページが3つあります。①バッグ類(メンズ)の買取NG7条件 ②国内代理店表記がないと買取できないブランド ③付属品がないと買取できないブランド。①は状態の話なので家で手を打てる余地がありますが、②と③は持ち物で決まるので、当たっていたら出し先を変えるしかありません。元査定員として、箱に入れる前に見る4か所を公式の記載だけで説明します。
箱に入れる前の4点チェックを見るまず前提:バッグは買取対象で、送ることもできる
「セカストはバッグを扱っていないのでは」と思っている人がときどきいます。これは公式の記載で否定できます。買取アイテムの一覧に「買取アイテム:メンズアイテム」というページがあり、そこからたどる買取NGのページが衣類・バッグ類・アクセサリー・時計類・シューズ類に分かれています。バッグ類は、専用のNGページが用意されているほどの主要カテゴリです。
そして、そのバッグ類のページの末尾にはこう書かれています。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:バッグ類(メンズ)」(help.2ndstreet.jp/調査時点)
つまり、持ち込みでも宅配でもバッグは受け付けています。出張買取が選べるのは家具や家電のような大物なので、バッグは「店頭か、箱に詰めて送るか」の二択と考えて進めれば間違いありません。
公式が買取アイテムとして章立てしていて、店頭・宅配の2経路を明記しています。問題は売れるかどうかではなく、このあと出てくる3つのリストのどれに当たるかです。
公式が挙げている、バッグ類(メンズ)の買取NGは7つ
ここが一番実用的なところです。公式ヘルプの「買取ができないお品物:バッグ類(メンズ)」に並んでいる条件は、全部で7項目しかありません。衣類のページより短いので、全部覚えられます。
読むときのコツは、衣類のページと同じです。項目によって「著しく」が付いているかどうかが違います。付いているものは程度で線が引かれているので、家で程度を下げれば条件から外れる可能性が残ります。付いていないものは、あるかないかで決まります。
| 公式が挙げる条件 | 線引き | 家で手を打てるか |
|---|---|---|
| スナップ、ジッパーが破損しているもの | 破損の有無 | × |
| 目立つシミや汚れ、破れがあるもの | 目立つかどうか | ○ 汚れは拭けば程度が下がる |
| たばこ、香水等のニオイが付着しているもの | 著しく付着しているもの | ○ 風を通せば抜けることがある |
| カビ、保存臭があるもの | 程度の記載なし | × |
| 使用できないもの | 程度の記載なし | × |
| 型崩れしている | 程度の記載なし | △ 詰め物で戻る範囲もある |
| ベタつきがあるもの | 程度の記載なし | × |
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出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:バッグ類(メンズ)」(調査時点)。「線引き」「家で手を打てるか」の欄は、公式の文面をもとに筆者が整理したものです。
7つのうち、家で何かできるのは汚れ・ニオイ・型崩れの3つだけです。残る4つは、残念ですが持ち込む前から答えが出ています。とくに注意したいのが最後の「ベタつき」です。
ここが本題|ブランドバッグは「タグの代理店表記」で止まる
状態がきれいでも買取できないことがあります。公式ヘルプに、こういうページがあるからです。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:国内代理店表記がないと買取できないブランド(メンズ)」(調査時点)
そのリストに何が載っているか。バッグでよく名前の挙がるブランドを拾うと、こうなります。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「国内代理店表記がないと買取できないブランド(メンズ)」「買取ができないお品物:バッグ類(メンズ)」「付属品がないと買取できないブランド(メンズ)」(調査時点)。件数は調査時点の掲載を筆者が数えたものです。
代理店表記が必要なブランドのうち、バッグで名前が挙がるものを見る
LOUIS VUITTON/CHANEL/HERMES/GUCCI/PRADA/CELINE/LOEWE/BOTTEGA VENETA/BALENCIAGA/BALLY/BERLUTI/FENDI/COACH/dunhill/JIMMY CHOO/MIU MIU/MARC JACOBS/MARC BY MARC JACOBS/SAINT LAURENT/Salvatore Ferragamo/TOM FORD/TORY BURCH/HUNTING WORLD/S.T.Dupont/Alexander McQueen/EMILIO PUCCI/ETRO/MAX MARA(全ライン)/STELLAMcCARTNEY(全ライン)ほか。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:国内代理店表記がないと買取できないブランド(メンズ)」(調査時点)。上記は同ページの掲載ブランドから、バッグ・革小物で名前の挙がるものを筆者が抜き出したものです。ページには衣類中心のブランドも含めて100件以上が並んでいます。
並べてみて気づくことがあります。「セカストでブランドバッグを売る」と言ったときに思い浮かぶブランドが、ほぼ全部ここに入っています。
そして、このリストには実務上の意味があります。並行輸入品や、海外の現地で買ったもの、タグを切ってしまったものは、ここで止まります。本物かどうかの話ではありません。本物であっても、国内代理店の表記が確認できないものは扱わない、という線引きです。
査定台でいちばん気まずいのが、この説明でした。お客さんは状態のいいバッグを持ってきています。傷も汚れもない。それでも「国内の代理店表記が確認できないのでお預かりできません」と言わなければならない。偽物だと言われたように聞こえてしまうんですが、そうではなくて、総合リユース店として扱える範囲の線がそこに引かれている、という話なんです。
もう1つ、付属品の条件もあります。こちらは対象ブランドが絞られていますが、該当するとやはり買取できません。
付属品がないと買取できないブランド(バッグ・ウォレット)を見る
BILL WALL LEATHER/Bloody Mary/DOLCE&GABBANA/GABOR・Gaboratory/Justin Davis/LONE ONES・Leonard Kamhout/Loree Rodkin/PRADA LINEA ROSSA/PRADA SPORT/STARLINGEAR/TRAVIS WALKER。
公式は必要な付属品として「ブランドが発行しているギャランティカード、ショップカード、販売証明書(当社発行含む)、保証書」などを挙げています。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:付属品がないと買取できないブランド(メンズ)」バッグ・ウォレット欄(調査時点)。PRADAは通常ラインが代理店表記のリスト、LINEA ROSSAとSPORTが付属品のリストに分かれて載っています。
公式の条件は「状態」と「持ち物」の2階建てです。磨いても洗っても、代理店表記と付属品の条件は変わりません。だから順番を逆にしないでください。先にタグを見て、そのあとで状態の話をします。
箱に入れる前の4点チェック
ここまでの公式の記載を、手を動かす順番に並べます。バッグを1つ手に取って、4か所だけ見てください。
1つでもあてはまったら、セカスト以外の出し先も見てください
- 内側のタグやシリアルの札に、国内代理店や輸入元の社名が見つからない(上のリストに載るブランドの場合)
- ジッパーの開閉が引っかかる、スナップやマグネットが留まらない
- 持ち手や底、内張りの合皮がベタつく、表面が指に付く
- 自立しないほど潰れている、底が波打っている
→ 上の2つは「出し先を変える」話、下の2つは「買取そのものが難しい」話です。意味が違うので、分けて考えてください。
チェックの結果で、やることが3つに分かれます。
Aの話|同じバッグで出し先が変わる理由が、両社の公式に書いてある
ここで面白い符合があります。ブランドバッグの宅配買取をしているRECLOの公式サイトに、買取強化ブランドが7つ挙げられています。ルイヴィトン、シャネル、エルメス、グッチ、プラダ、セリーヌ、ロエベ。
この7つを、さきほどのセカンドストリートのリストと突き合わせてみてください。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:国内代理店表記がないと買取できないブランド(メンズ)」/RECLO公式サイト「買取強化ブランド」(kaitori.reclo.jp)。いずれも調査時点。突き合わせは筆者が行ったものです。
これは偶然ではなく、業態の違いがそのまま出ています。総合リユース店は「扱える範囲を線で決める」、ブランド専門は「その範囲を主戦場にする」。同じバッグを持って行って結果が変わるのは、品物が変わるからではなく、見る人の前提が違うからです。
総合リユース店に出す
店頭 / 宅配- 服・靴・家具もまとめて出せる
- 店頭ならその場で現金化できる
- 代理店表記が無いと買取できないブランドがある
- 付属品が無いと買取できないブランドがある
ブランド専門の宅配買取に出す
宅配のみ- ブランド品のバッグ・小物が主戦場
- 査定料・集荷送料・振込手数料は無料
- 古く状態の悪いものも買取実績あり
- その場で現金にはならない
左はセカンドストリート公式ヘルプの記載(調査時点)。右はRECLO公式サイトの記載(調査時点)で、「ブランド品(バッグ・小物・時計・靴・アパレル・アクセサリー)や貴金属等」「査定料、集荷送料、振込手数料など、ご利用料金は無料」「古く状態の悪い商品についても買取実績がございます」より。
ブランド専門の宅配買取(RECLO)を、セカンドストリートと比べたときの評価です。各社の公式記載をもとに筆者が整理したもので、査定額の保証ではありません。
RECLO(リクロ)
ブランド品の宅配買取です。公式サイトのよくある質問に「ブランド品(バッグ・小物・時計・靴・アパレル・アクセサリー)や貴金属等の幅広いアイテムの買取を行っております」と明記されています。「査定料、集荷送料、振込手数料など、ご利用料金は無料」「古いものや、状態の悪いものでも買い取ってもらえますか? → もちろんです。古く状態の悪い商品についても買取実績がございます」とも書かれています。買取ブランドは1,000種類以上、販路は50カ国以上。申込時に用意するものは無く、買取成立後に本人確認書類と振込口座が必要になります。
無料で査定を申し込む 査定料・集荷送料・振込手数料は無料/集荷はヤマト運輸Bの話|公式が「目立つ」「著しく」と書いた3項目に手を入れる
汚れ・ニオイ・型崩れの3つは、程度で線が引かれています。ここは送る前日に30分かければ変わる部分です。
- 中身を全部出して、底のゴミを捨てる
意外とここが効きます。レシートや砂、ペンのインクが底に溜まっていると、内張りの汚れとして見られます。裏返して振るだけで終わる作業なので、最初にやってください。
- 外側を乾いた布で拭き、汚れだけ専用のクリーナーを使う
公式のNGは「目立つシミや汚れ」です。目立たなくなれば条件から外れます。革に水を直接付けるとシミになるので、布に取ってから当ててください。
- 風通しのいいところに1日置く
「たばこ、香水等のニオイが著しく付着しているもの」に効く工程です。口を開けた状態で陰干しします。香水を吹きかけて上書きするのは逆効果で、両方のニオイが残ります。
- 詰め物を入れて形を戻してから梱包する
公式のNGに「型崩れしている」が入っています。丸めた紙や使わないタオルでも十分です。潰した状態で箱に詰めると、輸送中にその形で固まります。
2番目の工程だけ、道具が1つ必要になります。革のバッグを持っているなら、査定の前だけでなくふだんの手入れにも使えるものを選んでおくと無駄になりません。
Cの話|ジッパー破損とベタつきは、出し先を替えても結果が同じ
ジッパーやスナップの破損、ベタつき、カビ。この3つは公式に程度の条件が付いていません。そして修理に出すと、たいていバッグの査定額より修理代のほうが高くなります。
ここに当たるバッグは、売る前提をいったん外してください。ただし例外が1つあります。ブランドバッグなら、壊れていても評価されることがあります。RECLOの公式が「古く状態の悪い商品についても買取実績がございます」と書いているのは、修理して再販する販路を持っているからです。ノーブランドのバッグにはこの道がありません。
壊れていても出してみる価値があるもの
- 上のリストに載るブランドのバッグ
- 購入時の箱・保証書・保存袋が残っている
- ジッパーが純正で、交換部品が存在する
- 革本体はしっかりしていて、金具だけが壊れている
買取以外の出口を考えたほうがいいもの
- ノーブランドのトート・ビジネスバッグ
- 合皮が全面的にベタついている
- 内側にカビが広がっている
- 本体が裂けていて、物を入れられない
買取できないバッグを混ぜても、金額は増えません。それどころか、ほかの品物の査定を待つ時間が延びるだけです。家を出る前に、Cに当たるものを玄関に残してください。
箱やクローゼットに腕時計が混ざっているなら、バッグとは完全に別の話になります。時計は状態の見方も相場の出方も違うので、まとめて出すと損をしやすいアイテムです。
G-SHOCK KAITORI バッグと一緒にG-SHOCKを出す前に、相場だけ見てください ※当メディア運営者が運営するG-SHOCK専門買取店ですよくある質問
セカンドストリートにバッグだけを宅配で送ることはできますか?
並行輸入で買ったブランドバッグは買い取ってもらえますか?
保証書やギャランティカードを捨ててしまいました。買取できませんか?
合皮のバッグがベタついています。拭けば買い取ってもらえますか?
セカンドストリートのバッグの買取相場はいくらですか?
まとめ
「セカンドストリートでバッグは買取できるか」の答えは、できる、です。公式が買取アイテムとして章立てしていて、店頭と宅配の2経路を明記しています。
ただし条件が2階建てになっています。1階は状態の7条件。そのうち家で手を打てるのは汚れ・ニオイ・型崩れの3つで、ジッパー破損・ベタつき・カビ・使用できないものは持ち込む前から答えが出ています。2階は持ち物の条件。タグの国内代理店表記と、一部ブランドの付属品です。こちらは磨いても洗っても変わりません。
そして2階に引っかかるブランドが、バッグではとても多い。ブランド専門の宅配買取が買取強化に挙げている7ブランドは、7つ全部がセカンドストリート側の「代理店表記が無いと買取できない」リストに載っています。同じバッグで結果が変わるのは、品物のせいではなく、出し先の前提が違うからです。家を出る前にタグを見る。それだけで、持って行く先が決まります。
RECLO(リクロ)
ブランド品のバッグ・小物・時計・靴・アパレル・アクセサリーを宅配で査定する買取サービスです。査定料・集荷送料・振込手数料は無料。公式に「古く状態の悪い商品についても買取実績がございます」と記載があります。代理店表記や付属品が理由でセカンドストリートで止まったバッグは、こちらが本来の持ち場です。
無料で査定を申し込む 集荷はヤマト運輸/買取成立時に本人確認書類と振込口座が必要