おすすめ軍パン8選|間違いない定番モデル
- デッドストック
- デッドストック=死んだ在庫=未使用のまま保管されていた在庫のこと。
レギュラー古着は売れ残りと言われたりもしますが、常に何が起こるかわからない軍にとって大量の備蓄が必要なため、ミリタリーに関しては実戦で使われていたモデルのものばかりで少し意味合いが変わってきます。
時を経て、モデルチェンジ、倉庫の閉鎖などにより不要になったものが市場に放出され古着屋などに並びます。
M-47 French Army Cargo Pants カーゴパンツ
年代 | 1940年〜1960年代 |
国 | フランス軍 |
デッドストック相場 | 30,000〜50,000円 |
中古相場 | 20,000円〜30,000円 |
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がっしりと目の詰まったヘビーウェイトなコットン生地。質実剛健な見た目とは対照的にフランスらしい洗練された印象も持ち合わしています。
洗うたびにコットン特有のフェード感が増していくのが魅力です。
ストレートに落ちる存在感抜群の極太シルエット。年代の違いで前期、後期型があり前期型はより太め。後期型が最初はオススメです。
M-64 French Army Cargo Pants カーゴパンツ
年代 | 1960年〜1980年代 |
国 | フランス軍 |
デッドストック相場 | 10,000〜15,000円 |
中古相場 | 8,000-12,000円 |
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上品さ漂う光沢感が魅力なコットンサテン、アクセントになる“armée français”のステンシル、小ぶりなカーゴポケット。
股上から裾にかけて細くなるテーパード仕様で細身なシルエット。どんなスタイルに合わせやすいです。オススメは綺麗めスタイルのハズシアイテム。
M-52 French Army Chino Trousers チノパンツ
年代 | 1950年〜1960年代 |
国 | フランス軍 |
デッドストック相場 | 20,000-35,000円 |
中古相場 | 15,000-20,000円 |
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極太軍パン入門パンツ。土臭くないカーキの色味がミリタリー過ぎずデイリーに履ける万能型。カーキは活用性も高く、年間通して着用出来ます。
ユーロパンツならではの珍しいインタック。年代によって本数のばらつきがあります。シワになりにくく綺麗なラインができ上がり、太さと相まってグッドバランス。
M-51 US Army Filed Pants カーゴパンツ
年代 | 1950年〜1960年代 |
国 | アメリカ軍 |
デッドストック相場 | 30,000-50,000円 |
中古相場 | 10,000-20,000円 |
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元祖極太パンツ。オールコットン。M-47と比較されることが多く、M-47よりも厚手で無骨な印象。ウール素材のものも存在します。
サスペンダー仕様になっておりベルトレスで着用可能。クラシックな着こなしを目指す人にはオススメです。
M-65 US Army Filed Pants カーゴパンツ
年代 | 1,960〜2,000年代 |
国 | アメリカ軍 |
デッドストック相場 | 20,000-30,000円 |
中古相場 | 15,000-20,000円 |
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”ザ・軍パン“さまざまなブランドからサンプリングされており既製品の元ネタは大方M-65です。太めのシルエットですがどんなスタイルにもハマります。迷ったらM-65一択です。
サイズ、柄の幅が広く好みに対応してくれます。ショートレングスを選べばロールアップ、丈詰めなしで履けます。おしゃれさんはぜひ迷彩に挑戦してみましょう。
US Army Snow Camo Pants スノーカモパンツ
年代 | 1,970〜2,000年代 |
国 | アメリカ軍 |
デッドストック相場 | 8,000〜15,000円 |
中古相場 | 6,000〜10,000円 |
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ネクストヴィンテージ。ミリタリーアイテムでは珍しいホワイトカラーがデザイナーズのような佇まい。後染めカラバリ(オリジナルではありません)もあり好みによってブラック、ネイビーなども選べます。
レングス長めのドローコード入り。たっぷりクッションを作ってストリート履き、絞ってスッキリ履いてもカッコいいです。丸みのあるシルエットは女性にもオススメです。
Canadian Army MK-3 Combat Pants コンバットパンツ
年代 | 1,960〜1,990年代 |
国 | カナダ軍 |
デッドストック相場 | 15,000-25,000円 |
中古相場 | 8,000-15,000円 |
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特徴的なパラシュートボタンがアイコンの隠れ名作が多いカナダ軍のコンバットパンツです。球数がかなり少なくサイズが合えば幸運です。細すぎず太すぎずのシルエットがちょうど良いです。
他軍にはないユーロワークのような起毛がかかったコットンが使われており経年変化が楽しめます。ガシガシ洗っていきましょう。
60 Pattern British Army Combat Trousers コンバットパンツ
年代 | 1,960〜1,968年代 |
国 | イギリス軍 |
デッドストック相場 | 50,000円〜 |
中古相場 | 25,000〜35,000円 |
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ヴィンテージマニアのラルフローレンがサンプリングしたことで有名な60パターン。わずか8年間のみ製造されていたこともあり希少性があります。股上が深く、裾にかけて細くなっており有名モデルの中では細身のタイプ。
着脱式ベルトループ、左右非対称のポケットなど80年前のものとは思えないデザイン性を感じさせてくれます。珍しい裏地付き。定番に飽きた方にオススメです。
[番外編] 新品(現行)の軍パンおすすめ2選[セレクトショップオリジナル]
セレクトショップのオリジナル商品の位置付けはインポートブランドの廉価版でしたが、近年インポートにも引けを取らないものが増えています。
本物の軍パンと比べるとファッション目線で作られているため安定感があります。
古着に抵抗がある人はここから始めてみましょう。
LE Cotton ARMY Six Pocket Pants [エルイー]
ミリタリーアイテムに定評のあるCOMOLIデザイナー小森氏とヴィンテージに造詣が深い金子氏によるLE。
ストンと落ちる太すぎないストレートなシルエット。トレンドのクッロプド丈。
オリジナルにはないブラックカラーがお洒落です。
ミリタリー臭がなくスラックスのように着用が可能で使いやすいです!
Anatomica Chino II [アナトミカ]
フランス発伝説のセレクトショップアナトミカの定番チノパンツ。
フランスのフィルターを通したアメリカンミリタリーなアイテムが多い。
オリジナルのクオリティの高さは群を抜いており、特にパンツの評価が高い。
https://maison-okada.tokyo/2019/12/17/belt-brand/軍パンを選ぶ際のチェックポイントとは
1.状態で選ぶ
デッドストック(未使用のまま保管されていた在庫、新品に限りなく近い)、ユーズドなのかを確認しましょう。
100%コットンのデッドストックパンツは洗うとサイズが縮むことがあります。
ものによっては1~2サイズほどダウンするものもあり、せっかく試着までして買ったのに後悔したくないですよね。
見た目で判断できるものも多いですが、状態が良いと判断がつかないこともあります。
その場合は、内側についたタグ、もしくは生地に直接書かれている詳細を確認しましょう。
欠損していればウォッシュが入っていると考え縮むことはないでしょう。
化繊(ナイロン、ポリエステルなど)入りも問題ありません。
60年代以降のモデルになると化繊入り、オール化繊が増えていく傾向にあり一つの目安になります。
一番のオススメは熟知している店員さんに聞くことです!
後悔しないためにも迷わず聞きましょう。
現在は、すでに製品洗いされているものや防縮技術が使われているため、オールコットンのものでも縮まないものが多いですが
海外の輸入品などは縮むこともしばしばあります。
内タグにPre-shrunkなどと記載があれば問題なし。
購入前に素材のチェック癖を付ければ後悔することはないかと思います!
2.シルエット、サイズで選ぶ
ウエスト、レングスはしっかりチェックしましょう。1サイズ変わるだけで印象が変わるのでこだわりたいところです。
ウエストにタックやプリーツが入るもの、テーパードが効いてるものはウエストをジャストで合わせた時が一番シルエットがカッコよくでます。
クッションが少なく裾まで伸びきる状態が望ましいですが、過度な丈詰め、ロールアップでない限り大丈夫です。
ストレートタイプは許容範囲広めです。
2サイズ上げてストリートに履いても、ジャストに綺麗めスタイルのハズしでもありです。
がっつりロールアップもかっこいいのでイージーにお洒落を求めるならストレートタイプ一択!
軍パンにはお国柄があります。アメリカ軍ストレートタイプ、ヨーロッパ各国軍はテーパード、デザイン性の高いものが多い傾向。
[chat face=”icon_okada.jpg” name=”ファッションバイヤー オカダ” align=”left” border=”none” bg=”yellow”]
「アメリカはルーズ」に、「ヨーロッパはきっちり」
とざっくりと覚えておけば問題ないです!
[/chat]
3.素材で選ぶ
古着好きはオールコットン、もしくはコットン混、機能重視派は化繊で間違いありません。
古着=コットンと言っても過言ではないほど古着ラバーから愛されています。
70年代あたりまでのコットンは良質とされており、コットンならではのフェード感はものすごくかっこいいです。
漏れず軍パンもコットン特有の経年変化は唯一無二のカッコよさがあります。
化繊は対照的に経年変化は出づらいものの、防風性、防水性など機能性は抜群!
重さも少なく着用時のストレス軽減になります。
アウトドアでアクティブな方は化繊のタイプを選びましょう。
素材 | コットン | 化繊 |
メリット | 経年変化 肌に優しい耐久性 | 機能性 軽量 |
デメリット | 重い 速乾性がない | 経年変化がない 耐久性が低い |
【ネットショップ版】軍パンを買うならどこがいいのか
レギュラーの軍パンを買うならネットショップ。多少の個体差はあるもの、サイズの大きなズレが少ないのがミリタリー。
マイサイズを把握してるなら価格も良心的なウェブがオススメ。サイズの実寸をしっかり確かめお好みを見つけよう。
その一方で、偽物、レプリカが多く出回っているのも事実。明らかに値段が安すぎる、高すぎるものは避けましょう。
ミリタリーショップ WAIPER – ワイパー –
世界各国のミリタリーアイテムが充実しており良心的なプライス。
ヴィンテージというよりはレギュラーの軍パンが多いが、時々はっとするようなアイテムも出品されています。
着画が多いためイメージしやすいのもポイントです。
人気な商品はすぐに売り切れになってしまうので気になっていたものが見つかった場合は早めに購入検討しましょう。
SEA BEES – シービーズ –
WAIPER同様、各国のミリタリーが良心的なプライスで購入できます。街着として着やすいようにアップデートされたオリジナルのアイテムが多く、
古着が苦手な人への入門編としてオススメです。実物を見たい人は、京都にあるショールームも必見。ヴィンテージの扱いもあり、ウェブでは見れないものも多数取扱い。
関西にお住みの方は要チェックです。
JAM vintage&select used clothing store
国内最大手のweb古着屋。
メンズ、レディース、キッズ、ブランド古着取り扱い。ミリタリーアイテムに限らず多様な古着を格安で購入することが可能です。
メンズ、レディースでカテゴライズされており見やすい設計。
珍しいカナダ軍の軍パンも定期的に出品されています。
ブログで着こなしの勉強ができ、見ているだけでも楽しめます。最近、実店舗が都内にできたので気になった商品を見に行くのもありです。
DRACAENA – ドラセナ –
吉祥寺に店舗も構える古着卸業者。
メンズ、レディース取り扱い。価格帯は普通だが、一点一点厳選されたピックアイテム。卸業者は本来、同業(古着屋)が卸先のため高感度なアイテムが充実しています。
珍しいスウェーデン軍、アメリカ軍の変化球軍パンなどの取り扱いもあり、人とかぶりたくない人にはオススメ。
【実店舗版】軍パンを買うならどこがいいのか
やっぱり実物を見たい、ヴィンテージを買いたい人には実店舗で本物を見て確かめましょう。写真だけでは伝わりにくいフェード、実際のカラーが確認できます。
試着して見て思っていたのと違ったということはつきもの。知識を持った店員さんにアドバイスをもらいベストチョイスをしましょう。
Arms Clothing Store
幅広いラインナップでヴィンテージラバーから初心者まで虜にする祐天寺のアームズクロージングストア。
時流にあったセレクトが魅力でデイリーに着用できるアメリカンなアイテム多数。
軍ものも定期的に扱っており、良心的なプライス。下北沢にもお店があります。
militaria
ユーロミリタリーを探すなら確実に名が上がる名店。定番のイギリス、フランス、ドイツはもちろんのことマイナーな軍ものまで取り扱いがあります。
店員さんもかなりおしゃれです。YouTubeでも活動されており、事前にチェックしてからお店に足を運んでみてもいいでしょう。
JAM vintage&import clothing
町田の隠れ家的名店。元セレクトショップ出身のオーナーがアメリカ、ヨーロッパから良質なヴィンテージをセレクト。ヴィンテージで埋め尽くされた店内だけでも一見の価値あり。
特に、ミリタリー、ワークは強く定期的にデッドストックの入荷があり探していたものに必ず巡り会えます。
Jolly Good Clothing
イギリスヴィンテージに特化した古着屋。
イギリス駐在バイヤーが直接仕入れた状態のいい定番から変化球まで幅広いイギリス軍のアイテムが良心的なプライスで購入できます。駅から遠い場所にありますが行く価値のあるお店です。
軍パン おすすめ|まとめ
軍パンの魅力はすでに説明したファッション性、機能性はもちろんのこと、持続性、お得感を待ち合わせた大袈裟に言って”一石四鳥“のアイテムです!
トレンドに影響を受けず一定の地位を確保しているのが軍パンのカテゴリーです。
定番を持っているだけで長い目で履くことができ、国家予算がつぎ込まれた軍パンは下手をするとハイブランドのパンツより原価は高くお得感満載です。
是非あなたも軍パンデビューをしてみてはいかがでしょうか。
https://maison-okada.tokyo/2017/10/28/2017-mens-downjkt/
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