※この記事で紹介する「ショックマニア」は当メディア運営者が運営するG-SHOCK専門買取店です。査定額はすべて筆者が実際に同じG-SHOCKを各社へ出して受け取った実測値です。セカンドストリートの規定・数字は公式ヘルプ(help.2ndstreet.jp)を実際に開いて確認した記載で、調査時点のものです。筆者は元アパレル販売員・元買取査定員で、古物商許可を持つ現役のファッションバイヤーです。
同じ会社・同じ時計なのに、店頭2,200円/宅配3,500円。公式が「店舗と宅配は値付けの基準が違う」と書いています。
セカンドストリートにG-SHOCKを売るなら、持ち込みではなく宅配買取を選んでください。新品未使用のGA-2100を同じ個体で両方に出したところ、宅配のほうが1,300円高い結果になりました。これは運や担当者の差ではありません。公式ヘルプが「店舗はその地域の需要、宅配は全国中古相場」と基準を分けていると明記しているからです。実際の査定画面と査定控を見せながら、公式が公開している時計の買取条件まで整理します。
結論:セカストに出すなら、持ち込みではなく宅配
急いで現金化したい場合を除けば、宅配のほうが有利です。送料・返送料は公式が無料と明記しており、持ち込みの手間もかかりません。
「その場で現金になるし、送料もかからないから店頭のほうが高いはず」。わたしもそう思っていました。実際に両方へ出してみると、結果は逆でした。
近所の店舗に持ち込む
¥2,200
- その場で現金を受け取れる
- Pontaカードで本人確認ができた
- 値付けの基準はその地域の需要
箱に詰めて送る
¥3,500
- 同じ個体で1,300円高い
- 返送料・振込手数料は無料
- 値付けの基準は全国中古相場
金額が違う理由は、公式ヘルプに答えが書いてあります。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「店舗と宅配買取で買取価格は異なりますか?」(help.2ndstreet.jp/調査時点)
読み替えると、店頭と宅配は、同じ会社の中にある別の値付けだということです。G-SHOCKは地域で需要が偏る商材ではないので、全国の相場で見てもらえる宅配のほうが素直に金額が出ます。逆に、その地域で人気が集中しているブランドなら店頭が強く出る理屈になります。
実際にG-SHOCKを出してみた結果
今回出したG-SHOCK

いわゆる「カシオーク」と呼ばれる八角形ベゼルのモデルです。G-SHOCKの中でも流通量が多く、相場が安定しているので比較の基準にしやすい個体を選びました。全サービスに同じ1本・同じ状態で出しています。
宅配買取の結果:3,500円/結果まで11日

申し込みから査定結果の連絡までは11日かかりました。このときに同時に出した他社は1〜7日で返ってきていたので、比べるとかなり待ちました。公式ヘルプに標準の所要日数の記載は見つけられなかったので、これは「このときの実測値」として読んでください。
査定額そのものは平均的でした。返送料・振込手数料はどちらもかからず、連絡はメールとマイページで届きます。
店頭買取の結果:2,200円/その場で現金
同じ個体を、今度は店舗に持ち込みました。Pontaカードで本人確認ができ、カウンターでは「1時間ほどで終わります」と案内されましたが、実際に呼ばれたのは約20分後でした。平日の夕方でしたが、買取カウンターはそれなりに混んでいました。

結果は2,200円。宅配より1,300円安い金額です。公式が書いている店頭の流れは「お近くの店舗にお持ち込み」→「査定お見積り金額をご案内」→「買取金額を現金でお支払い」で、実際その通りでした。その場で現金になるという一点だけが、店頭の明確な利点です。
すべて筆者が同一個体・同一状態で出した実測値(調査時点)。キャンペーン期間中の数値は含みません。
値付けの根拠は「年間380万件の自社データ」と「リアルタイムの相場」
セカンドストリートの査定額が何を根拠に出ているのかも、公式が公開しています。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「見積り金額はどのように算出していますか?」(調査時点)
つまり値付けは、過去の自社実績と「いま」の中古相場の2階建てです。ここから分かることが1つあります。G-SHOCKのように中古相場が動く商材は、出す時期で金額が変わります。限定モデルやコラボモデルなら、なおさらです。
査定していた側から言うと、カウンターで最もすれ違うのが「相場」という言葉でした。お客さんの言う相場はフリマアプリの出品価格で、こちら側の相場は売れた実績です。前者には売り手の希望が入っているので、必ず高く見えます。
総合リユース店のカウンターでいちばん申し訳なかったのが、G-SHOCKの限定モデルを持ってきたお客さんでした。こちらの査定システムに「G-SHOCK」という括りしかない以上、限定かどうかを金額に乗せる手段がないんです。時計に詳しくないのではなく、仕組みとして乗らない。あれは本当にもったいないと思っていました。
G-SHOCK KAITORI 全422型番の買取相場を公開。裏蓋の型番から、いまの相場をそのまま確認できます ※当メディア運営者が運営するG-SHOCK専門買取店です
出す前に確認:公式が公開している時計の買取不可条件
セカンドストリートは「買取ができないお品物」をアイテム別に公開しています。腕時計が含まれるアクセサリー・時計類(メンズ)の条件は次の通りです。
1つでも当てはまると、公式の規定で買取できません
- 素材刻印、ブランド刻印が確認できない
- 著しく状態が芳しくない
- 変形、変色、破損がある
- リューズが壊れている
- ストーンやビジューが取れている
- 腕時計:一部でも機能に不具合がある
→ G-SHOCKで引っかかりやすいのは最後の1つです。「一部でも」と書かれているので、ライトが点かない・ストップウォッチだけ動かない・ベゼルが割れている、といった状態も対象になります。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:アクセサリー・時計類(メンズ)」(調査時点)
そして同じページに、見落とされやすい記載があります。
公式はアクセサリー・時計類(メンズ)の買取方法を2つと明記しています。出張買取は選べません。時計だけを出張で引き取ってもらう前提で予定を立てないでください。
箱と保証書がなくても出せる(公式の一覧にカシオは無い)
「箱も保証書も捨ててしまった」という相談をよく受けます。セカンドストリートの場合、これは出す前に公式で確かめられます。
公式は「付属品がないと買取できないブランド」を一覧で公開しています。腕時計のカテゴリに載っているのは、A.LANGE&SOHNE・AUDEMARS PIGUET・FRANCK MULLER・PATEK PHILIPPE・VACHERON CONSTANTIN など26ブランド。この一覧を全件確認しましたが、CASIO と G-SHOCK の記載はありません。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:付属品がないと買取できないブランド(メンズ)」「同:国内代理店表記がないと買取できないブランド(メンズ)」(調査時点)
ただし「買取できる」と「高く買取される」は別です。箱・取扱説明書・替えベルトがそろっているほうが査定は上がります。これは業種を問わず共通です。
発売から5年を超えると、公式の規定で安くなる
もう1つ、G-SHOCKを売る人に直接関係する規定があります。
出典:セカンドストリート公式ヘルプ「古い物でも見積りしてもらえますか?」(調査時点)
今回出したGA-2100は、カシオ公式の年表で2019年のモデルとして掲載されています(1983年 DW-5000C、1995年 DW-6900、2010年 GA-110、2019年 GA-2100 という並びです)。検証した時点では発売から約2年の新しいモデルでしたが、いま同じモデルを出すと、この「5年以上」の規定に入る年数になっています。
出典:カシオ公式「G-SHOCK IDENTITY」(gshock.casio.com/jp/identity//調査時点)
言いたいことは単純です。売るかどうか迷っている時計は、迷っている間に規定の側へ動いていきます。「もう少し置いておこう」が効くのは、ヴィンテージとして扱われる域に入る個体だけです。
宅配買取の進め方と、公式が決めている条件
- 本人確認書類を用意する
公式は「ご本人確認書類はお申込み毎に必要」と明記しています。前回出したから省略できる、ということはありません。
- 軽く汚れを落とす(クリーニングは不要)
公式は「クリーニングの必要はございませんが、汚れや使用感が多く見受けられるお品物につきましては安価なお見積り価格となります」と書いています。拭ける範囲は拭いてから送るのが得です。
- 値が付かないものを混ぜずに箱詰めする
理由は次の表の「300円の線」です。ここだけは先に知っておいてください。
- 送って結果を待つ
わたしのときは11日でした。急いでいるなら、この待ち時間を見込んでおく必要があります。
| 項目 | 公式が決めている内容 |
|---|---|
| 300円の線 | 1点300円以上は1品ずつ提示。300円未満はまとめて提示され、まとめた分の個別の承認・返品は規約上受けられない |
| 返送料 | 基本無料。価格以外の事情による返品は返送料がかかることがある |
| 点数の上限 | 1回の申込につき99点まで(100点以上は申込番号を分ける) |
| 本人確認 | 規約により、申込ごとに本人確認書類が必要 |
| 事前の概算 | 状態・デザイン・サイズを確認して値付けするため、送った場合のみ見積りを提示 |
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出典:セカンドストリート公式ヘルプ「見積りは1点ずつしてもらえますか?」「見積り金額に納得いかなかったアイテムの返送は有料ですか?」「見積り希望品は何点まで送れますか?」「本人確認書類は必要ですか?」(調査時点)
セカンドストリートの宅配買取を見る 送料・返送料は公式が無料と記載/最新の条件は公式ページでご確認ください
「ブックオフはどうなのか」への答え
セカンドストリートと並べて検討されやすいのがブックオフです。公式サイトで確認できることだけ整理します。
ブックオフは売りたいページの買取カテゴリに「ブランド服飾品・腕時計」を挙げており、腕時計は買取対象です。買取方法は店頭買取・宅配買取・出張買取センター・店舗出張買取の4つで、店頭買取は予約不要・1点から受け付けると明記されています。
出典:ブックオフ公式「売りたい」(www.bookoff.co.jp/sell/)/「ブランド品を売るならBOOKOFF」(調査時点)
今回の検証ではブックオフに同じ個体を出していないので、査定額を比べられません。推測で金額を書くことはしません。なおブランド品ページの取扱ブランド一覧はバッグ中心のハイブランドが並び、カシオの記載はありませんでした。
ブックオフは店舗によってG-SHOCKを扱えるかどうかが変わります。この点は調べた結果を別の記事にまとめてあるので、ブックオフを本命で考えている方はそちらを読んでください。
セカンドストリートが向く人・向かない人
向いている人
- 時計と一緒に売る服や雑貨がある
- 相場より手間の少なさを優先したい
- 店舗が近く、今日中に現金化したい(この場合だけ店頭)
- Pontaを使っている
向いていない人
- 限定・コラボモデルを売りたい
- 結果連絡を数日で受け取りたい
- 1点ずつ金額の根拠を聞きたい
- 金額を最優先したい
総合リユース店は「幅広く引き取れること」が強みで、裏を返せば1つの商材を深く評価する仕組みは持ちにくいという構造です。服・家電・家具・時計を同じカウンターで扱うのだから当然で、これは良し悪しではなく役割の違いです。
どこに出すにしても、金額を落とさない3つのこと
- 付属品をすべて入れる
箱・取扱説明書・替えベルト・ノベルティ。セカンドストリートの場合、G-SHOCKは付属品がなくても買取対象ですが、そろっているほうが査定は上がります。
- 拭ける汚れは落としてから出す
公式が「クリーニングの必要はない」としつつ「汚れや使用感が多いと安価な見積りになる」と書いています。綿棒でベルトの隙間、柔らかい布で全体を拭くだけで十分です。
- 先に型番で相場を調べる
裏蓋に刻印された型番(例:GA-2100-1AJF)が分かれば、売る前に水準を確認できます。提示された金額が妥当か判断する基準を持っているかどうかで、結果はかなり変わります。
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全サービスに同一個体・同一状態(新品未使用・付属品完備)で出しています。申込から最短で発送し、集荷の指定が必要な場合は最短日を選びました。掲載している金額と日数はすべて調査時点の実測値です。買取相場は在庫状況と中古市場の動きで変わるため、いま売る場合の金額は型番での確認をおすすめします。
