Cartier(カルティエ)の時計と聞いて、レディースだけを想像している方は、ぜひその固定概念を捨て去ってください。
カルティエは確かに世界的高級ラグジュアリーブランドとしても名を馳せているし、レディースの腕時計としても成功を収めています。
しかしカルティエはレディースのためだけのブランドではありません。
1904年には世界初の男性用腕時計「サントス」を発表し、2010年にはカルティエ初となるメンズコレクション「カリブルドゥカルティエ」を展開するなど、男性にとってもカルティエは魅力的なブランドなのです。
これが世界最高峰「カルティエ」腕時計
世界初の男性用腕時計はカルティエから生まれました。
名機「サントス」。
サントスが登場したのは今日から100年以上遡る1904年。
当時世界的な飛行家として活躍していたアルベルト・サントス=ドゥモンはある日、「飛行機の操縦中に懐中時計を取り出して時間を確認するのが難しい」と、友人であるルイ・カルティエに相談しました。
そこでルイ・カルティエは友人のために腕時計を考案し、完成した時計に「サントス」と名付けました。
驚きなのはそのデザインです。
サントスが作られた20世紀初期は、時計が懐中時計から腕時計へと移り変わっていった時期になります。
そのため腕時計のデザインと言えば、懐中時計のケースにベルトを通すための金具を付けた、懐中時計とほとんど変わらない物がほとんどでした。
そんな中登場したサントスのデザインは、“異彩”でした。
時計のケースは正方形、その四隅からなめらかにラグを形成し、あいだにベルトを通したデザインは、現代の時計と比べても遜色なく、何よりも美しいものでした。
“異彩”と思われたサントスのデザインは美しい輝きを放ち、世界中から賞賛されたのです。
こうして世界初の男性用腕時計を世に送り出したカルティエが、時を超えた2010年、
ついにメンズコレクション「カリブル ドゥ カルティエ」をスタートさせました。
カリブルドゥカルティエの魅力は大きくふたつあります。
それは「ムーブメント」と「美しいデザイン」のふたつです。
カリブル、とはキャリバー=ムーブメントを意味しています。
つまりカリブルドゥカルティエは、ムーブメントに力を入れている、時計本来の価値を追及して展開されたコレクションでもあるのです。
カルティエはマニュファクチュール工房を設立し、そこで自動巻きCal.1904 PS MCを開発しました。
その精密な作りは、カルティエのムーブメントに対する情熱が体現されたものであり、Cal.1904 PS MCは現在、様々なモデルに搭載されるムーブメントとなっています。
そして何よりカリブルドゥカルティエ最大の魅力は、美しいデザインにあります。
高級ラグジュアリーブランドとして名を馳せているカルティエが培ったデザインを、より男性的に表現しています。
高級感・立体感はもちろん、メンズコレクションならではのスポーティさ、そしてカルティエ伝統のクラシックさを兼ね備えたデザインは、一目見て心奪われるものに仕上がっています。
カルティエ初のメンズコレクション「カリブル ドゥ カルティエ」は、ムーブメントにこだわった時計本来の価値を、美しいデザインに乗せて表現するカルティエならではの魅力を兼ね備えているのです。
「カルティエ」腕時計のおすすめモデル5選
カリブルドゥカルティエのおすすめモデル5選をご紹介します。
世界中の憧れ。カリブル ドゥ カルティエ ダイバー カーボン ウォッチ WSCA0006
男らしいダイバーウォッチになります。
カーボンを使用したADLC加工を施しているため傷などへの耐性も高く、それに加え300m防水、暗所での視認性を確保するスーパールミノバ夜光、肉厚なラバーストラップなど本格的スペックを兼ね備えています。
ベゼルの外側から内側にかけてすり鉢状になっているデザインは、男らしいダイバーズウォッチにさりげない気品を与えてくれている点に、カルティエのラグジュアリーな一面を感じることができます。
機能性・デザインともに充実している、隙のないモデルに仕上がっています。
価格:\800,000~1,000,000位
幅広いシーンに男らしさとエレガントを。カリブル ドゥ カルティエ ダイバー ウォッチ W7100057
WSCA0006のオールステンレスモデルです。
ムーブメントは高性能な自社ムーブメントのCal.1904を搭載し、ベルトはステンレスを採用。
42mm幅ケースの側面リューズ部分には七角形にカットされた青く輝くサファイアを使用し、男らしさとエレガントさを演出しています。
アクティブシーンのみならずビジネスまで、幅広いシーンで使用できる機能性とデザインを持ち合わせているモデルです。
価格:\800,000~1,000,000位
クラシカルなカルティエ。ドライブ ドゥ カルティエ ウォッチ WSNM0004
六角形のケースフォルムが特徴的なこちらのモデルは、カルティエの中でもよりクラシックなデザインです。
自社製Cal.1904-PS MCを採用し、シースルーバックからムーブメントを眺めることができる、機械好きには嬉しい仕様となっています。
クラシックな見た目はビジネスから休日まで、身に着けるだけでさらりとお洒落な印象を与えることができます。
価格:\500,000~800,000位
全ての始まり。サントス ドゥ カルティエ ウォッチ W2SA0006
カリブル ドゥ カルティエのアイコン的な存在が2018年にリニューアルされました。
丸みを帯びたスクウェアフォルムはそのままに、ブレスレットに「スマートリンク」を採用し、簡単に取り外しができるようになりました。
ムーブメントは自動巻きのCal.1847MCを搭載しています。
カルティエの歴史とデザインの美しさを楽しみたい方におすすめのモデルです。
価格:\1,000,000~1,200,000位
伝統をより現代的に。タンク ソロ ウォッチ W5200014
カルティエ人気定番タンクシリーズのタンクソロ。
タンクの伝統的なデザインを受け継ぎつつ、フラット面を増やし現代風に仕上げたモデルです。
タンクおなじみのレクタンギュラー、ブルースチールの針とローマインデックス、リューズに青のサファイアクリスタルを使用したデザインが美しいです。
カルティエの中でも比較的手の届きやすい価格ながら、デザイン性には一切妥協がなく、カルティエらしさを感じられるこちらのモデルは、ご自身用にはもちろん、ペアウォッチとしてもおすすめです。
価格:\250,000~400,000位
カルティエ 腕時計|まとめ
世界中で高級ブランドとして名を馳せるカルティエ。
そのラグジュアリーで美しいデザイン性はメンズコレクションのカリブルドゥカルティエにも受け継がれています。
唯一憂いがあるならば、高級ブランド故の価格面でしょうか。
楽天などネットサイトでの購入も検討してみるのもいいかもしれません。
高級ブランドとして抜群の知名度を誇り、それでいてデザイン性、機能性にも優れ、男性用腕時計の歴史の始まりでもあるカルティエを手にすることは、きっとあなたの所有欲を十分に満たしてくれるはずです。
他にも腕時計のブランドを詳しく知りたい方はこちらのブランド紹介の記事をご参考にください!
https://maison-okada.tokyo/2019/09/22/watch-brand/
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