※この記事で取り上げる「ミイダス」「Re就活」「ASSIGN(アサイン)」は、いずれも当メディアとは関係のない第三者のサービスです。記載内容は各社の公式ページ(miidas.jp/re-katsu.jp/assign-inc.com)を実際に開いて確認できたものだけを書いています(情報の時点は本文末尾)。筆者は新卒で入ったアパレル会社を8ヶ月で退職し、ブランド古着のECベンチャーを経て、いまは古物商として独立しています。人事の専門家ではなく、短期離職から動いた側の立場で書いています。
第二新卒の転職アプリは、機能で見ると3タイプしかない。入れるのは、そのうち1つでいい。
App Storeで「転職」と調べると何十本も出てきますが、やっていることは「待つ」「探す」「人がつく」の3つに分かれるだけです。数を入れても選択肢は増えません。増えるのは通知だけです。この記事では、公式ページで確認できた機能だけを並べて、あなたがどのタイプを1つ入れるべきかを決めます。
3タイプの違いを見る次のうち、3つ以上あてはまるならこの記事の対象です
- 新卒で入った会社を辞めた、または年度内に辞めるつもり
- 在籍は3年以内(浪人・院卒を経て20代後半〜30歳前後を含む)
- とりあえずスマホに転職アプリを入れようとしている
- 職務経歴書を、まだ一度も書いたことがない
- いくつか登録したが、通知が来るだけで応募はしていない
→ 3つ以上なら、足りないのはアプリの数ではなく「自分が待つ側か、探す側か」の決めです。
まず、アプリで終わる作業と終わらない作業を分ける
転職アプリを入れる前に、これだけ分かっていれば迷いません。スマホで最後まで終わるのは、登録・診断・求人を見る・スカウトを受け取るまで。そこから先は、どのアプリでも指が止まります。
スマホのアプリで終わること
- 会員登録と、経歴の入力
- 適性・強みの診断を受ける
- 求人を見る/条件で絞り込む
- スカウトを受け取る・既読にする
- 面談や面接の日程を返信する
スマホだけでは終わらないこと
- 職務経歴書を、ゼロから書き起こす
- 8ヶ月・1年で辞めた理由を、文章にする
- 複数社の条件を、横に並べて比べる
- 「この求人は自分に合うのか」の判断
- 年収や入社日の交渉
辞めてすぐ、スマホに転職アプリを3つ入れました。求人はいくらでも出てくるし、スカウトも届く。それで動いている気になっていたんですが、応募ボタンの手前に職務経歴書の添付欄があって、そこで2週間止まりました。足りなかったのはアプリではなく、8ヶ月で辞めた理由を一緒に文章にしてくれる相手でした。
第二新卒の転職アプリは、この3タイプに分かれる
公式ページに書いてある機能だけで分類すると、驚くほど単純に3つに割れます。名前ではなく「主導権が誰にあるか」で見てください。
| タイプ | 代表例 | 公式が名乗る対象 | 中心の機能 | 運営会社 |
|---|---|---|---|---|
| A 待つ | ミイダス | 対象年齢の限定なし | 可能性診断/面接確約スカウト | ミイダス株式会社 |
| B 探す | Re就活 | 20代専門 | 求人検索/スカウト/転職イベント | 株式会社学情 |
| C 人がつく | ASSIGN | 20代〜30代ハイエンド | キャリア診断/案件提案/担当者 | 株式会社アサイン |
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そして第二新卒にとっての分かれ目は、この3タイプのうち「Bだけが、対象を20代に限定している」という点です。AとCは20代専用ではありません。ここが効いてきます。
TYPE A:診断を受けて、スカウトを待つ(ミイダス)
ミイダスは公式に「可能性診断によって、活躍できる可能性の高い会社からスカウトが届く転職アプリ」と名乗っています。App StoreとGoogle Playの両方に公式のストアリンクが置かれている、文字どおりのアプリです。
公式ページで確認できた診断は3つあります。登録時のデータから類似ユーザーの年収実績を出す市場価値診断、適性の高い職種やマネジメント資質を見るコンピテンシー診断(特性診断)、思い込みの癖を測るバイアス診断ゲーム。診断はHRサイエンス研究所とNTTデータ経営研究所との共同開発だと明記されています。登録は約5分、氏名・住所の入力は不要とされています。
評価は公式ページの記載内容にもとづく筆者の整理です(出典:ミイダス公式)。
書類選考合格済みの面接確約スカウトが届く仕組みなので、応募の手数は少なく済みます。ただし公式のどこにも「第二新卒向け」とは書かれていません。辞めたあとの主戦場にするより、辞めるかどうかを決める前の材料集めに使うほうが噛み合います。
TYPE B:20代専門の求人を、自分で絞る(Re就活)
Re就活は「20代専門転職サイト」と公式に名乗っています。運営は株式会社学情。公式サイトには「Re就活 公式アプリ」のインストール導線があり、スカウト機能・転職イベント・転職ノウハウが並んでいます。
第二新卒にとって効くのは、求人検索の絞り込み項目そのものです。公式の検索条件に、次のチェックボックスが用意されています。
- 採用対象で絞れる
「第二新卒歓迎」「既卒・社会人経験不問」「職種未経験歓迎」「業種未経験歓迎」「学歴不問」が、独立した条件として用意されています。キーワード欄に「第二新卒」と打ち込んで探す必要がありません。
- 選考のかたちで絞れる
「書類選考なし」「面接1回」「内定まで2週間以内」「応募者全員と面接」「Web面談可能」。職務経歴書で止まっている人にとって、「書類選考なし」が条件として存在すること自体が抜け道になります。
- 働き方の条件も同じ画面で絞れる
「完全週休2日制」「年間休日120日以上」「土日祝休み」「残業少なめ(1日1時間以内)」など。前職の不満がはっきりしている人ほど、条件から逆に探せます。
評価は公式ページの記載内容にもとづく筆者の整理です(出典:Re就活公式/株式会社学情)。
ほかの2つは対象を20代に限定していません。「第二新卒歓迎」が検索条件として最初から用意されているのは、この記事で確認した3つの中ではRe就活だけでした。求人を見て手が動くタイプなら、ここから始めるのが遠回りになりません。
ただし、条件で絞れることと、応募まで到達することは別です。第二新卒の転職サイトは1社でいいでも書いたとおり、止まる場所はいつも書類です。
TYPE C:診断を受けて、担当者がつく(ASSIGN)
ASSIGN(アサイン)は「20代-30代ハイエンド特化のキャリア支援」を掲げるサービスです。運営は株式会社アサイン(設立2016年12月27日、従業員250人)。公式ページに「アプリをダウンロードして、無料で診断」という導線があり、App Storeにもアプリが公開されています。Web版は別ドメインで用意されています。
公式に書かれている利用の流れは4段階です。
- 登録してキャリア・ストレングス診断を受ける
若手ハイエンド50万人の経歴と価値観データで学習した診断ロジックで、仕事における強みとコミュニケーションスタイルを可視化するとされています。
- スカウトや案件を受け取る
診断をもとに提案がパーソナライズされ、5000件以上の候補から案件が提示されるとあります。セミナーや学習動画のレコメンドもあります。
- 面談を通して内定を獲得する
経歴と価値観から「マイエージェント」が割り当てられ、キャリアプラン作成から転職活動のサポートまで一貫して依頼できるとされています。
- 入社後も継続してサポートを受ける
転職を「点」ではなく「線」として扱う、というのが同社の掲げる方針です。
評価は公式ページの記載内容にもとづく筆者の整理です(出典:ASSIGN公式/株式会社アサイン 企業情報)。
公式が名乗っている対象は20代〜30代のハイエンド層であって、第二新卒一般ではありません。前職が数ヶ月で、職務経歴が一行しかない状態なら、ここを1本目にすると案件が噛み合わず「自分はだめだ」という感想だけが残ります。新卒で入ったのが大手・専門職で、経歴を持ったまま辞めた人向けの入り口だと考えてください。
3つとも入れてはいけない理由
「全部入れて比べればいい」と思いますが、第二新卒に限っては逆効果になります。理由は3つです。
- 経歴の書きぶりが、アプリごとにズレる
同じ8ヶ月の在籍を、Aでは「短期離職」、Cでは「第二新卒枠」と書き分けると、自分の中の説明が固まりません。1本に絞ると、書きぶりが1つになります。
- 通知が「動いた感」を作ってしまう
スカウトは受け取っただけでは何も進んでいません。3本入れると1日に届く件数が増え、既読にする作業が転職活動の代わりになります。
- 同じ求人に、別ルートで重複応募する事故が起きる
求人サイトとエージェント経由で同じ会社に届くと、企業側で重複が見えます。1本に絞れば、そもそも起きません。
入れる前の30分でやっておくこと
アプリを選ぶより先に、これを済ませておくと、どのタイプを入れても止まりません。逆に、ここを飛ばすと3本入れても同じところで止まります。
- 在籍期間を、月単位で書き出す
入社年月と退職年月。これだけで「第二新卒枠に入るのか」が自分で判定できます。3年以内かどうかが最初の分岐です。
- やった仕事を、箇条書きで5行だけ出す
文章にしなくて構いません。「レジ締め」「在庫の棚卸し」「シフト作成」でいい。5行あれば職務経歴書の骨格になります。
- 辞めた理由を、不満ではなく条件に言い換える
「休みが取れない」→「土日祝休みの会社」。この言い換えが、そのまま検索条件になります。
- いまの自分の水準を、数字で一度見る
感覚で「自分は安い/高い」と決めると、条件のいい求人を自分から外します。先に数字を見てから求人を見ると、判断が速くなります。
「第二新卒枠に入るのか」を自分で判定する目安を見る
第二新卒は法律で定義された区分ではないため、何年までを指すかは会社ごとに違います。だからこそ、自分で決めずに求人票の「採用対象」欄を読むのが確実です。Re就活のように「第二新卒歓迎」「既卒・社会人経験不問」が検索条件として独立しているサイトなら、その条件で絞った求人がそのまま「自分が入れる枠」になります。年数で悩むより、条件で絞ったほうが早く答えが出ます。
まとめ:入れるのは1つ、決めるのは「待つか、探すか」
第二新卒の転職アプリは、機能で見れば3タイプです。待つ(診断+スカウト)・探す(20代専門の求人検索)・人がつく(診断+担当者)。公式ページで確認した範囲では、対象を20代に限定しているのはRe就活だけでした。まだ辞めるか迷っているならミイダスで材料を集める、辞める前提で動くならRe就活で条件から絞る、経歴を持ったまま辞めた人ならASSIGNで担当者をつける。この振り分けで十分です。
そして、どれを選んでも止まるのは職務経歴書です。だから先に、いまの自分の水準を数字で見てから登録してください。順番を逆にすると、条件のいい求人を自分で外してしまいます。エージェントを使うかどうかで迷っているなら、第二新卒で転職エージェントを使わない選択も先に読んでおくと、1本に絞る判断がつきます。
アプリを入れる前に、自分の水準を出しておく 無料・登録不要 / 30代の転職シミュレーターよくある質問
転職アプリは何個入れるのが正解ですか?
職務経歴が数ヶ月しかなくても登録できますか?
アプリだけで転職を終わらせられますか?
在職中に登録して、会社にばれませんか?
出典:ミイダス公式サイト/Re就活公式サイト/株式会社学情/ASSIGN公式サイト/株式会社アサイン 企業情報(いずれも情報の時点:2026年9月28日に筆者が実際に閲覧)
